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加納 潤 院長の独自取材記事

かのう整形外科

(東海市/高横須賀駅)

最終更新日:2026/03/13

加納潤院長 かのう整形外科 main

大府東海ICから車で約5分の「かのう整形外科」。院長を務めるのは、日本整形外科学会整形外科専門医として一般整形外科の診療を行う加納潤先生。東京の急性期病院、愛知県の基幹病院で急性期の臨床経験を経て、外傷、膝と股関節の人工関節置換術を含む数多くの手術を執刀してきた。地方クリニックからの紹介を受ける側だった病院勤務の経験を生かし、手術の適応や方法、手術の最適な時期を提案してもらえるのはもちろんのこと、手術を受けない治療の選択肢も提案してもらえるのが特徴だ。また自院でのリハビリや骨粗しょう症の治療にも力を入れているため、患者の利便性も高い。クリニック全体で思いやりと感謝を大切にし、医療に誠実に向き合う医師としての診療にかける思いを詳しく聞いた。

(取材日2026年1月31日)

尊敬する父から地域医療への姿勢を受け継ぎ開業

まず、医師を志したきっかけから教えていただけますか?

加納潤院長 かのう整形外科1

私の父は30年間、内科開業医として地域医療に従事していました。診療を1日も休むことなく、休日も勉強会に出席したり、論文を読んだりと医学の探求を怠らない父でした。地域医療に半生を捧げた父でしたが、亡くなったときは多くの方から惜しまれ、改めて医師としての生涯を全うした父を誇りに感じました。一方母は薬剤師として父とともに地域医療を支えていました。そんな両親でしたが、私が進路に迷っていた思春期の頃も医師になることを強要はせず、ただずっと見守ってくれたことに感謝しています。医療を通じて人との絆を大切にする両親は、人としての「在り方」を自分たちの背中で教えてくれていたのだと思います。両親の愛の支えがあったからこそ今の自分があり、医師を志すきっかけになりました。ひたむきに地域医療に勤しむ両親の姿が私の医師としての志であり、患者さんの気持ちに寄り添える医師でありたいという確固たる信念につながっています。

医師としてのキャリアについてはいかがですか?

当初は父と同じ内科医を志し、東京杉並区にある総合病院に入職しました。研修の終盤で経験した整形外科手術で、自分の手術が患者さんの改善につながることに感動を覚えました。もともと手先が器用であるという自負もあり、手技があるような専門分野に進みたいとも考えておりましたが、整形外科の尊敬する先生方との出会いが整形外科の道を志すきっかけになりました。その後、都内でも人工関節の外科技術の専門性が高いと知られている江戸川区の病院で研鑽を積み、中でも膝・股関節を専門に選んだのは、人工関節手術の高い技術と温かいハートを持つ恩師との出会いがあったからです。先生のご指導があったからこそ得られた技術と知識が、私の整形外科医としての基盤になったと感じています。その後、愛知県一宮市の三次救急病院に移り、これまで培った最先端の知識と技術をもとに人工関節置換術を手がけ、外傷などの整形外科疾患にも幅広く対応していました。

そして、2024年5月に開業されました。間もなく2周年ですね。

加納潤院長 かのう整形外科2

実家の診療に携わった経験や、父が亡くなったことを機に開業医として地域医療を担うことの意義を実感しました。東海市を開業の地に選ん理由は、妻の実家からほど近く親しみのある土地で地域の方との交流を持ち、健康を守ることに深い意義を感じたからです。まもなく開院して2年になりますが、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い年齢層の患者さんにご来院いただいております。東海市は働き世代の人口も多い土地柄、特に14時まで診療している土曜日は、平日忙しい会社勤めの方に多くご利用いただいております。地域医療の役割として、地域のニーズに合った診療スタイルでなくてはと考えています。そのため開院当初は完全予約制に近い形で診察を行っておりましたが、急な診察を必要とされる患者さんも多くいらっしゃるため、今では予約とそうでない診察枠の両方を設けるなど、より患者さんにとって使いやすい医療機関をめざしています。

膝と股関節を専門に骨粗しょう症など幅広い悩みに対応

こちらでは、どのような治療が受けられるのでしょうか?

加納潤院長 かのう整形外科3

私の専門は膝と股関節ですが、首や腰、手足の症状など幅広い疾患に対応しています。現在は診察、処置や処方、リハビリでの診療を通して、手術を受けない治療法として痛みと機能の改善をめざし、予防医療を中心に行っています。健康寿命の延伸には、日々の「健康な体作り」が欠かせません。患者さんのライフスタイルや食生活、内科領域を含めた全身状態を考慮した上で個々の患者さんに合った治療と、無理のない生活指導を行っています。また予防医療としての骨粗しょう症の治療にも力を入れています。精密な診断に欠かせないDEXA法(デキサ法)による骨密度測定装置を導入し、注射や内服による投薬治療を行っています。こちらも治療を始める順序とタイミングが重要と考えますが、当院には骨粗しょう症治療に精通した看護師や理学療法士がおりますので、より質の高いチーム医療も可能です。またお気軽にご相談ください。

先生のこれまでのご経験を地域医療にどう生かしていますか?

加納潤院長 かのう整形外科4

私は長い間、診療所からの紹介を受けて膝や股関節の人工関節置換術、手足の手術、脊椎手術を行う側にいました。これまで多くの患者さんを診てきた経験から、患者さんの病態、ご年齢や生活スタイルを見極めた上で手術をしないで治療を進める、内服・注射・リハビリなど保存加療の可能性や、手術の適応とタイミングを見極めることにおいて、現在の診療に非常に生かされていると感じています。人工関節置換術含め、整形外科の手術は一生に一回の手術であることがほとんどです。膝、股関節、腰の手術には複数の術式があり、術式によって予後が大きく変わることもあります。紹介先も含め、患者さんにとって最適な水先案内ができるよう日々努めています。

感謝と思いやりを大切にし、笑顔を発信していきたい

スタッフの皆さんの温かな笑顔が印象的でした。

加納潤院長 かのう整形外科5

医療現場では医師一人でできることは限られています。質の高い医療を提供できるのは全スタッフのチームワークのおかげです。スタッフ一人ひとりが当院にとってかけがえのない存在だからこそ、互いに感謝と尊敬の気持ちを持つことを大切にしています。当院では受付スタッフをコンシェルジュと呼んでいます。医療業界でもIT化が進む中で、人のぬくもりや心のこもった接客はロボットではとって代わることができません。受付業務にとどまらない、患者さんの気持ちに寄り添った接客ができるスタッフが当院のコンシェルジュです。質の高い医療提供のためには、ハード面とソフト面の充実が不可欠だと感じています。そのためにも、すべてのスタッフがいつも笑顔の中心でいられるよう、プライベートも全力で応援したいと思っています。

診療にあたって大切にしていることはありますか?

患者さんの目に見えない不安や悩み、痛いつらいという気持ちに寄り添いながら、まずは痛みを取り除くことを優先的に診療を行っています。リハビリを行う場合は、私と担当のリハビリの先生とで、患者さんの症状に合わせた最適な治療方針を定期的に話し合い、治療計画の確認、見直しを行っています。効果的な治療において、日々の患者さんの「健康な体作り」への意識も大切です。リハビリは単なるマッサージではなく、痛みや機能の改善と維持を目的とする医療行為です。日々変わる患者さんの状態に合わせた、医学的根拠に基づいた処方や注射とリハビリを組み合わせた医療を心がけています。

最後に今後の展望をお願いします。

加納潤院長 かのう整形外科6

当院の理念である「伸ばそう健康寿命、広げよう笑顔の環(わ)」に込めた想いでもありますが、医療を通して患者さんやそのご家族、関わるすべての方たちに笑顔を広げたい、そして少々大げさな表現に聞こえるかもしれませんが、明るく元気な地域社会を作ることが私に与えられた使命だと思っています。30年以上地域医療に尽力した父の姿が医師としての私がめざすところであり、地域の方々の健康な体作りを支えていきたいです。また日々の診療の中で、予防医療への意識を高める必要性を感じています。健康な体作りは一朝一夕にはできません。また、ご家族の協力も患者さんにとって大きなサポートになります。今後は、骨粗しょう症検査をはじめ、予防医療の重要性をより多くの方に知っていただき、まずは自分の体の状態を知るきっかけづくりに役立てていきたいと考えています。そして、地域全体で笑顔を広げながら、健康寿命の延伸をめざしていきたいですね。