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空腹時血糖以外にも着目すべき点が
糖尿病は早期発見・治療が重要

けいしょう内科クリニック

(高槻市/高槻駅)

最終更新日:2025/09/11

けいしょう内科クリニック 空腹時血糖以外にも着目すべき点が 糖尿病は早期発見・治療が重要 けいしょう内科クリニック 空腹時血糖以外にも着目すべき点が 糖尿病は早期発見・治療が重要
  • 保険診療
  • 自由診療

「糖尿病は誰でもなり得るからこそ、早期発見・早期治療が重要」と語るのは、「けいしょう内科クリニック」の陳慶祥(ちん・けいしょう)院長。これまでの経験で得た専門的な知識に加え、大きな病院に近い機器の導入、看護師と連携したチーム医療で糖尿病のコントロールをサポートしている。糖尿病というと空腹時血糖が注目されがちだが、食後のみ血糖値が異常に上がる状態にも注意が必要だ。これは「隠れ糖尿病」とも呼ばれる初期の糖尿病であり、発見のためにはヘモグロビンA1cの数値を調べることが重要となる。同院では、まずは健康診査で自分がどういった状態にあるかを知ってほしいと呼びかけている。クリニックならではの親身な診療を心がける陳院長に、糖尿病の基礎知識や同院の診療の特徴について聞いた。

(取材日2025年8月26日)

糖尿病は早期発見・早期治療が鍵。まずは健康診査で自身の状態を知ることから始めよう

Q健診で血糖値が高いと言われたらどうすれば良いですか?
A
けいしょう内科クリニック 数値が100を超えたあたりから受診しておくことを勧めている

▲数値が100を超えたあたりから受診しておくことを勧めている

健診で指摘される空腹時血糖は126mg/dLを基準値とし、この数値以上になると糖尿病が疑われます。早期発見のためには、100を超えたあたりから受診しておくことをお勧めします。ただ、早期の糖尿病では空腹時血糖はあまり上がらず、食後に血糖値が急激に上がるケースが多く、これは「隠れ糖尿病」とも呼ばれます。早期発見のためには、血糖値だけでなくヘモグロビンA1cの値にも注目してください。ヘモグロビンA1cとは、血液中の総ヘモグロビン量のうち糖と結合したヘモグロビンの割合を示し、1~2ヵ月間の血糖値を反映しています。6.5%を超えると糖尿病の可能性が高いので、6.0%以上の方は受診していただきたいですね。

Qそもそも糖尿病とはどんな病気ですか?
A
けいしょう内科クリニック 院長のこれまでの経験を生かした専門的な診療を行っている

▲院長のこれまでの経験を生かした専門的な診療を行っている

膵臓から出るインスリンというホルモンの分泌や働きが悪いために、血液の中の糖が増えすぎる病気です。1型糖尿病は生活習慣とは関係なく、膵臓のβ細胞が機能しなくなってインスリンがまったく出なくなる病態で、小児だけでなく成人になってから発症する方もいます。2型糖尿病は家族歴などの遺伝的な要素に食生活や運動不足などの生活習慣が関わっています。これまで糖尿病ではなかった人が妊娠を契機に発症するのが妊娠糖尿病です。胎児への影響や合併症のリスクなどがあるため基準値が厳格で、遺伝もリスク要因に挙げられるほか肥満体型の人が発症しやすいといわれています。

Qこちらのクリニックで行う糖尿病治療について教えてください。
A
けいしょう内科クリニック 患者と相談しながら一人ひとりに合った治療方法を一緒に考える

▲患者と相談しながら一人ひとりに合った治療方法を一緒に考える

2型糖尿病の方には食事と運動の指導から始めます。炭水化物・たんぱく質・脂質をバランス良く取ることのアドバイスや、血糖値が上がりやすい食品の説明のほか、毎週土曜日は管理栄養士による栄養指導を実施。なかなか運動する機会がないと思うので、パンフレットを使って方法を紹介しながら健康的な生活を意識してもらいます。最近は薬の選択肢も増えたので、食事・運動の改善と並行して早めに薬物療法を取り入れることもあります。1型糖尿病はインスリン製剤による治療が必須。持続的に薬剤を注入するインスリンポンプ療法にも対応していますが、自己注射に比べるとコストがかかるため相談しながら患者さんに合った方法を一緒に考えます。

Qクリニックの特徴や強みは何ですか?
A
けいしょう内科クリニック 「糖尿病は早期発見・治療が重要」と話す院長

▲「糖尿病は早期発見・治療が重要」と話す院長

血液検査の機器など大きな病院に近い設備を導入し、私のこれまでの経験を生かした専門的な診療を行っていることが特徴です。その一方で、親しみやすいクリニックを目標に、医師・看護師と患者さんの間の垣根を低くすることも心がけています。そのほか、専門の資格を持つ看護師が、病歴や問題などを聞いた上で生活上のアドバイスなどを行っていることも、当院の強み。医師には言いにくいことも、看護師との雑談の中で相談できるようなこともあるでしょう。また、間歇スキャン式持続血糖測定器のご提案や、合併症の早期発見や予防のためのフットケアなどを最近、スタートしました。

Q予防のために注意することを教えてください。
A
けいしょう内科クリニック 自宅にいるようなくつろぎ感のある内装

▲自宅にいるようなくつろぎ感のある内装

年に1度、健診を受けることが大切だと考えています。久しぶりに受けてみたらこんなに悪くなっていたというケースも多いんです。まずは健診で自分の状態を知り、糖尿病まで進んでいなくても血糖値やヘモグロビンA1cが少し高ければ、1日3食バランス良く食べることを心がけてほしいです。初期には症状が出にくいので、健診を受けたままにせず早めに受診していただきたいですね。早期発見・早期治療は、薬代の節約や合併症のリスク軽減などのメリットも望めます。

ドクターからのメッセージ

陳 慶祥院長

糖尿病と聞くと、制限だらけで何も食べられなくなると考える人もいるかもしれません。しかし、昔に比べると治療薬が増え、早い段階から治療介入すれば糖尿病ではない人と変わらない生活を送ることもめざせます。放置すれば怖い病気、でも早期発見すればそこまでおびえる必要はない病気でもあります。医師と看護師が連携し、患者さん一人ひとりの生活背景や不安に寄り添いながら、治療方針を一緒に考えていく体制を整えています。日々の生活習慣や気持ちの変化にも目を向け、継続しやすい治療をサポートしています。誰でもなり得る病気だからこそ、まずは健康診査を受け、早期発見・早期治療につなげましょう。

自由診療費用の目安

自由診療とは

間歇スキャン式持続血糖測定/7000円

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