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石倉 亜利 院長の独自取材記事

みなみ台なないろ歯科

(中野区/中野富士見町駅)

最終更新日:2024/11/28

石倉亜利院長 みなみ台なないろ歯科 main

中野富士見町駅より徒歩10分、子どもたちの活気あふれる住宅街の一角に2024年6月、「みなみ台なないろ歯科」が誕生した。院長の石倉亜利先生は、大学を卒業後、帝京大学医学部附属病院の歯科口腔外科や東京歯科大学水道橋病院の小児歯科で経験を積み、さらには老年歯科の摂食・嚥下リハビリテーションにも詳しいオールラウンダー。私生活では3児のママでもあるため、親子でも通いやすいよう工夫された院内は、靴のまま院内に上がれたりベビーカーを治療室まで押していける。入り口から白と木目が調和して明るく開放的な雰囲気。親しみやすい笑顔でなんでも優しく答えてくれる石倉院長に、開業までの経緯や想い、これからの展望などについて聞いた。

(取材日2024年7月11日)

子どもが楽しめて、ママも癒やされる歯科医院をめざす

地域医療をしたいと思ったきっかけはなんでしょうか。

石倉亜利院長 みなみ台なないろ歯科1

もともと「地域医療に携わりたい」「いつかは開業したい」という思いはあったのですが、なんとなく先送りにしていました。しかしさまざまな分野で経験を積み、知り合いの先生が増えたことや、知識を身につけ自信がついてきたことなどが後押しとなり、具体的に開業を考えるようになりました。でも最も大きなきっかけは、子育てが一段落したことかもしれません。歯科医師としてママとして、いつも前向きでパワフルな先輩の話を聞いて「子どもたちのためにも、私がブレーキをかけていては駄目だな」と思うようになったんです。思えば、祖母が開業医で、子どもの頃は祖母の家に預けられた時など、ちょっと退屈すると診察室や待合室に顔を出して、患者さんとお話ししていたんです。私と地域医療の出会いはそこからですね。

こちらに開業された経緯や院内のこだわりを教えてください。

小児歯科をやるからには子どもの多い地域で開業したいと思い、まず場所からこだわりました。ここは裏が小学校で、すぐ近くに保育園もいくつかあり、子どもたちの活気であふれています。3人兄妹や4人兄妹のご家庭も多く、忙しいママさんにも通いやすいよう、たくさんの工夫をしました。例えば、歯科医院では入り口で靴を履き替えるところが多いと思うのですが、お子さま連れだと靴を脱ぐだけでも大変ですよね。子どもを抱っこしたまま履き替えるのも一苦労ですし、自分だけでなく子どもの靴を脱がせるという作業も必要になってきます。子どもはスリッパを履かせても、すぐに脱げてしまいますしね。そんな負担をなくしたいという思いから、当院は土足のままで入れるようになっています。また、治療室はベビーカーごと入れるようにしていますし、待ち時間などに使用していただけるキッズルームも設置しています。

お子さま連れの方も来院しやすいですね。ママさんのお悩みもアドバイスしているとか。

石倉亜利院長 みなみ台なないろ歯科2

当院は「お子さまと女性のための歯医者さん」というキャッチフレーズのもと診察を行っています。子どもの良好な発育には、親の知識がすごく大事なんです。今は特に、情報が多すぎて迷ってしまうママさんも多いので、こちらから「何か困っていることはないですか?」と声をかけて、できるだけ正しい情報をお伝えし、不安を和らげるようにしています。虫歯予防やおやつの選び方だけでなく、卒乳や離乳食の進め方の相談にも乗っています。離乳食は、食事の内容だけでなく「モグモグ期に入ったら、口が横に伸びているか確認してね」とか「食べやすく切ってあげるのもいいけど、前歯で噛み取る練習も大事にね」など、お口の機能を育てるアドバイスもしています。

幅広い層へ配慮されたクリニックづくり

石倉院長は、小児歯科の経験を長く積まれてきたのですね。

石倉亜利院長 みなみ台なないろ歯科3

子どもから高齢者まで幅広く診られる歯科医師になりたかったので、卒業後は帝京大学医学部附属病院の歯科口腔外科からスタートし、その後小児歯科をしっかり学ぶために東京歯科大学水道橋病院の小児歯科と、小児歯科クリニックで修練しました。もともと子どもとお年寄りの方と触れ合うことが好きだったので、「〇〇治療のスペシャリスト」などの一つの分野を専門とするよりも、地域医療に広く携わりたかったんです。

小児歯科を経験されたからこそ、診療中に気をつけていることはありますか。

わかりやすく説明し、納得して治療を受けていただけるよう心がけています。説明はアニメーションの映像を見てもらうとか、実際のお写真を口腔内カメラで撮って画面に出すなど、視覚的に理解してもらえるようにしています。“納得してから治療”というのはお子さんも同じです。「ちょっと見るだけ」とか「痛くないよ」とごまかしたりせず、なぜこの治療が必要なのかを説明し、理解してもらった上で「今日はちょっと頑張る日だよ」と許可を取って治療に入ります。小児歯科の医局にいた時「相手が子どもだからといってうそはつかない」と教わりました。勤務医時代、最初は嫌がって歯磨きもしなかった小学生が、少しずつ治療を理解してくれるようになり「今日は歯磨きしてきたよ」と言ってくれるようになった時はとてもうれしかったですね。

お子さま以外にもご高齢の方のお口のサポートも専門的に行われているのですね。

石倉亜利院長 みなみ台なないろ歯科4

地域医療というのは高齢者医療でもあります。特に嚥下の内視鏡検査が好きで、今も東京歯科大学水道橋病院の摂食・嚥下リハビリテーション科に在籍し、週に1回内視鏡専門の医師として働いています。「食べる」って喜びですし、たとえ寝たきりになっても、最後まで口から食べたいという気持ちに寄り添えたらと思うんです。摂食・嚥下リハビリテーションのもう一つの魅力は、多職種が連携しながら進められるところです。例えば日々の歯磨きや口腔ケアを担う衛生士・看護師、嚥下機能を評価する言語聴覚士、栄養状態・食形態を管理する管理栄養士、姿勢や身体機能を担当する理学療法士、そして内科やさまざまな専門職とも意見交換を行いながら、患者さんそれぞれのベストを探っていくところに、大きなやりがいを感じています。

どんなライフステージにも寄り添った治療を 

石倉院長が、歯科医師を志したきっかけはなんでしょうか。

石倉亜利院長 みなみ台なないろ歯科5

親族に医療系が多く、小さい頃から漠然と「自分も医療系の仕事かな」と思っていましたが、一方で、両親が勤務医で当直が多く、大変そうだとも感じていました。ですが、歯科医師は、勤務形態としても女性が長く活躍できる印象がありました。そして私自身、小さい頃に歯科医院で治療してもらっていたとき、怖い思いをしたことが一切なく、むしろ「泣かないで偉いね」と褒められてとてもうれしかったんです。治療も丁寧で、少ない痛みで本当に上手にやっていただいたのを覚えています。子どもの頃から手先が器用で細かい作業が好きだったこともあり、歯科医師を志すようになりました。

今後、どのようなことに力を入れていきたいですか?

これからもずっと、子どもたちのより良いお口の健康をサポートしていきたいです。今、通っている子たちが大きくなって、自分たちの子どもを連れて、という時代が来たらうれしいですね。今後は小児矯正にもさらに力を入れていきたいですし、ウィメンズ歯科の取り組みも、もっと多くの方に知ってほしいです。今もマタニティー歯科として「つわりの時期は無理しないで」とか「エストロゲンの影響で出血しやすくなっているので歯磨きの時は気をつけて」などのアドバイスをしていますし、おなかが大きくなってきたら、なるべく苦しくないようにリクライニングの角度を調整しています。更年期はお口の中が乾燥するので歯周病に注意とか、不妊治療をしていたら、排卵に合わせて診察日が急に決まったら、キャンセルのご相談にも対応するなど、女性のライフステージに寄り添った治療をしていけたらと思っています。

読者へのメッセージをお願いします。

石倉亜利院長 みなみ台なないろ歯科6

「みなみ台なないろ歯科」って、少し珍しいネーミングかもしれません。私自身虹が好きという理由に加えて、レインボーって「一人ひとりを大事にする」「みんながそれぞれに幸せになる」という意味もあるので、そんな願いを込めてつけました。開業してまだ間もないですが、地域の皆さんに「なないろさん」って呼んでもらえるのを本当にうれしく思っています。歯科医院に対して、ちょっと怖いイメージを持っている方も多いと思うのですが、できるだけそんな思いを払拭できるような温かいクリニックにしていきたいです。一見、歯科とは関係ないような悩みでも「気楽に話してくれてうれしいな」と思っていますので、お困り事があったらぜひ一度相談にいらしてください。よく聞かれるのですが、もちろんお父さんも大歓迎です(笑)。

自由診療費用の目安

自由診療とは

小児矯正/38万5000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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