孫田 哲郎 院長の独自取材記事
岡崎駅東口みかづきファミリー歯科医院
(岡崎市/岡崎駅)
最終更新日:2025/02/28

歯科医院は怖いという人にも安心して通ってもらえるよう、痛みに配慮した治療を提供する「岡崎駅東口みかづきファミリー歯科医院」は2024年5月に開業。岡崎駅から徒歩4分という利便性の高い場所にあり、一般歯科と小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科の診療を行う。また、電動麻酔や笑気麻酔の他、歯科用CT、口腔内カメラなど先進の機器を備えている。穏やかな雰囲気で「できるだけ患者さんの要望に沿えるよう、治療の選択肢を増やしていきたいです」と話す孫田院長に、治療におけるこだわりや今後の展望を語ってもらった。
(取材日2024年5月29日)
地域に根差した歯科医院をめざす
開業までの経緯を教えてください。

私は奈良県生駒市出身で岡崎市とは縁もゆかりもなかったのですが、妻の親族が長年地域医療に携わっていたこの地で開業することとなりました。開業前の内覧会のとき、以前の内科の患者さんだった地元の方々がお越しくださり、この地域出身ではない私を温かく受け入れてくださいました。ここで開業して良かったです。院名は「岡崎駅東口みかづきファミリー歯科医院」と名づけ、物事の始まりを意味する三日月をいれてます。満月に向かっていく三日月のように、スタートしたばかりの当院も地域の皆さんに愛される歯科医院をめざしていきたいですね。
院内の設備について教えてください。
院内は、待合室はウッディーなぬくもりのある雰囲気に、診察室は清潔感のある白を基調にしました。またバリアフリー設計にし車いすを用意しており、院内は車いすが余裕を持って通れるように設計しています。さらには子ども連れママのために、キッズスペースや授乳室、さらにトイレにはおむつ交換台を設けているのも当院の特徴です。衛生管理にも気を配っていて、高性能な空気清浄機を2台設置し、院内感染予防に有用な口腔外バキュームも備えています。
こちらの歯科医院のスタッフ体制について伺います。

歯科医師は現在私と、大学の口腔病理学に在籍していた妻との2人体制で行っております。また月に2回、矯正の先生に来ていただいており、口腔外科の先生も月に1回お呼びして、親知らずの抜歯やちょっとした手術をしていただいております。また開業前には、ベテランの歯科衛生士によるセミナーを毎日7時間ほど一緒に受講しました。特に歯科衛生士さんの歯石を取るスケーリングについてはしっかり実習を積んでいるので、信頼しています。予防歯科についても造詣が深いので、疑問や相談がある場合はなんでもお聞きください。
痛みに配慮し、患者に寄り添う治療を行う
歯科医師をめざした理由とこれまでの経歴を教えてください。

両親は公務員だったのですが姉が医学部に進学していたこともあり、私も医療系の道に進みました。歯学部を選んだのは、小さな頃に治療をしてもらっていた歯科医院の先生がとても穏やかで優しく、歯科医院の印象が良かったことが大きいです。大学は鹿児島大学に進み、卒業後は先輩に誘われて岡山大学病院に入職。その後、同じ岡山大学病院内にある、体や精神に障がいや疾患のある患者さんに対応する部門で3年間勤務しました。ここでは一般の歯科医院では習得できないスキルを身につけることができ、自分の財産になっています。その後、複数の歯科医院に勤務し、開業前は岐阜県の「にこ歯科医院」で副院長を務めました。
先生の治療方針やモットーをお聞かせください。
当院は、「老若男女誰もが通いやすく、歯科医院に恐怖心のある患者さんにも安心して通っていただけるクリニック」というのをコンセプトにしています。歯科医院が嫌いで治療を諦めていた方でも、「ここなら通える」と思っていただけるような雰囲気づくりと診療を行っていきたいです。また、岡山大学病院で自閉スペクトラム症をはじめとした発達障がいの患者さんを治療していた頃に習得した心理的な手法や、麻酔を使った治療を応用し、歯科医院への苦手意識払拭に努めていきたいですね。その他、患者さんの望まない治療をしないというのも当院のこだわりです。できるだけご希望に沿えるよう、治療の選択肢をさらに広げていきたいと考えています。
痛みに配慮した治療にもこだわっていらっしゃいますね。

痛みを伴う治療では、麻酔をしっかりとすることが大切です。麻酔も痛みを軽減するために電動麻酔や笑気麻酔を用意しています。麻酔薬を注入するスピードが速いと痛みを感じるのですが、電動麻酔は注入速度をゆっくり一定に保つことができるのがメリットです。一方、笑気麻酔も一緒にお勧めしています。鼻から笑気を吸入するタイプの麻酔で、眠っているときのようなリラックスした状態や痛みを感じにくくなることが期待できるのが特徴です。小さなお子さんにも使うことができます。あと、患者さんの中には、小さな頃に押さえつけられて治療を受けた経験を話される患者さんが結構いらっしゃいます。恐怖心からくる痛みもあるので、事前にしっかりお話をして、怖いと感じる気持ちを取り除くよう努めています。
勤務医時代の経験を生かして訪問診療を始めたい
医療機器はどういったものをそろえていますか?

歯の根っこの状態を確認するための歯科用CTや、矯正の際に使うセファログラム(頭部エックス線規格写真)、鏡を使っても見えない細部まで見ることができる口腔内カメラを備えています。それと、先ほどお話しした電動麻酔、笑気麻酔ですね。これらの麻酔は痛みに配慮した治療を提供する際に、とても重要な役割を果たします。また当院では、口腔カンジダの検査も行えます。お子さんやご高齢の方で口の中の粘膜が白っぽくなったり、ヒリヒリしているといった症状がある方は一度ご相談にいらしてください。
今後の展望を教えてください。
障がいのある方の治療も行っていきたいですし、また、口腔外科専門の歯科医師の診療日も設けているので、親知らずの抜歯にも注力したいですね。先ほどもお話ししたとおり、患者さんのご希望に沿って幅広い治療に対応できる歯科医院をめざしています。私自身、保険内治療については研鑽を積んできましたし、インプラント治療も対応しております。また今後、訪問診療も開始したいと思っています。過去に歯科医院の往診部門に勤務していたことがあり、往診車で午前中は個人宅や病院、午後は障がいのある方の施設に行き、診察や歯磨きの指導をしていました。その頃の経験を生かして、なかなか歯科医院に行けない方の歯科治療にも対応したいです。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

一人ひとりしっかりとお話を聞き、それぞれの事情に寄り添っていきたいと思っていますので、歯やお口の悩みがある方は、小さなことでも構いませんので気軽にご相談ください。どんな方も通いやすい痛みに配慮した治療をモットーにしているので、歯科医院が怖い、歯科治療が苦手という方も安心して来院していただきたいですね。通いやすい歯科医院なのでまずは、一度来ていただければと思っています。
自由診療費用の目安
自由診療とは歯列矯正(メタルブラケット)/65万円 (別途月1回調整料4000円)
インプラント体+埋入手術費用/30万円
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。