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安田 向壱 院長の独自取材記事

めめ眼科船橋

(船橋市/実籾駅)

最終更新日:2024/12/20

安田向壱院長 めめ眼科船橋 main

2024年5月に開業した「めめ眼科船橋」は、千葉県出身の安田向壱院長が地域医療への貢献をめざし設立したクリニックだ。一般眼科から日帰り手術まで幅広く対応しているほか、大学病院で手術の腕を磨き、白内障はもちろん、硝子体手術などの専門性を要する手術にも力を入れている。診察時にはできるだけ患者の名前を呼ぶように心がけているという誠実な人柄が、患者からの信頼につながっている。インタビューでは、眼科の道を志したきっかけやクリニックの展望、専門とする硝子体手術の説明などを語ってもらった。

(取材日2024年11月6日)

治療を通して生活の喜びを提供

安田先生は千葉県がご出身とのことですが、地元に開業したのはどのような思いからでしたか?

安田向壱院長 めめ眼科船橋1

もともと大学病院に勤めていましたが、地域医療に貢献したいという気持ちがあったので開業を決めました。出身は隣の市川市ですが、さまざまなニーズを踏まえた上で船橋市での開業に至りました。船橋は都内にも近く、住宅も人も多いのですが、それに対して医療機関が少ない印象が大きいのです。駅前から離れるとクリニックが少なくなってくるエリアなので、あえてこの地を選びました。無料の駐車場も広く作ることができていますので、車で通院したい方のニーズにも応えられているかなと思っています。

開業から約半年がたちますが、どのような患者さんが多いと感じていますか?

見えづらさを抱えるご高齢の患者さんを、ご家族が連れて来院されるケースが多いですね。今までだいぶ白内障を我慢されていたのだろうなと感じるご相談も多々あります。患者さんからも「これまでクリニックが遠かったから行けなかった」「駅前だと車が停めにくく通院しづらかった」という声を聞くと、この場所で開業して良かったなと思いますね。

クリニックにはキャッチフレーズがあるそうですね。

安田向壱院長 めめ眼科船橋2

はい。「見える喜びをあなたにも」をキャッチフレーズに、それを目標に掲げて診察しています。開業にあたり、覚えやすい目標があるといいなと自分で考えました。眼科の良さは何だろうと考えた時、他の診療科と比べて患者さん自身が治療の過程を実感しやすいことなのではないかと思いました。これからも「見える喜びをあなたにも」届けられるように努めていきたいです。

内装や設備のこだわりを教えてください。

医療機関らしくないクリニックをつくりたいと思い、他のクリニックも見学した上で、老若男女誰が来ても気持ち良く帰っていただけるように意識しました。清潔感のあるきれいな環境はもちろんですが、バリアフリーにも配慮し、院内には段差やコードがどこにもありません。眼科の診療機器は他院と大きく変わりませんが、白内障と硝子体の手術に力を入れたかったので、白内障はもちろん、硝子体の手術に使う機器も一通りそろっています。

専門的な硝子体手術・白内障手術にも対応

先生が力を入れている硝子体の手術とは、どのようなものなのでしょうか?

安田向壱院長 めめ眼科船橋3

硝子体手術は白内障などに比べて手術が必要な人は少ないのですが、緊急性のある眼科の手術としては網膜剥離があります。緊急を要さない眼科の手術としては、網膜前膜や目の奥に出血がある場合などがあり、クリニックで手術をすることがありますね。手術自体も難しく、硝子体手術を学んだ医師でないとできないので、開業医で対応している医療機関は限られています。手術時間は症例にもよりますが、1時間前後です。8割程度は日帰りで対応できますが、日帰りで対応できないものは大学病院にご紹介します。

白内障の患者さんは多いのですか?

現在は当院で対応している手術のうち白内障が9割を占めています。一般的に年齢を重ねると必ず白内障になるので、日常生活に見えづらさを感じて来院される方や、運転免許の更新の際に視力が足りなくて手術を希望する方もいらっしゃいます。当院では術後の生活を考え、片目ずつ手術を行います。時間はおおよそ片目10~20分です。自由診療にはなりますが多焦点眼内レンズにも対応しています。白内障手術後、保険診療のレンズの場合ある一定の距離のみに焦点を合わせられるように作られたレンズを使用します。そのため、それ以外の距離を見る時は眼鏡が必要になります。多焦点眼内レンズは複数の距離に焦点が合うように作られたレンズであるため、できるだけ眼鏡をかけたくない人にはお勧めです。

一般眼科をはじめ、地域の患者さんのニーズに幅広く対応していらっしゃいますね。

安田向壱院長 めめ眼科船橋4

郊外にクリニックをつくったので、眼鏡を選びに行くことが難しい人もいらっしゃるかと思いました。そのため、院内でも眼鏡をご紹介しているんです。コンタクトレンズも一通りそろえて紹介していますので、希望される方は診察後お気軽にお声かけくださいね。

眼科の医師をめざしたきっかけは何だったのですか?

学生時代はバスケットボールをやっていたので、初めに憧れたのは整形外科でした。しかし初期研修で各診療科を回るうち、眼科に魅力を感じるようになりました。研修中、網膜剥離などで失明の恐れがある患者さんが緊急手術を受けられる様子を間近に見て、私自身もそんなやりがいのある領域に携わりたいと感じました。外から入ってくる情報のうち、目で受け取る情報が多くを占めますから、目の健康は生活を大きく左右するでしょう。そんな意味で、眼科は患者さんの生活を助けるためにある診療科だと思います。また、開業後も手術ができる診療科であることも選択の理由の一つでしたね。

気軽に相談可能な地域に根差したクリニックをめざして

研修医の頃にはすでに開業を意識していたのですか?

安田向壱院長 めめ眼科船橋5

はい。開業に向けて逆算して考えていました。初期研修後は、開業後も関われる距離感であることを踏まえて順天堂大学医学部附属浦安病院に入局しました。そこは開業志向の医師も多く、刺激を受けましたね。特に私が専門性を伸ばすことができたのは、網膜硝子体でしょうか。網膜硝子体に特化している大学病院だったので、比較的若いうちから多くの患者さんを担当させていただき、開業後も自信を持ってできるまでのレベルに至りました。

日々患者さんと接する上で気をつけていることはありますか?

一番意識しているのは、患者さんをできるだけお名前で呼ぶことです。外来診療に携わっているとどうしても忙しく、検査の結果ばかりに目がいってしまうと思うのですが、患者さんはわざわざ時間を割いて私たちのもとに来てくださっているので、お名前を呼んで話しかけるようにしていますね。あとは一通り診療が終わったら、患者さんからも何か質問はないか、必ず一言聞くようにしています。

名前を呼ばれると患者さんも安心できますね。今後このクリニックをどのように発展させていきたいですか?

安田向壱院長 めめ眼科船橋6

地域に根差したクリニックにしたいので、まずは目に関することを何でも相談できるクリニックだということを地域の皆さんに知ってもらうことからですね。ある程度軌道に乗ってきたら、周りでやっていない医療を提供するということを次の目標に据えています。今は外来診療や、白内障、硝子体手術をメインにしていますが、その先に例えば眼内コンタクトレンズなどの導入も考えています。地域でやっていないことを手広くやっていけるクリニックにしたいと思っています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

目にもいろいろな疾患がありますが、緑内障や糖尿病網膜症などは自覚症状がなく、気づいた頃には末期というケースもあります。また、コンタクトレンズを使用している方はどうしても、日常生活で長時間装着していると目に傷ができてしまう場合もあり、症状が出た時には角膜潰瘍を起こしてしまっているケースもあります。今は予防医療をとにかく大事にする時代です。少しでも目の調子が気になったら、気軽に相談していただきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術(検査費含む)/片目30万円~

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