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患者の体質や治療歴などを考慮した
オーダーメイドの内視鏡検査

神戸もりぬし消化器内視鏡クリニック新長田駅前院

(神戸市長田区/新長田駅)

最終更新日:2024/08/05

神戸もりぬし消化器内視鏡クリニック新長田駅前院 患者の体質や治療歴などを考慮した オーダーメイドの内視鏡検査 神戸もりぬし消化器内視鏡クリニック新長田駅前院 患者の体質や治療歴などを考慮した オーダーメイドの内視鏡検査
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頻度の高いがんである胃がんや罹患率が上昇傾向にある大腸がん。特に30〜40代の若い人でも進行したがんが見つかることもあり、対策では直接消化管の内部を観察できる内視鏡検査が筆頭に挙げられる。「神戸もりぬし消化器内視鏡クリニック新長田駅前院」ではこの内視鏡検査を積極的に行っており、内視鏡検査を初めて受ける患者も相談や検査に多数訪れている。院長の森主達夫先生は神戸百年記念病院の消化器内視鏡センター長も兼任している内視鏡検査の専門家。その豊富な経験を生かし、患者一人ひとりに合わせたオーダーメイドの内視鏡検査を提供している。「苦痛の少ない、精度の高い内視鏡検査・治療を受けてほしい」と話す院長に、同院の検査の特徴、そして「ESD」「ARMS」といったより専門的な手術について詳しく話を聞いた。

(取材日2024年7月2日)

患者一人ひとりの検査経験や要望に合わせ下剤や鎮静剤、スコープを選択。病院と連携した高度な手術にも対応

Q内視鏡検査ではどのようなことがわかるのでしょうか?
A
神戸もりぬし消化器内視鏡クリニック新長田駅前院 内視鏡検査はがんになる前の段階から発見でき予防にもつながる

▲内視鏡検査はがんになる前の段階から発見でき予防にもつながる

他のエコー検査、エックス線等と異なる点は、直接胃や大腸の中を見て、病変の有無を確認できること。そしてポリープ等のがんになる前の状態から検査と同時に治療ができる点です。内視鏡検査は胃がん、大腸がん等を発見するためのものではありますが、それ以前にまず、胃がんの原因となるピロリ菌がいるかどうか、大腸がんの原因となるポリープがあるかどうかを調べ、まだ“がんになる前”の段階から予防的な治療につなげられます。これは患者さんの今後の健康を守っていくためにも、非常に大切な考え方と言えます。病気の治療はもちろん、健康な人が健康を維持できる、そのお手伝いができることこそ、内視鏡検査の最大の魅力だと思います。

Qこちらで行う内視鏡検査の特徴を教えてください。
A
神戸もりぬし消化器内視鏡クリニック新長田駅前院 一人ひとりの患者に合わせたオーダーメイドの内視鏡検査を提供

▲一人ひとりの患者に合わせたオーダーメイドの内視鏡検査を提供

前処置で飲む下剤、鎮静剤、カメラのスコープ等は画一的に決まっているわけではありません。当院では、以前検査を受けたことがある方の場合は、何がつらかったか、何が苦手だと思ったか、またこれまでにピロリ菌の除去やポリープ切除を受けたことがあるか等も丁寧にお聞きし、患者さんお一人お一人に合った方法を組み合わせるオーダーメイドな検査を行います。内視鏡検査は一度受けて終わりではなく、その方に応じた頻度で継続的に受けることで、胃がん・大腸がんの予防につなげるもの。できる限り苦痛なく検査を受けていただくために、その方にとって適切な下剤・鎮静剤・スコープ等を選んでいくのが当院のスタイルです。

Q胃がん・大腸がん治療は早期発見がポイントだそうですね。
A
神戸もりぬし消化器内視鏡クリニック新長田駅前院 検査結果の画像を一緒に確認しながら丁寧に説明する

▲検査結果の画像を一緒に確認しながら丁寧に説明する

胃・大腸は直接カメラで内部を確認するため疾患を見つけやすく、また疾患の発見が早いほど、早期に手術ができ、大きく臓器を損なうことも、後遺症も避けることが望めます。私は当院での診療のほかに、週に2日、総合病院で消化器内科の診察や内視鏡検査を担当していますが、やはり病院となるとそれなりに進行した方も多く見受けられます。だからこそ、もっと早い段階、例えば「40歳になったから受けてみようかな」「便秘がちだから気になるな」くらいのうちにぜひ検査を受けてほしいと切実に思います。そうすればもし病変があったとしても、早期なら腹腔鏡下・開腹手術等ではなく、内視鏡下による負担の少ない治療が可能になりますから。

Q内視鏡を用いた難易度の高い手術も行っていると聞きました。
A
神戸もりぬし消化器内視鏡クリニック新長田駅前院 内視鏡手術や内視鏡検査に研鑽を深めてきた森主院長

▲内視鏡手術や内視鏡検査に研鑽を深めてきた森主院長

ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)という早期の胃・大腸・食道がんの内視鏡治療や、ARMS(内視鏡的逆流防止粘膜切除術)という逆流性食道炎の治療は入院が必要なため総合病院をご紹介します。スネアというわっかで切除する従来の方法は通常2センチくらいまでの治療でしたが、ESDは周辺を切開してくり抜くように切除することで大きく精密に治療ができます。ARMSは胃と食道のつなぎ目である噴門部に人工的に潰瘍を作り、治癒する過程でつなぎ目のゆるみが閉じ逆流性食道炎の抑制を図る方法で、服薬で改善がみられない方に良い場合があります。手術が必要かの判断や手続き等がシームレスに行える点も当院の大きな特徴だと言えます。

Q病院としっかり連携していると患者さんも安心ですね。
A
神戸もりぬし消化器内視鏡クリニック新長田駅前院 同院は隔週で土日も内視鏡検査の受診が可能

▲同院は隔週で土日も内視鏡検査の受診が可能

当院では総合病院と同じレベルの機器や、前処置の時間を過ごす半個室等の環境を整え、病院と変わらない安心感や居心地の良さ、そして検査の精度を実現するよう日々努めています。街のクリニックとして大事なのが、それらの高いレベルの環境を、身近に感じてもらうこと。駅から近く、平日の遅い時間帯でも診察が受けられ、土日に内視鏡検査ができる。そうすればきっとさらに内視鏡検査に積極的になってくださる方も増えるでしょう。ぜひ35歳以上の方は内視鏡検査を受けてみてください。そうすると今の自分の体のことはもちろん、今後どのくらいの頻度で内視鏡検査を受けると良いのか等の未来の道筋も、ぐっと具体的になりますから。

ドクターからのメッセージ

森主 達夫院長

内視鏡検査は1回で終わるものではなく、定期的に続けていくことが大切です。ただその後の進め方はそれぞれで、たとえばピロリ菌がもともといなくて萎縮がない方であれば胃内視鏡検査は毎年でなくてもよいでしょうし、大腸ポリープが多い方はこまめに大腸内視鏡検査を受けていただくほうが良いでしょう。大事なのはその方のペースで定期的に検査を受け、その中で疾患が見つかればできるだけ早期に対応をすること。そうすれば命に関わるようなことまで進行する前に治療ができるでしょう。そのための環境づくりやオーダーメイドな検査に力を入れていますので、ぜひ遠慮なく意見をお聞かせください。一緒に、より良い検査方法を探していきましょう。

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