ばね指、手根管症候群、アキレス腱断裂など
日帰りでの手術に対応
葛西駅前あおぞら整形外科クリニック
(江戸川区/葛西駅)
最終更新日:2025/02/14


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「手術」と聞くと、それだけで身構えてしまう人がほとんどだろう。しかし、体への負担が少ない短時間の手術で、痛みや不具合を軽減できるなら受けておきたいと思うのではないだろうか。気になる症状があるにもかかわらず放置しておくことのリスクを考えれば、クリニックで行う「日帰り手術」のメリットは大きい。葛西駅からすぐのところにある「葛西駅前あおぞら整形外科クリニック」では、腱鞘炎が悪化することで発症するばね指、手根管症候群、アキレス腱断裂の他、ガングリオンや粉瘤など軟部腫瘍の小切開手術を日帰りで行っている。大学病院や地域の基幹病院で多くの手術に携わってきた福田慎介院長に、クリニックで受ける「日帰り手術」のメリットや手術の内容について詳しく聞いた。
(取材日2024年4月23日)
目次
待たずに受けられる、体の負担やリスクも少ないクリニックで受ける日帰り手術
- Qこちらではどのような手術に対応されているのですか?
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A
▲患者への負担が少ない日帰り手術に対応
基本的には手の手術が多いですが、ばね指、手根管症候群の他、アキレス腱断裂、ガングリオンや粉瘤など軟部腫瘍の切開手術も行っています。アキレス腱の断裂は、切り離された部分を縫い合わせる手術を行います。離れたままだと筋肉の緊張が伝わらず、足首がちゃんと動かなくなり歩く力が弱くなります。そこをできるだけ修正してリハビリテーションに持っていくための日帰り手術です。術後は縫った箇所が引っ張られないよう踵に高さのある装具に履き替え、1週間、2週間ごとに中敷きを取って90度になるよう調整します。その後、運動器リハビリテーションを開始。通常の歩行ができるようになるまで目安として約半年の期間が必要になります。
- Qばね指について教えてください。
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A
▲健康寿命を延ばすことを目的に運動療法に注力
指を曲げる屈筋腱という筋が腫れると、腱鞘と呼ばれる筋が通るトンネル部分に引っかかって曲げた指が伸びきらなくなります。筋の腫れが腱鞘の径を超えると、引っかかるようになります。それを無理に伸ばそうとするとピンっと勢い良く伸びるため、「ばね指」と呼ばれています。ばね指は腱鞘炎の一種ですが、腱鞘部分に肥厚した屈筋腱が引っかかるという症状なので、腱鞘のない筋腱でばね指は起こりません。「少し痛いな」と思っているうちに、指が伸びなくなってきたり、引っかかるような症状が出てきます。手術では、筋腱が腫れていても通れるように、腱鞘の一部を切り開きます。時間にして10分~20分程度の手術になります。
- Q手根管症候群とはどのような病気なのでしょうか?
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A
▲少しでも違和感があればすぐに相談してほしいと話す福田院長
手首の真ん中に手根管という管のトンネルがあり、そこには正中神経と呼ばれる神経が通っています。その神経の通り道が筋肉や他の軟部組織の腫れなどで窮屈になり、神経が圧迫を受けて症状を出す病気です。主な症状は手の親指から中指、薬指の一部までのしびれや感覚の低下などの症状です。最初は投薬治療がメインになりますが、なかなか改善が見込めない場合は、腱鞘炎と同じく注射による治療を行います。それでも症状が残る場合や、親指の付け根部分にある母指球筋の筋萎縮を認める場合は手術をお勧めします。手術では、手根管の屋根の部分にあたる手のひら側の靱帯を切開し、正中神経の圧迫を取り除きます。時間は20〜30分程度です。
- Qクリニックで「日帰り手術」を受けるメリットは何でしょう?
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A
▲リラックスできるよう専用の部屋を用意
クリニックで日帰り手術を受けるメリットは、大きな病院のように長く待つ必要がないということです。短時間で手術ができ、その日に帰れるので、患者さんの体に負担が少ないことも大きな利点だと思います。当院で行っているばね指、手根管症候群、アキレス腱断裂、ガングリオンや粉瘤など軟部腫瘍の切開手術などは、特殊な手術ではないので、あまり緊張せずに受けていただきたいと思います。患者さんにできる限りリラックスしていただけるよう個室を用意しています。駅からすぐという立地にあるので、遠方の方や電車を利用して来院される方にも安心して来ていただけるのではないでしょうか。
- Q術後の流れについて教えてください。
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A
▲術後のリハビリテーションにも対応している
ばね指、手根管症候群、ガングリオンや粉瘤など軟部腫瘍など、手の手術に関しては、手術の翌日か翌々日に再診し、傷のチェックをさせていただきます。そこから1週間後ぐらいにもう一度来ていただき、約2週間で抜糸が完了します。指の手術に関しては、特に腱など細い部分が周囲の組織に癒着してしまうと、腱の動きが悪くなり、拘縮が残るリスクがあるので、手術後はしっかり動かしてください。癒着による拘縮が残ってしまった場合は、リハビリテーションで少し練習していただくこともあります。アキレス腱に関しては、先ほどもお話ししたように、手術からリハビリテーションを経て通常の歩行に戻るまでに半年ぐらいの期間が必要になります。
自由診療費用の目安
自由診療とは乳児股関節検診/3850円(税込)