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医師と理学療法士が連携
リハビリテーションで根本から改善へ

東京城南整形外科

(目黒区/自由が丘駅)

最終更新日:2024/07/12

東京城南整形外科 医師と理学療法士が連携 リハビリテーションで根本から改善へ 東京城南整形外科 医師と理学療法士が連携 リハビリテーションで根本から改善へ
  • 保険診療

スポーツによるけがや故障の回復や再発防止、パフォーマンスアップのために、リハビリテーションは有用な治療方法の一つ。「東京城南整形外科」では、理学療法士によるリハビリに力を入れており、成長期の子どもからスポーツに励む大人、年齢を重ねても競技に打ち込みたい高齢者など幅広い患者が通う。数々のアスリートやチームのサポートを務めた経歴を持つ同院の米川正悟院長は、「スポーツの動きは人間の動作の中でも究極に近いものであり、スポーツ医学は一般の整形外科疾患の治療にも役立てられる」と話す。米川院長と理学療法士の石井斉さん、石井毅さんに、同院が提供するリハビリの特徴や、医師と理学療法士の連携などについて話を聞いた。

(取材日2024年6月25日)

スポーツ医学の視点から痛みの原因にアプローチし、再発防止も考慮したリハビリを提供

Qリハビリはどんな疾患の際に必要になるのでしょうか。
A
東京城南整形外科 診察では、身体の動きをしっかり確認していく

▲診察では、身体の動きをしっかり確認していく

【米川院長】五十肩(肩関節周囲炎)や変形性膝関節症、変形性脊椎症、変形性股関節症、坐骨神経痛、腰椎すべり症など、整形外科に関わる疾患であれば、ほぼすべてでリハビリは必要な治療だと考えています。体の使い方や姿勢、生活習慣などによって生じる痛みや関節の機能障害に対して、リハビリを通して、症状を和らげたり動きをスムーズにしたりしていくことをめざします。痛みや動かしにくさは患部だけが原因ではないことも多々あります。根本原因が何かを探り、正しい体の使い方を患者さん自身に理解していただき再発防止につなげることも、リハビリの目的の一つです。物理療法や運動療法を、患者さんの症状に合わせて行っていきます。

Qリハビリには物理療法と運動療法があるのですね。
A
東京城南整形外科 身体の動き方を確認するための動作チェックスペースを用意

▲身体の動き方を確認するための動作チェックスペースを用意

【斉さん】物理療法は、温熱や電気、超音波など物理的なエネルギーを利用する治療です。例えば捻挫をしてまだ強い炎症があるとか、筋肉が過度に緊張していて動かすとかえって悪化の恐れがある場合など、まずは症状を和らげるために行うことが多いですね。落ち着いてきたら、徐々に運動療法を増やしていきます。 【毅さん】運動療法は文字どおり、体を動かすことによって機能回復や症状の緩和をめざすものです。当院では、理学療法士が一人ひとりの症状や痛みの原因に応じてトレーニングや動作の仕方を指導するほか、ご自宅でできる運動もお教えします。継続的に取り組んでいただくことで生活の質や競技力の向上につなげていきます。

Qこちらのクリニックでのリハビリの特徴を教えてください。
A
東京城南整形外科 スポーツごとに違う「痛み」に対してアプローチを

▲スポーツごとに違う「痛み」に対してアプローチを

【米川院長】私は野球をはじめとするいろいろなスポーツ選手やチームのサポートをしてきました。そこで当院ではスポーツ医学の視点も取り入れてリハビリを行っています。人間の動きの中でも究極とも言えるスポーツでの動作を診てきた経験は、一般的な整形外科疾患の患者さんの診療にも役立つと考えています。 【毅さん】当院ではリハビリ室にもエコーを導入しています。患部の状態やリハビリの成果を、感覚的なものだけでなく視覚的にも把握できます。目に見える根拠を示して治療を提案するので、患者さんの納得度も高いのではないでしょうか。理学療法士は担当制を取っており、治療のゴールに向けて一貫したプログラムを組めるのも特徴です。

Qなぜ理学療法士によるリハビリに注力されているのですか?
A
東京城南整形外科 動かせる可動域をチェックしながらリハビリを行っていく

▲動かせる可動域をチェックしながらリハビリを行っていく

【米川院長】痛みや不調には何かしら原因があります。薬や注射でもある程度症状を抑えることは期待できるのですが、根本から改善するためにはリハビリが重要と考え、注力しています。開業場所を探すときも、リハビリや動作チェックのスペースを広く取れることが第一条件でした。 【斉さん】理学療法士は、機能解剖学と運動学という、骨や関節、筋肉の構造や人の基本的な動きについて深く勉強しています。患者さんのさまざまな主訴について、必ず機能解剖学と運動学の視点に1回戻って、正しい動きができているのか専門的に診られるのが私ども理学療法士の強みです。

Q医師と理学療法士との連携について教えてください。
A
東京城南整形外科 日々連携して、より良いリハビリの提供をめざしていく

▲日々連携して、より良いリハビリの提供をめざしていく

【斉さん】エックス線やMRI画像の所見を細かく共有してもらい、日々意見交換をしています。幸い、話しやすい医師ばかりです。リハビリや患者さんとの会話の中で気づいた点は医師に伝え、より患者さんに合ったリハビリとなるよう努めています。 【石井毅さん】さまざまな競技やポジションにおける動作の特性について、勉強会などでも共有しています。偏った意見にならずに、多様な視点からリハビリを提供できているのはないでしょうか。 【米川院長】医師と理学療法士、得意分野が重なるところもあれば専門的なところもあります。コミュニケーションを密に取ることが治療の質を上げることにつながると考え、重視しています。

ドクターからのメッセージ

米川 正悟院長

病気やけがに対してどんな治療の選択肢があるか、患者さんにはわかりづらいのではないでしょうか。整形外科疾患においては、理学療法の専門家である理学療法士によるリハビリをぜひ体験してほしいと思います。当院では、一回あたりのリハビリは40分間を基本とし、十分な時間を取っています。患部だけでなく体全体の動きを診た上でリハビリメニューを組み、理学療法士が一対一で機能回復やパフォーマンスアップへの道のりを伴走するのが強みです。医師と密に連携を取りながら、正しい動作の定着や再発予防にも努めています。幅広い年代層に対応していますので、ぜひお越しください。

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