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岩津 友大 院長の独自取材記事

岩津整形外科クリニック

(堺市堺区/七道駅)

最終更新日:2024/07/12

岩津友大院長 岩津整形外科クリニック main

七道駅より徒歩1分の好立地にあるクリニックビルの3階にある「岩津整形外科クリニック」。大学病院や関連病院の整形外科を中心に研鑽を積んだ岩津友大(いわつ・ともき)院長が、2024年5月に開業した。緑を差し色にした明るくスタイリッシュな院内はすべてバリアフリー設計で、高齢者や部活帰りの学生、ビジネスパーソンなど幅広い患者が訪れる。慢性的な痛みやスポーツ疾患、骨粗しょう症の診療のほか、人の手によるリハビリテーションも重視し、専門の理学療法士と作業療法士が患者のリハビリをサポートする。患者の痛みを治療し、生活の質が改善つなげていくことが喜びだという岩津院長に、開業に至った経緯や特に力を入れている診療について話を聞いた。

(取材日2024年6月12日)

地域に数少ない整形外科クリニックとしての使命

まずは開業された経緯についてお聞かせください。

岩津友大院長 岩津整形外科クリニック1

僕自身、幼少期からサッカーをしていまして、当時からケガや骨折をした時には整形外科でお世話になっていました。そのため、いざ医師になろうと決めた時、自分と関わりの強かった整形外科を選んだのです。勤務していた大学病院や関連病院では、主に転倒による骨折や脱臼、人工関節の手術を学び、やりがいを感じてはいたのですが、最後まで患者さんを診られないもどかしさもあり……。最初から最後まで患者さんを診たいという思いから、開業の道を選びました。

この場所を選ばれた理由はありますか?

この辺りは整形外科が少なく、近くにある友愛会病院に勤めていた時も患者さんから「この辺りにもっと整形外科ができたらいいのに」という話を聞いていました。中には足腰が悪いのに電車やタクシーを乗り継いで来る患者さんもいらっしゃいましたので、そういったお声に応えたいと思い、ご縁あってこの地に開業しました。地域に整形外科が少ない分、来ていただく患者さんの症状も多岐にわたります。患者さんの状態を適切に判断し、治療にあたれるよう設備も充実させています。午前中は腰痛や膝、肩の痛み、骨粗しょう症でご来院されるご高齢の患者さんが多く、夜はビジネスパーソンや部活終わりの学生さんが多いですね。

幅広い年齢層の患者さんが訪れているのですね。特に力を入れている診療について教えてください。

岩津友大院長 岩津整形外科クリニック2

私自身がサッカーをずっと続けていることもあり、スポーツ疾患の診断、治療やリハビリには自信があります。加えて、骨粗しょう症の治療にも力を入れています。先進の骨密度測定装置を導入し、骨粗しょう症を早期に発見、治療することで、高齢になってからの骨折を未然に防ぎたいと思っています。また、リハビリの充実も当院の大きな特徴です。けん引器や電気治療などの物理療法の機器ももちろん置いていますが、それ以上に重要なのが運動器にアプローチする人の手によるリハビリです。大きな病院でも入院中は人の手によるリハビリが受けられますが、退院後の外来での利用はなかなかできません。そういった患者さんの受け皿にもなれればと思っています。さらにいえば、入院や手術をしなくて済むように、事前に筋力や柔軟性をつけることをめざすことも、リハビリの大きな役目だと考えています。

人の手によるリハビリと充実の設備で患者をサポート

人の手によるリハビリとは具体的にどのようなものですか?

岩津友大院長 岩津整形外科クリニック3

当院には理学療法士と作業療法士が在籍し、プロの手によるリハビリを行っています。器械だけで物理療法を行うよりも、専門のリハビリスタッフが触れることで、どこの筋肉が落ちているのかやどこの関節の可動域が悪いのかというのをその都度気づくことにもつながります。また、「おうちでもこんなストレッチをしてくださいね」といったアドバイスができるのも、人の手によるリハビリの良さですね。これまで薬や注射による治療と物理療法だけで、人の手によるリハビリは経験がないという患者さんも結構いらっしゃいます。いくつになっても筋肉を鍛えることは望めますし、高齢になるにつれ筋力は簡単に落ちてしまいますので、落ちないようトレーニングをしていくことが大切になってきます。今までリハビリをしたけれど改善につながらなかったという方にもぜひ一度お越しいただき、人の手によるリハビリを受けていただければと思います。

さまざまな機器も備えているそうですね。まずは先ほどお話にあった骨密度測定装置について教えてください。

はい。当院では、大きな病院でも使用されているDXA法を用いた先進の骨密度測定装置を導入しています。これまでのかかとや手首で測る簡易的な骨密度測定器とは違い、骨折リスクの高い腰骨と大腿骨の骨密度を精密に測定することが望めますので、より適切に骨粗しょう症の進行具合を判定することができます。骨粗しょう症が進むと、軽く転んだだけでも腰骨や大腿骨を骨折しかねません。そうなると入院・手術が必要となり、要介護や車いす生活を余儀なくされ、患者さんのQOL(生活の質)が著しく低下してしまうかもしれません。骨粗しょう症は自覚がないので、そうなる前に骨密度を正しく測り、低い場合には治療を進めて、骨折を未然に防ぐことが重要です。特に女性は閉経後、女性ホルモンの低下とともに骨密度が下がりますので、定期的なチェックをお勧めします。

続いて、体外衝撃波疼痛治療装置についてもお願いします。

岩津友大院長 岩津整形外科クリニック4

外衝撃波疼痛治療装置は、スポーツに特化しているような大きな病院では見られるものの、町の整形外科の導入は少ないと思いますね。もともとは腎臓結石や尿路結石などの石を砕くために使っていたメカニズムを応用した装置です。当院では足底腱膜炎の治療で保険適用となる拡散型の装置を使用しています。患部に衝撃波を当てることで、痛みを感じる神経終末物質を破壊につなげて痛みの除去をめざしたり、内部組織の修復を図ったりすることができます。迅速な痛みの改善が見込めますので、足の裏の痛みでお悩みの方は一度ご相談いただければと思います。

地域住民から親しまれるアットホームなクリニックに

診療する際に、大切にしていることは何ですか?

岩津友大院長 岩津整形外科クリニック5

しっかりと患者さんのお話を聞くことでしょうか。目を見てお話しすること、笑顔で接することは、当然のことではありますが、そういった基本的なことを大切にしています。また、お話を聞くだけではなく、痛みや症状を訴えられている場所を触診することも大切ですね。どこが痛いのか、どういう時にどういう行動をしたら痛いのかをしっかりと見極め、必要な検査をして適切な診断と、その後の治療やリハビリにつなげていきます。リハビリスタッフとの連携も大事にしていますね。

スタッフの皆さんとはどのように情報共有をされていますか?

僕ももちろん診察でお話をお聞きしますが、リハビリスタッフの方が長い時間患者さんとコミュニケーションを取ってくれているので、「あの患者さんはこうでした」「違う症状があるようでした」などと、患者さんの様子や症状の変化を報告してくれています。受付スタッフも物理療法のサポートをするので患者さんと接する機会が多いのですが、どのスタッフも患者さんと笑顔で接してくれて、僕としても助かっています。クリニック全体が一つの医療チームとして、患者さんお一人お一人を最後までサポートし、笑顔で帰っていただける。それが僕たちの喜びですね。

先生の休日の過ごし方やリフレッシュ法についてもお聞かせください。

岩津友大院長 岩津整形外科クリニック6

サッカーが僕にとっての一番のリフレッシュ法です。今も社会人サッカーチームに所属していて、平日の夜や日曜日など、時間のある時は練習や試合に参加しています。ですので、スポーツをしている子どもたちの気持ちがよくわかりますし、寄り添いながら治療していけたらと思っています。最初はかなり痛そうに足を引きずって来院した子が、リハビリを経て、診察室で元気な笑顔を見せてくれたりすると、やっぱりうれしいですね。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

地域の皆さんのよりどころになれたらといいますか、「気になるからちょっと行っておこうか」くらいの気持ちで来ていただける、何でも遠慮なく話せるアットホームなクリニックでありたいと思っています。当院のホームページからウェブ予約も可能ですので、ぜひご活用ください。予約優先で診察させていただきます。また、突然のケガや痛みで直接来てもらった場合でも、手術やMRI検査が必要な場合は、対応可能な近隣の病院を紹介させていただきます。まずは何でもお気軽にご相談ください。

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