安田 向壱 院長の独自取材記事
めめ眼科船橋
(船橋市/実籾駅)
最終更新日:2026/09/03
2024年より診療を行う「めめ眼科船橋」は、千葉県出身の安田向壱院長が地域医療への貢献をめざし開いたクリニックだ。眼精疲労やドライアイなどの一般眼科のほか、大学病院での手術経験を生かし、白内障・硝子体手術などの専門性を要する日帰り手術にも力を入れている。「すべての患者さんが気持ち良く通えるように」と、清潔感のある環境を整えてバリアフリーにも配慮。また、開業時から行っている患者へのアンケートをもとに診療内容や時間の見直しを図り、2026年5月からは強い近視や乱視に対する眼内コンタクトレンズ手術にも対応するようになった。誠実な人柄で、「診療の際は患者さんのお名前を呼ぶようにしているんです」と穏やかに語る安田院長に、同院の診療の特徴や、めざすクリニック像などについて聞いた。
(取材日2026年6月10日/情報更新日2026年9月1日)
地元である千葉に根差し「見える喜び」を提供したい
安田先生は千葉県がご出身とのことですが、地元に開業したのはどのような思いからでしたか?

もともと大学病院に勤めていましたが、地域医療に貢献したいという気持ちがあったので開業を決めました。出身は隣の市川市ですが、さまざまなニーズを踏まえた上で船橋市での開業に至りました。船橋は都内にも近く、住宅も人も多いのですが、それに対して医療機関が少ない印象です。駅前から離れるとクリニックが少なくなってくるエリアなので、あえてこの場所を選びました。駐車場も広く作ることができましたので、車で通院したい方のニーズにも応えられているかなと思っています。
クリニックにはキャッチフレーズがあるそうですね。
「見える喜びをあなたにも」をキャッチフレーズに、それを目標に掲げて診察しています。眼科の良さは何だろうと考えた時、他の診療科と比べて患者さん自身が治療の過程を実感しやすいことなのではないかと思ったからです。当院では一般眼科をはじめ、硝子体手術や白内障手術などの日帰り手術も行っており、2026年5月からは強い近視や乱視に対する眼内コンタクトレンズ手術にも対応できるようになりました。眼鏡やコンタクトレンズも、ご説明できるように院内に一通りそろえています。さまざまな角度から「見える喜び」を提供していきたいですね。
どのようなきっかけで来院される方が多いのでしょうか?

見えづらさを抱えるご高齢の患者さんを、ご家族が連れて来院されるケースが多いです。今までだいぶ白内障を我慢されていたのだろうなと感じるご相談もあります。定期的に緑内障の検査に来られる方も多いです。働き世代ですと眼精疲労やドライアイと思われる症状がよく見られますが、実は40~50代で白内障を発症するケースも少なくないんですよ。そのほか、地域の小学校の眼科検診を担当していることもあり、親子で通ってくださる方もいます。さらにご家族やご友人に当院の話をしてくださったりと、クチコミでのご来院も増えてきました。地域に密着したクリニックをめざしていますので、当院への信頼の輪が広がりつつあることがありがたく、とてもうれしく思います。
日帰りの白内障手術・硝子体手術にも対応
白内障の患者さんは多いのですか?

現在は当院で対応する手術のうちほとんどが白内障です。一般的に年齢を重ねれば白内障になるものなので、日常生活に見えづらさを感じて来院される方や、運転免許の更新の際に視力が足りなくて手術を希望する方もいらっしゃいます。当院では術後の生活を考え、片目ずつ手術を行います。時間はおおよそ片目10~20分です。自由診療にはなりますが多焦点眼内レンズにも対応しています。白内障手術後、保険診療の眼内レンズの場合は、ある一定の距離のみに焦点を合わせるために作られた眼内レンズを使用します。そのため、それ以外の距離を見る場合は眼鏡が必要になります。多焦点眼内レンズは複数の距離に焦点を合わせるために作られた眼内レンズであるため、できるだけ眼鏡をかけたくない人にはお勧めです。
先生が力を入れている硝子体の手術についても教えてください。
硝子体手術は白内障などに比べて手術が必要な人は少ないのですが、緊急性のある眼科の手術としては網膜剥離があります。緊急を要さない眼科の手術としては、網膜前膜や目の奥に出血がある場合などがあり、クリニックで手術をすることができます。手術時間は症例にもよりますが、1時間前後です。8割程度は日帰りで対応できますが、日帰りで対応できないものは大学病院にご紹介します。
そのような手術に対応できるクリニックは、多くはないように思います。

そうですね。特に硝子体手術は難しく、知識と経験のある医師でないと難しいので、開業医で対応している医療機関は限られています。大学病院に勤めていた頃は、患者さんから「うちの近所でも、大学病院と同じような治療が受けられればいいのに」という声をよく聞いたものです。だからこそ私は、患者さんのその思いに応えられるようなクリニックをつくりました。白内障や硝子体の手術に使う機器は一通りそろっており、白内障の多焦点レンズも種類を選ぶことができます。緑内障の検査に欠かせない視野検査用の機器も複数台用意しています。かつて私が勤務していた順天堂大学医学部附属浦安病院との連携も強固で、現在も同病院の先生方にご協力いただきながら診療体制の充実に努めています。2026年9月からは木曜診療も始めました。月曜から土曜までがずっと診療日となりましたので、忙しい方もより通いやすくなるのではないでしょうか。
気軽に相談できるアットホームなクリニックをめざして
日々患者さんと接する上で気をつけていることはありますか?

一番意識しているのは、患者さんをできるだけお名前で呼ぶことです。外来診療に携わっているとどうしても忙しく、検査の結果ばかりに目がいきがちなのですが、患者さんはわざわざ時間を割いて私たちのもとに来てくださっています。できるだけ患者さんと向き合って、お名前を呼んで話しかけ、しっかりとコミュニケーションを取ることを心がけています。一通り診療が終わったら、患者さんからも何か質問はないか、一言聞くことも忘れません。無理にかしこまらず気軽に話せる雰囲気を大切に、スタッフたちとともにアットホームなクリニックをつくっていきたいですね。
先生はなぜ眼科の医師をめざしたのですか?
学生時代はバスケットボールをやっていたので、初めに憧れたのは整形外科でした。しかし初期研修中、網膜剥離などで失明の恐れがある患者さんが緊急手術を受けられる様子を間近に見て、私自身もそんなやりがいのある領域に携わりたいと感じて眼科に進むことを決めたのです。外から入ってくる情報のうち、目で受け取る情報が多くを占めますから、目の健康は生活を大きく左右するでしょう。そう考えると、眼科は患者さんの生活を助けるためにある診療科だと思います。当初から開業を意識しており、開業後も関われる距離感であることを踏まえて、初期研修後は順天堂大学医学部附属浦安病院に入局しました。特に私が専門性を伸ばすことができたのは、網膜硝子体でしょうか。網膜硝子体に特化している大学病院だったので、比較的若いうちから経験を積むことができ、開業後も自信を持って行えるまでのレベルに至りました。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

目にもいろいろな疾患がありますが、緑内障や糖尿病網膜症などは自覚症状がなく、気づいた頃には末期というケースもあります。また、コンタクトレンズの長時間装着によって目に傷ができてしまい、症状が出た時には角膜潰瘍を起こしてしまっていることも。今は予防医療が重視される時代です。私も患者さんからさまざまな質問を受けており、よくある質問や多くの患者さんが疑問に感じていること、新たな医療情報などを、ホームページにコラムとして掲載しています。ご来院時に感想をいただければ励みになります。普段疑問に思っていることや、それ以外でも当院に望むことなどありましたら、ぜひお聞かせください。マンパワーが足りる限り、患者さんと地域のニーズに応え続けていきたいと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とは多焦点眼内レンズを用いた白内障手術(レンズ代のみ、検査費別)/片目30万円~、眼内コンタクトレンズ手術(検査費含む)/両目65万円~

