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宮崎 彰 院長の独自取材記事

いしだクリニックきたすず

(神戸市北区/北鈴蘭台駅)

最終更新日:2026/01/07

宮崎彰院長 いしだクリニックきたすず main

北鈴蘭台駅から徒歩2分、おしゃれな複合施設の2階に「いしだクリニックきたすず」はある。院長の宮崎彰先生は、兵庫県立がんセンターをはじめ県内の中核病院で泌尿器がんの診療に携わってきた。「立つ場所は変わりましたが、がん治療の入り口に移ったような感覚」と穏やかに語る姿からは、がん治療の経験をクリニックでの早期発見に生かしたいという想いが伝わってくる。一方で、「幅広い年代の排尿の悩みを解消し、暮らしやすさを届けたい」と、女性が入りやすい雰囲気づくりにも尽力。その想いをかたちにした院内は洗練された空間となっている。「この地域で、知らない間に泌尿器がんが進行して命を落とす方が減ってくれたら」と話す宮崎院長に、泌尿器科を専門とするクリニックが少ない神戸市北区で開業した経緯や診療への想いを聞いた。

(取材日2025年12月19日)

がん治療の経験を早期発見に生かすために

神戸市北区で開業された経緯を教えてください。

宮崎彰院長 いしだクリニックきたすず1

神鋼記念病院で勤務していた頃、石田敏郎理事長と出会ったのがきっかけです。当時の私は、泌尿器がんを治療するだけでなく、早期に見つけるところにも携わりたいという想いを抱いていました。ちょうどそのタイミングで石田理事長から開業のお話をいただいたのです。神戸市北区は泌尿器科を専門とするクリニックが少なく、病院勤務時代から「手術後の患者さんをお願いできるクリニックがもっとあれば……」と感じていた地域でもありました。私も石田理事長も、偶然にも北区での開業を考えていたので、2人の想いがぴたりと重なったようなかたちでしたね。

医師を志したきっかけや、泌尿器科を専門にされた理由を教えてください。

父親も医師でしたし、父方の祖父も、母方の祖父母も医師という家系で育ちました。医師として働く父の姿を間近で見ていたこともあり、自然と医師をめざすようになったんです。泌尿器科を専門に選んだのは、学生時代に泌尿器科の先生方と接した際、明るく楽しそうに働いている姿に惹かれたから。それに加えて、腎臓から膀胱、前立腺、尿路まで、内科的にも外科的にも一貫して診られるという点がほかの科にはない魅力だと感じました。

先生が特に力を入れてこられた分野について教えてください。

宮崎彰院長 いしだクリニックきたすず2

初期研修を終え、医師になって3年目に勤務したのが兵庫県立がんセンターだったのですが、そこで多くのがん患者さんを診させていただきました。抗がん剤治療と手術の両方に携わり、その後は神戸大学の大学院で泌尿器がん全般について研究を重ねてきました。ですから、専門は泌尿器がんです。病院では開業医の先生が見つけてくれたがんを治療する立場でしたが、クリニックでは早めに見つけてあげることが大事な役割。立つ場所は変わりましたが、いわば「がん治療の入り口」に移ったような感覚ですね。経験があるからこそ「怪しいな」「これは大丈夫」という見極めができると思っています。

泌尿器科と腎臓内科、両科の医療の入り口になる

泌尿器科と腎臓内科の両方を診られる体制を整えているそうですね。

宮崎彰院長 いしだクリニックきたすず3

勤務医時代、尿タンパクや血尿の症状で来られた患者さんに、「これは腎臓内科で診てもらったほうがいいですね」とお伝えすることがありました。でも患者さんからすると、どちらを受診すればいいかなんてわからないですよね。せっかく来ていただいたのに、泌尿器科の範囲を少し超えただけで「別の科へ行ってください」と言うのが心苦しかったんです。だからクリニックでは最初の入り口を一緒にしてあげたいと考え、両科を標榜しています。石田理事長は日本腎臓学会認定の腎臓専門医資格を持ち、当院では月曜の午前と一部の木曜に診療しています。それ以外の曜日は私が診療を担当していますが、カルテや情報を共有し、どの曜日に来ていただいても同じレベルの診療を受けられる体制を整えています。

来院される患者さんの層や主な症状について教えてください。

一番多いのは頻尿や尿漏れのお悩みで、男性は60歳以上、女性もご高齢の方が中心です。一方で、若い方は健康診断で尿潜血や腎機能の異常を指摘されて来られるケースが多いですね。膀胱炎でお困りの女性も少なくありません。また、お子さんの尿漏れやおねしょについてのご相談にも対応しています。神戸市北区は神戸の中心部へのアクセスが良く、若い世代や子育て世代も増えている地域。泌尿器科は高齢者の疾患が多いイメージかもしれませんが、実は幅広い年齢層のお悩みに対応できますので、この地域のニーズにもマッチしていると感じています。

泌尿器科の受診に抵抗を感じる方もいるかと思いますが、配慮されていることはありますか?

宮崎彰院長 いしだクリニックきたすず4

泌尿器科の一般的な診察は、尿検査と問診、必要であれば腹部の超音波検査をする程度ですから、おなかを出していただければ十分なんです。たまに「全部脱がないといけない」と思っている方がいらっしゃいますが、恥ずかしさを感じるような検査はほとんどありませんし、内視鏡検査も急に行うわけではありません。まずは負担の少ない検査から始めて、結果を見て「こういう検査もやりませんか」とご提案する流れです。院内も女性でも入りやすいよう清潔感を大切にしていますし、がんの診断に必要な内視鏡やエコーなどの検査機器もそろえています。あまり構えず、気軽に相談に来ていただければと思いますね。

排尿の悩みを解消し、暮らしやすさを届けたい

診療で大切にされていることを教えてください。

宮崎彰院長 いしだクリニックきたすず5

患者さんのお話をしっかり聞くことを一番大切にしています。同じ症状でも、患者さん一人ひとり適した薬や治療法は異なりますから、経験を生かしながら適切な検査と診断を行い、その方に合った治療をなるべく早く提供できるよう心がけています。それから、前回の診察の時の続きのような感じでお話しできたらいいなと思っているんです。「前はこんなことを言っていたけど、その後どう?」といった会話ができる関係性が理想ですね。基本的なことですが、まずはしっかりあいさつをして、患者さんとの距離を縮めることを意識しています。話をよく聞いて、寄り添うような診療を心がけていますね。

スタッフの雰囲気や院内環境について伺えますか?

看護師が2人と受付スタッフが在籍していて、40代から50代前半の女性ばかりなので、落ち着いたアットホームな雰囲気だと思います。患者さんの訴えが私にダイレクトに伝わるよう、スタッフとの間に敷居をつくらないことを心がけていますね。院内はバリアフリー設計で、駐車場から緩やかなスロープで上がってこられますし、エレベーターも完備しています。車いすのまま廊下を通って診察室に入れる広さを確保していますので、ご安心ください。女性専用トイレも設けました。洗練された雰囲気がありながらも温かみを感じさせる空間になるよう意識して、壁はグレージュ、床は木目調に。泌尿器科に対する抵抗感を少しでも和らげられればと考えています。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

宮崎彰院長 いしだクリニックきたすず6

この神戸市北区で、知らない間に前立腺がんや膀胱がんが進行して命を落とすような方が減ってくれたらと願っています。また、排尿の悩みが解消されて「薬を飲んだらこんなに良くなるんだ」という実感が広がり、外出がしやすくなったり日常が過ごしやすくなったりする方が増えていけばうれしいですね。泌尿器科は恥ずかしいイメージが先行しがちですが、クリニックは温かい雰囲気にしていますし、お話もしっかりお聞きします。大学病院やがん専門医療機関の泌尿器科で研鑽を積んだ経験を生かし、排尿に関することを全般的に診療していますから、「こんなことで行ってもいいのかな」と迷わず、相談だけでも遠慮なくお越しいただければと思います。

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