小寺 卓 院長の独自取材記事
ILC国際腰痛クリニック大阪
(大阪市淀川区/新大阪駅)
最終更新日:2026/03/17
より楽でリスクが少ない治療を、安心・納得した上で受けてもらいたい。そんな理念を掲げているのが、新大阪駅から徒歩5分の場所にある、「ILC国際腰痛クリニック大阪」。先進的な医療を積極的に取り入れて、主に腰痛の原因となる脊椎疾患に焦点を合わせた診療を提供している。院長を務めるのは小寺卓先生。勤務医時代に複数の大規模病院で研鑽を重ねてきたベテラン医師だ。「これまでに培ってきた知識・技術・経験を生かして、痛みはもちろん、不安やストレスの解消をお手伝いしたいと考えています」と穏やかな笑顔で語る小寺院長に、インタビューでは経歴から同院の院長になった経緯、診療への思いなどを聞いた。
(取材日2025年11月27日)
放射線科医としての経験を生かした先進の腰痛治療を
まずは、医師をめざしたきっかけと勤務医時代のご経歴をお聞かせください。

父は内科医師で、叔父は外科医師と、親族に医師が多かったので、忙しくもやりがいのある仕事だと子どもの頃から感じていました。そのことから、自分も自然と医師を志すようになったんです。そうして、神戸大学医学部に進学し、卒業後は神戸労災病院、神戸大学医学部附属病院で初期研修を終了。その後は放射線科医として複数の大学病院や地域の基幹病院にて、主に画像診断や画像下治療に従事していました。多様な経験を積む中で、「医師として次はどのようにステップアップをしようか」と考えていた時に、ILC国際腰痛クリニック大阪と出会ったのです。
そうして、こちらのクリニックの院長にご就任されたのですね。
そうですね。整形外科という新しい領域へのチャレンジでありながらも、勤務医時代に培った知識・技術・経験を大いに生かし貢献できるのではないかと考え、当院への入職を希望しました。というのも、腰痛治療の中には、僕が勤務医時代に数多く行ってきた、エックス線やCTなどの画像診断装置で体内を透かしながら治療を行う画像下治療があるからなんです。整形外科の診療でも、画像診断はとても重要な役割を持ちますし、先進的な医療を提供する海外の医療機関では、放射線科の知識・技術を持つ医師が整形外科診療に携わるケースも少なくありません。また、当院は幅広い治療や手術に対応しているので、枠組みにとらわれない、より患者さんのご希望に寄り添った診療のご提案ができる点も、入職を決めた理由の一つですね。
こちらで提供されている診療内容を教えてください。

蓑輪忠明先生が理事長を務める医療法人OJ会の「ILC国際腰痛クリニック東京」の西の拠点として、2024年4月に大阪に開業した当院では、主に脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、すべり症といった脊椎疾患に焦点を当てた診療を提供しています。腰に痛みを感じる際はもちろん、首や肩に痛みがあるときや、歩行時に痛みや違和感があるとき、手足にしびれがあるときにも、ぜひ相談しに来ていただけたら幸いです。当院は海外の医療機関と連携をしており、先進の医療を積極的に学び、取り入れようと心がけています。高齢の患者さんにとってもリスクが少ない、日帰り治療にも対応しているのが特徴ですね。また、治療をしたら終わりではなく、患者さんには生涯を健康に過ごしていただきたいという思いから、丁寧なアフターサポートも提供できる体制を整えてあります。ご安心ください。
患者のニーズに応えるべく、院内環境・体制を充実化
完全予約制を採用されているそうですね。受診の流れを教えてください。

事前に電話で取った予約時間に受診していただいたら、まずはエックス線とMRIの撮影を行います。その後、撮影した画像をもとに、時間をかけてじっくりと医師による診察を実施。そして、疾患の状態や患者さんのご希望を踏まえながら、お一人お一人に合う治療計画を提案させていただきます。日帰り治療をご希望の場合は、午前中に検査・診察を行い、午後から治療を開始するという流れになりますね。当院には、MRIをはじめとする先進の医療機器が一通りそろっているので、ほとんどの検査を院内で完結可能です。検査のために大規模病院へ行く手間がかからないのに加えて、検査結果を即日に伝えることもできますので、仕事や家事で忙しい患者さんや、遠方から来る患者さんにも受診していただきやすいでしょう。
新しい治療にも積極的に取り組まれる方針だそうですね。
実現できるかは未定ですが、より適切な治療につなげるための新たな検査・治療法の導入準備を進めています。近年、腰痛を含む慢性的な痛みで悩む患者さんの脳内ネットワークには特徴的な変化が出るという研究が話題であり、当院ではそれを診療に生かせないかと話しているところです。また、患者さんのニーズの高さから、腰や肩の痛みの緩和を図るための超音波ガイド下ハイドロリリースにも注力しています。この治療を実施する際は必ず医師と理学療法士が連携して、実際の筋肉の動きを見ながら進めていくのが、当院の特徴です。
院内や法人内の連携力の高さも強みの一つだと感じます。

ありがとうございます。当院の医師や看護師など、スタッフ一人ひとりがより良い医療をスピーディーに患者さんにお届けしたいと考えているため、自然と院内の連携力が高まっているのでしょう。また、当法人のクリニックは大阪、東京、名古屋とそれぞれの距離が離れていますが、月に1度のペースでミーティングを行い、お互いの状況をこまめに共有し合っています。そのおかげで、常に法人全体で同じ方向を向いて診療ができますし、法人内での連携が必要となった場合は、迅速かつ円滑に連絡を取り合うことができるんです。患者さんに安心を感じていただけましたら幸いですね。
すべての腰痛に対して寄り添えるクリニックをめざして
診療の際に心がけていることは何ですか?

患者さんのニーズを正しく理解した上で診療することを大事にしています。なぜなら、いち早く腰の痛みを取り除きたいのか、痛みのせいで動けなかった期間に落ちてしまった筋力の回復までめざしたいのかなど、患者さんごとに理想とする「ゴール」が異なるからです。また、患者さんの状態によっては、選択可能な治療法やめざせるゴールが変わってきます。そうした点も患者さんにしっかりご理解とご納得をしてもらった上で、満足のいく治療を受けていただきたいですね。これからも、時間をかけて丁寧にヒアリングを行うなど、ニーズを正しくくみ取れるよう尽力します。
今後の展望、目標をお聞かせください。
当法人では、より楽でリスクの少ない治療法を、安心・納得した状態で受けていただくことを理念に掲げています。この理念により近づくためにも、当院は提供している治療の幅をさらに広げていく予定です。現在、脊椎の中でも椎間板に対する診療をメインとしていますが、今後は椎間関節・仙腸関節などの関節や、椎体にも効果的なアプローチをできるようにしたいと考えています。そうして、体制をより充実させていき、すべての腰痛に対して改善案を提案できるクリニックになるのが目標です。
最後に、読者へのメッセージをお願いいたします。

腰痛の原因は椎間板や関節、骨、筋肉などさまざまであり、治療法も対症療法からリハビリテーション、手術まで多様にあります。中には、大動脈の破裂または切迫破裂や大動脈解離、悪性腫瘍といった、重度の疾患が原因となっているケースも少なくありません。ですから、「たかが腰痛」と思わずに、少しでも違和感を覚えたら整形外科を受診していただきたいと思っています。また、慢性的な痛みがある方も「どうせ対症療法しかない、根治は無理だろう」と決めつけることなく、一度相談しに来ていただけましたら何よりです。疾患の状態と患者さんのご希望、それぞれを考慮した適切な治療を提案させていただきます。お待ちしています。

