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松田 洋樹 院長の独自取材記事

浅草駅前まつだ皮膚科

(台東区/浅草駅)

最終更新日:2024/06/03

松田洋樹院長 浅草駅前まつだ皮膚科 main

世界各国からの観光客でにぎわう街、浅草。浅草駅から徒歩30秒の場所にある「浅草駅前まつだ皮膚科」は、2024年4月に開業したばかりのクリニックだ。「皮膚のことで悩んだらまず最初に来るような、通いやすいクリニックにしたいと思っています」と語るのは、院長の松田洋樹(まつだ・ひろき)先生。土日や平日夜も診療を行うなど、幅広い人々の皮膚の悩みを解決するため、親身に患者に向き合っている。その根本には、「根拠のある診断と治療」「患者一人ひとりに寄り添う姿勢」という2つの理念がある。穏やかで朗らかな語り口の松田先生は、時折内に秘めた、診療への熱い思いをのぞかせた。同院の強みや診察について、詳しく語ってもらった。

(取材日2024年5月1日)

自身の経験から生まれた診療への真摯な思い

院内のこだわりと、浅草という場所を選んだ理由を教えてください。

松田洋樹院長 浅草駅前まつだ皮膚科1

院内の内装はシンプルに、また患者さんが次どこへ行ったらいいかわかりやすいように、動線に気をつけました。診療室の数も多めに用意しましたので、高齢の方やお子さん連れの方には、着替えや準備など「ゆっくりでいいですよ」と伝えています。僕が患者さんだったらせかされるのは嫌ですから、一人ひとりのペースを大切にしています。開業に際しては、前提としてたくさんの人が住んでいる場所を探していました。人が多いということは、皮膚の悩みを持っている方も多いということですから。また以前から、「ベテランの皮膚科の医師が引退して、医療機関を探している」と浅草周辺にお住まいの方の声を聞いていたんです。そしてなにより、浅草は僕が勤めていた東京大学医学部附属病院や関連病院が近いので、何かあった際にご紹介しやすいのも、ここを選んだ大きな理由ですね。

松田先生が医療の道へ進まれたきっかけを教えてください。

僕自身小さい頃からアトピー性皮膚炎に悩まされていました。そういった自分の経験から、小学生くらいの頃には自然と、自分と同じくらい苦しんでいる人がいるなら、お医者さんになって治療してあげたいと考えるようになりました。その後成長するにつれて、ニキビやじんましんなど自分が経験した皮膚のトラブルが増えるごとに、治療に携わりたい症状も増えていったんです。小学生の頃に芽生えた思いが大きくなった感じですね。また、もともと母親が皮膚科の医師でしたので、「皮膚の病気があって、それにアプローチすると患者さんが喜ぶ」という流れを小さい頃から見てきたことも原体験としてあると思います。クリニックで患者さんと直接関わり、喜ぶ姿を間近で見られるような治療がしたいという思いは、昔から一貫して持っていましたね。

クリニックの診療理念を教えてください。

松田洋樹院長 浅草駅前まつだ皮膚科2

当院の診療理念は「根拠のある診断と治療」と「患者さん一人ひとりに寄り添うこと」の2つです。勤めていた大学病院では、症状の原理の解明や治療方法などを、突き詰めようとすればとことん突き詰められることを学びました。ですので僕自身が、「毛穴のケアにはこれ」「赤みだからこれ」というように、症状と治療が一対一の対応にならないよう気をつけています。症状の原理を理解し処方の根拠を明確にして、患者さんにもそれを必ず伝えるようにしています。また同じ症状でも、患者さんによって望む治療方法が異なる場合もあります。例えば多少傷痕が残っても再発率の低い手術方法が良い方もいれば、再発率が少し高くても傷痕が残りにくい方法を望む方もいます。当院ではどの治療方法でもできるだけすべての方法を説明し、患者さんご自身に選んでもらっています。患者さんの気持ちに寄り添った治療をしたい気持ちは、僕自身の医師としてのベースでもあります。

豊富な治療方法と充実の設備

クリニックの強みや特徴を教えてください。

松田洋樹院長 浅草駅前まつだ皮膚科3

当院の特徴は、2種類のレーザー装置を使った治療ができること、さまざまな日帰り手術に対応していることが挙げられます。2種類のレーザー装置ではそれぞれ、しみや黒あざなどの「黒い病変」と血管腫の「赤い病変」の施術が可能です。レーザーを使えば改善が見込めるけれど、使わないとなかなか改善しない症状が世の中にはたくさんあります。患者さんの立場で考えると、訪れた医療機関にレーザー装置があれば、治療の選択肢が広がりますよね。レーザー装置のように、患者さんのニーズに応えるためのものは、これからも妥協をせず積極的に導入したいと考えています。また、皮膚科医ならではの知識や技術を生かした審美面に配慮した日帰り手術にも対応しています。気になる方はお気軽にご相談ください。

日帰り手術では、ラジオ波メスも使用すると伺いました。

ラジオ波メスは低侵襲で安全性を追求した手術が期待でき、傷痕にも配慮できる点がメリットです。イボやほくろは大きく取って縫えば除去に導けますが、その場合には傷痕が残ります。手術の傷痕を残したくない方が皮膚科や美容皮膚科を受診すると思いますので、ラジオ波メスを使った手術は当院の強みかと思います。もちろん症状によって切除する深さが異なるので、深く切って縫わなければいけないものもあります。ですが、浅く削ぐような手術であれば、不必要に深く切って縫わない方法も選べるので、ラジオ波メスも良いのではないかと思いますね。ラジオ波メスを使わない通常の手術も行っているので、患者さんには2つの選択肢から、希望に合うものを選んでいただいています。

紫外線療法も行われているんですね。

松田洋樹院長 浅草駅前まつだ皮膚科4

はい。紫外線療法は全身治療とピンポイント治療の2種類を取り扱っています。紫外線療法は、他の治療方法で症状の改善が見込めなかった場合に選択することもある治療方法です。全身治療ができる機械とピンポイント治療ができる機械の両方がある医療機関は多くはないので、患者さんのメリットにつながっていると思います。レーザー装置、ラジオ波メスにもいえることですが、導入している医療機器が多ければ多いほど治療の選択肢が増えます。さまざまな皮膚の悩みを抱えた患者さんへ、門戸を開いたクリニックでありたいと思い、医療機器を選んでいます。

「困った時に来やすい場所」をめざして

平日夜や土日も診療している医療機関は、珍しいですね。

松田洋樹院長 浅草駅前まつだ皮膚科5

そうですね、土日や平日夜も開いているクリニックはあまり多くはないと思います。皮膚科は内科のように、熱が出て急に行かなければいけない場所ではないですよね。わざわざ学校や仕事を休んでまで皮膚科を受診したいと思われる方は少数だと思うので、来院のタイミングがつくりにくい点がネックだと思います。ですので、受診できる曜日や時間帯を広げたかったんです。平日の日中は主婦や高齢者、平日の夜は働き盛りの年代の方がいらっしゃいます。土日は家族連れの患者さんも多いですね。開業する際、通いやすいクリニックにしたいとテーマの一つに掲げていました。メイン層を定めず、保険診療と自由診療のどちらにも対応して、いろいろな方に来てほしかったんです。予約制にしなかったのも、受診したい時に受診できる場所にするためです。ですので、今こうして多くの患者さんに来ていただけるのはうれしいですね。

松田先生が患者さんと接する時に大切にしていることは何ですか?

患者さんに寄り添うために、診察中はできるだけ患者さんのフリートークの時間を持つように心がけています。淡々と診察を進めると、患者さんが退屈に感じてしまうかもしれないので、症状に直接関連しなくても、患者さんがご自身や家族の話をする時間を持つことが、リラックスにつながるかなと考えています。また、お子さんにはちょっとしたご褒美をプレゼントするようにしています。医療機関が苦手なお子さんは多いですよね。一説によると、小さい時に医療機関で痛い経験をすると、大人になっても医療機関から足が遠のきがちになってしまいやすくなるという話もあるようです。ご褒美で医療機関の嫌なイメージを薄くしたいです。幸い、子どもたちは喜んでくれて、元気良く診察室に入ってきてくれる子もいます。ご褒美の効果か、1回目より2回目のほうが頑張って治療に臨める子が多いんですよ。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

松田洋樹院長 浅草駅前まつだ皮膚科6

患者さんが「困ったらここに行こう」と思う医療機関になれるよう、医師やスタッフも日々学び続けています。当院には女性医師もいますので、同性の医師に診てほしいと希望される方も安心していただけるかと思います。ゆくゆくは浅草以外にお住まいの方にも、「この治療がしたいから来たい」と思ってもらえる場所にしたいと考えています。皮膚に悩みができたら、どんなことでも気軽に相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

しみのケア/1万1000円~

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