女性や子どもが行きにくい泌尿器科
膀胱炎や風邪でも気軽に相談を
かまた腎泌尿器・内科クリニック
(大田区/京急蒲田駅)
最終更新日:2024/06/14


- 保険診療
- 自由診療
泌尿器科といえば男性の前立腺肥大症、前立腺がんなどの治療を行う場所、というイメージの人も多いだろう。しかし京急蒲田駅前にある「かまた腎泌尿器・内科クリニック」では女性の受診も多く、膀胱炎や排尿痛、過活動膀胱による頻尿、骨盤臓器脱、尿道の入り口にできる良性腫瘍である尿道カルンケルの治療など、幅広い女性の悩みに対応している。最近は、夜尿症や陰嚢の腫れなど子どもの相談も増えているという。「医師であっても他人に見せるのは恥ずかしいとお考えの方のお気持ちも十分に理解できます。だからこそ患者さんの思いに寄り添い、女性や子どもも安心して通える、温かいクリニックでありたいと考えています」と穏やかで誠実な口調で語る青木洋院長に、どんな場合に泌尿器科を活用してほしいのか、同院の治療などについて話を聞いた。
(取材日2024年5月23日)
目次
小さな体調の悩みからアフターピル、生活習慣病までなんでも気軽に相談できる、温かい雰囲気のクリニック
- Q女性や子どもでも泌尿器科を受診していいのでしょうか?
-
A
▲京急蒲田駅から徒歩1分のところにある
もちろんです。当院では女性やお子さんの受診が多く、とてもうれしく感じています。泌尿器科はお子さんの夜尿症(おねしょ)など、男女・年齢を問わずに相談・治療ができる科。診察を受けるのは恥ずかしいという思いがあるのも十分理解していますが、何より大切なのは、できるだけ早く治療を始めることです。よくコマーシャルなどで見かける膀胱炎であっても、放置しておくと再発を繰り返し、慢性膀胱炎となってしまうことも。また「他院で診療を受けてみたものの、治療内容や医師の雰囲気などにしっくりこなくて……」とおっしゃる方もおられます。まずは内科に相談するくらいのお気持ちでいらしてみてください。
- Q女性の泌尿器疾患には、どのようなものがあるのでしょうか?
-
A
▲レントゲンや超音波検査などの検査機器も充実している
排尿時の痛みや膀胱炎、頻尿などは若い女性にも見られます。血尿には大きな病気が隠れていることもありますから、ぜひ早めの受診をお勧めします。他には、お近くに腎臓内科がなく、学校や職場の健康診断で尿タンパクが指摘されたから、と受診される方もおられますね。また陰部に何か触れるような違和感を覚える骨盤臓器脱や尿道カルンケルも、泌尿器科で対応できる女性のお悩みです。膀胱炎や排尿痛などは女性であれば何歳でも起こり得るもの。膀胱炎は学生さんでもかかりますよね。また当院ではアフターピルの処方や性病検査・治療も行っています。
- Q子どもの泌尿器疾患や症状で多いものは何でしょう。
-
A
▲不安なことは、なんでも相談してほしいと語る青木院長
まずは夜尿症(おねしょ)ですね。5歳以上の子どもで夜間睡眠中の尿失禁が1ヵ月に1回以上の頻度で3ヵ月以上続くものをいいます。多くは成長とともに自然に解消しますが、まれに成人に移行するケースがあり、小学生以降も続く場合は医師に相談をお勧めします。夜尿症は小児科の領域と思われがちですが泌尿器科でも対応可能で、尿検査の他、超音波検査で腎臓や膀胱を観察して、必要に応じて投薬治療を行います。夜尿症以外では、陰茎の皮が赤い、剥けない、精巣の痛み、腫れといった相談も多く寄せられます。症状によっては精巣腫瘍や陰嚢水腫、緊急性のある精巣捻転が隠れている場合があるため、放置せず泌尿器科を受診してください。
- Q内診が不安で、受診の流れが気になります。
-
A
▲診察では、丁寧に話を聞きながら治療や検査を進めていく
泌尿器科で内診が必要になるケースはほぼありません。泌尿器科で行うのは主に尿検査、腹部エコー検査、エックス線検査なので、婦人科のような内診をイメージされているとしたら、それはほぼありえないので安心してほしいとお伝えしたいです。当院では必ず先に私の診察を行い、その中でどのような検査が必要なのか、それに応じていただけるのかを患者さんときちんとお話しした上で検査を受けていただきます。いきなり「エコーをするのでそこに寝てください」という無理な流れの検査はしませんから、検査に関してもなんでもご相談いただければと思います。
- Qこちらで行っている診察や検査について教えてください。
-
A
▲スムーズな病診連携を行えるような体制も整えている
東邦大学医療センター大森病院などに長年勤務する中で、腎・尿管結石の手術、腎臓がんの腹腔鏡手術を専門とし、抗がん剤治療など多岐にわたる治療を行ってきました。その経験を当院でも生かし、膀胱がんなどをはじめとする悪性疾患を見落とさないよう努めています。もし専門的な治療が必要と判断した場合は、東邦大学医療センター大森病院などの提携病院へとおつなぎします。当院でできないからそこで診療を終えるのではなく、患者さんにとっての最善の道へとしっかり導いていくのも、かかりつけ医の大事な役目です。また内視鏡手術が必要な際は私が行うことも可能です。診断から手術まで一貫して行える点は、当院の大きな強みだと考えています。
自由診療費用の目安
自由診療とはアフターピル(緊急避妊薬)/6000円