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脇田 遼 院長の独自取材記事

いしわた眼科

(昭島市/拝島駅)

最終更新日:2024/09/11

脇田遼院長 いしわた眼科 main

「いしわた眼科」は、拝島駅南口から徒歩約1分の場所に位置するクリニックだ。2024年4月に脇田遼先生が院長職を継承就任し、眼科一般から緑内障、白内障など幅広い診療を手がけている。前院長である石綿丈嗣先生が開業した同院は、30年もの長期にわたり眼科医療を通じて地域医療に貢献してきた。石綿先生の「患者ファースト精神」を受け継ぎながら、脇田先生の強みである緑内障の専門性も兼ね備え生まれ変わった同院は、今後も地域から愛されるかかりつけ医をめざしていく。あえてクリニック名もスタッフも変えなかった脇田先生に、継承の思いや今後の展開についてじっくり話を聞いた。

(取材日2024年8月19日)

前院長が築き上げた「患者ファースト精神」を継承

2024年4月にいしわた眼科の院長に継承就任されたそうですね。その経緯を教えてください。

脇田遼院長 いしわた眼科1

前院長である石綿先生の患者さんへの思いに共感・感銘を受け、継承就任いたしました。石綿先生がお年を召される一方で、いしわた眼科の患者数は増え続けていたそうです。妥協のない診療を続けるため、石綿先生はご自身と同じ緑内障専門のドクターへバトンを渡すことを決意し、共通の知人を通じて、私に話が届きました。私自身、それまで大学病院に勤務していたのですが、患者さんとじっくり話す時間が取れず、いつか開業してより患者さんと向き合う診療をしたいと考えていたので、良いタイミングでした。石綿先生が30年以上にわたって積み上げられてきた変わらない思いを継承し、地域の皆さんの目の健康を守るかかりつけ医として、安心できる医療を提供しています。

前院長から継承した「変わらない思い」について、具体的に教えてください。

石綿先生は、患者さんを第一に考え、ストレスなくリラックスした状態で診察を受けてもらうこと、そしてその雰囲気をつくることを大切にするドクターです。この思いは私も同じですので、今後も継続していこうと考えています。特に緑内障は神経の病気であるため完治は難しく、進行の抑制をめざす治療が行われます。その点を患者さんにしっかりと理解してもらうべく丁寧に説明し、安心して通院していただけるよう努めていますね。また、緑内障は病型が多岐にわたるため、治療法の選択が重要です。これまで数多くの外科的治療を手がけてきた経験を生かし、手術が必要な患者さんと薬物治療で十分な患者さんを見極めて治療を行っていきます。将来的には、当院でも外科的治療も手がけていきたいですね。

継承する際に「いしわた眼科」というクリニック名を変えなかった理由は何でしょうか。

脇田遼院長 いしわた眼科2

前院長の石綿先生への敬意と、患者さんの安心感を守るためです。いしわた眼科は30年も続くクリニックですので、地域の皆さんから親しまれています。そのため、患者さんが違和感なく通いやすいようにと名前を残しました。また、スタッフも以前からの顔ぶれで、患者さんにとってもなじみのある存在だと思います。今でも石綿先生は週1、2回程度は来てくださり、診察されています。石綿先生の診察を受けたい方は、お気軽にお知らせください。このようにクリニック名やスタッフを変えないことで、地域支援の立ち位置を保ち、患者さんに安心して来院してもらえるようにしています。

専門は緑内障。継続通院のしやすさにも注力

緑内障がご専門だそうですね。緑内障について、詳しくご説明いただけますでしょうか。

脇田遼院長 いしわた眼科3

国内の研究では、50歳以上の20人に1人が緑内障を抱えているとされています。緑内障は目の細い神経線維がダメージを受けることで悪化し、最悪の場合には失明に至る可能性がある病気です。日本での失明原因の第1位で、その理由として自覚症状が出にくく、気づかないうちに進行してしまうことが挙げられます。治療方法は主に点眼薬治療ですが、不十分な場合は手術やレーザー治療も行います。緑内障は見逃されやすい病気でもあるので、当院では視野検査・眼底検査・眼圧検査の3つの検査をしっかりと行い、早期発見に努めています。特に見え方に違和感を感じた際は、早めに検査を受けることをお勧めします。

継続通院を重要視されていると伺いました。

緑内障は治療を途中でやめてしまうと悪化してしまい、手遅れになる可能性もあることから、継続的に通院をしてほしいと考えています。先ほどもお話ししたとおり、緑内障の治療方法は点眼薬がメインです。点眼薬の本数が多く、かつ一日に複数回さすことになると、治療が続けられなくなってしまう方もいます。そのため、当院では患者さんが無理なく続けられる治療計画を立てることを心がけています。過度な通院は患者さんにとって負荷となるので避けるようにしていますが、緑内障や重篤な疾患については経過観察が大切であることを説明します。通院の必要性を伝えて、継続して通ってもらっています。また、病状の安定に導けたら、患者さんのライフスタイルに合わせて無理のない通院を提案するなど、心地良く治療を続けられるようにサポートしています。

クリニックの特徴について教えていただけますか。

脇田遼院長 いしわた眼科4

患者さんが負担なく通院し、治療を受けられるような体制を心がけています。クリニックの位置的にも、バスターミナルがあり2社4路線が乗り入れている拝島駅から徒歩1分ほどのところにクリニックがあるため、通院しやすいのではないでしょうか。また、患者さんをお待たせする時間を少しでも減らすことにも注力しています。常に多くの検査スタッフが働いていることから、スムーズな診察・検査を行い、待ち時間を最小限に抑えることで、患者さんがストレスなく来院できる環境を整えています。

患者と一緒に治療方針を決めていく、二人三脚の姿勢

先生が医師をめざしたきっかけは何でしょうか。また、ご経歴も教えてください。

脇田遼院長 いしわた眼科5

僕の父は形成外科医なのですが、その後ろ姿を見て育ったことが一番影響しています。東京医科大学を卒業した後は、戸田中央総合病院で2年間の初期研修を行っていました。その中で、眼科の手術に助手として入らせてもらい、そこの先生方の手技に魅了されました。その際に指導していただいた先生が非常に素晴らしい方で、その先生のもとで学びたいと思い、東京医科大学の眼科学分野に入局しました。そして東京医科大学茨城医療センターで助教を務めた後、総合東京病院で眼科医長として診療にあたり、眼科の医師としての経験を積みました。

患者さんと接する際に大切にしていることは何でしょうか?

わかりやすい説明を心がけ、一緒に病気の知識を共有しながら治療方針を決めていく二人三脚の姿勢を大切にしています。初診の方や不安を感じている方には特に時間をかけて、じっくりお話を伺うようにしていますね。最初から本音をお話ししてくださるとは限らないので、回数を重ねながら関係性を築いていけるようにしています。患者さんから「先生だから」と信頼していただけるよう、一人ひとりの患者さんに向き合った診療を続けていきたいです。今後も常に実直に臨床に向き合いたいと考えています。

将来的に取り組んでみたいことを教えてください。

脇田遼院長 いしわた眼科6

将来的には、自分が主治医として手術を手がけ、緑内障や白内障の治療を当院内で完結させたいと考えています。現在は手術が必要な場合、連携しているクリニックで行っていますが、いずれは当院での手術も可能にしたいのです。私自身もそうですが、なかなか前向きな気持ちで医療機関に行くことはできませんよね。そのため、当院では少しでも安心して通えるように、患者さんファーストの環境づくりを心がけています。私の専門は緑内障ですが、幅広い診察を行ってきたので、目について不安なこと、気になることがあれば何でもご相談いただければと思います。

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