井澤 敏明 院長の独自取材記事
相模原みなみ整形外科 座間相武台前院
(座間市/相武台前駅)
最終更新日:2026/05/28
相武台前駅から徒歩1分の「相模原みなみ整形外科 座間相武台前院」は、大学病院や地域の基幹病院で多様な症例の治療にあたり、スポーツ整形分野を得意とする井澤敏明院長が診療する。年齢を問わずさまざまな症状に対応可能で、スポーツ選手や部活動に打ち込む生徒・学生も多く来院。先進の設備による検査・治療も受けられる。その理念は他の医師やスタッフとも共有されており、院内には行き届いた配慮が感じられる。井澤院長に、同院の診療の特徴や地域とのつながり、今後の展望について話を聞いた。
(取材日2026年4月14日)
「思いやりのある優しい医療」をモットーに
クリニックを開業されたきっかけは何だったのでしょうか。

私は大学病院や地域の基幹病院に勤務し、人工関節や関節鏡手術、骨折の手術など数多くの手術を行ってきました。その中で、「もっと早くに診察できていれば手術せずに済んだのではないか、予防を図ればもっと健康でいられたのではないか」と、もどかしさを感じることが多々ありました。次第に未病へのアプローチや疾患の早期発見に取り組みたいという考えが強くなり、地域密着の身近な存在でありながら、質の高い医療を届けるクリニックをめざして開業したのです。ありがたいことに多くの患者さんに来ていただき、今では混み合う時間帯も出てきました。そこで2026年4月からは非常勤医師の担当時間を増やし、私との二診体制を中心に診療にあたっています。また理学療法士も常勤のスタッフが増え、体制を充実させてリハビリテーションをご提供しています。
受診される患者さんや多い主訴についても教えてください。
アスリートを診てきた私の経歴から、スポーツ整形分野に特化したクリニックと思われがちですが、大学病院で多様な症例を診た経験を生かし、さまざまな症状に対応しています。そのため地域のご高齢の方からお子さんまで、幅広い年代の患者さんが来院されますね。主訴は捻挫や脱臼・骨折といった急性期の外傷から、首・肩・腰などの慢性的な痛み、骨粗しょう症の検査や治療などさまざま。また脊椎や肩・肘などを専門とする非常勤医師も在籍し、それらの専門的な診療も可能です。この他、保険適用の範囲でハイドロリリース注射を希望されて、遠方から来られる方もいらっしゃいます。当院は「思いやりのある優しい医療」がモットー。当院を選んでくださった感謝を忘れず、できる限りの処置を行います。初期診断で専門外の症例とわかれば適した医療機関もご紹介しますので、整形外科の受診が適切なのか迷うときにも、安心してご来院ください。
院内の空間づくりや設備のこだわりをお聞かせください。

「来て良かった」と思っていただける環境をめざし、院内は清潔感と安心感をイメージさせる落ち着いたブラウンを基調としています。また、リハビリテーション室は心地の良い開放的な空間になるよう意識しました。自然光を取り入れ、十分な換気ができるように大きな窓を設けたので、清々しい空間になったのではないかと思います。設備は超音波治療器、超音波診断装置など先進の機器をそろえ、骨粗しょう症の診断を精密に行うためにDEXA法による骨密度検査器も設置しています。
原因にアプローチし、ケガをしづらい体をめざす
得意とされるスポーツ整形分野の診療の特徴は何でしょうか。

主訴に対する処置に加え、障害が起きた原因を詳しく探り、再発防止やケガをしづらい体をめざします。筋力向上の他、バランス感覚を向上すること、可動域を広げること、体の各部位の連動をスムーズにすることを目的に指導しています。バレエやダンスの他、ラグビー、野球、サッカーなど、各競技のトレーニング方法、特徴的な動作などの知識をもとに診療することで、説得力のある治療と不安の解消につなげられていると思います。また、治療の方法だけでなく、試合の時期なども踏まえてどのように活動に復帰するかというスケジュールを細かく設定し、不安を解消し治療に専念できるように配慮しています。ケガによるブランクで技術や筋力が落ちると心配になるかもしれませんが、無理な体の使い方に気づくといった自分を見つめ直す機会にもなります。ケガの期間はマイナスではなく、より高みをめざす期間とプラスに解釈できるように心の面でも寄り添っていきます。
リハビリテーションでの取り組みをお聞かせください。
院内でのリハビリテーションだけでなく、患者さんがご自宅でもできるトレーニングもお伝えするなど、その方に伴走していく方針で、常勤を中心に15人の理学療法士が患者さん一人ひとりに向き合うリハビリテーションをめざしています。また2026年4月からは、アスレティックトレーナーの経験を持つ理学療法士がスポーツの現場でアスリートのサポートにあたるなど、地域貢献にも力を入れています。ご希望があれば、地域の皆さん向けにスポーツやケガ予防の教室なども実現したいですね。さらに体幹の筋力にアプローチできるピラティスを提供したいと考え、ピラティスに興味を持つスタッフの協力も得て提供方法を検討しています。
中高年から高齢の方の健康づくりにおける注意点は?

年だからと諦めずに、リハビリテーションを日課にすることで体の機能の回復をめざすことは十分可能です。また体の不調は痛みのある部分が原因とは限らず、その他の部分の影響も少なくありません。例えば足首の捻挫が、お尻の筋肉の弱さや膝の可動域の悪さなどが原因の場合もあります。また、膝の痛みが、股関節の硬さにより誘発されるケースもあります。ですから当院は患者さんの状態や希望を基に、体全体から問題を診ることを大切にしています。また、こうした世代にはスポーツを生きがいとされる愛好家の方も多く、治療の際には痛みや不調でスポーツができない時期が長引かないように配慮します。この時期までは治療に専念して、ここからは治療と並行して悪化しない程度の運動を、十分に回復したら積極的に運動を、などスケジュールを提示して治療を進めています。
スポーツや健康増進を通じた地域貢献にも注力
診療方針や患者さんとの接し方を教えてください。

患者さんの不安を少しでも軽減して気持ちよくお帰りいただけるよう、「思いやりのある優しい医療」をモットーに、患者さんと真摯に向き合い、丁寧にお話を伺うことを心がけています。人と人との関係性を大切にお話を伺っていると、患者さんの生活習慣や疾患の原因もつかめ、医療の質の向上がめざせるのです。それにより患者さんにも信頼していただけるという好循環が生まれます。当院の非常勤医師やスタッフもその理念を深く理解していて、とても思いやりのある接し方をしてくれます。患者さんのために一生懸命働いているスタッフのことを心から信頼し、尊敬しています。
クリニックの設備や診療体制などで特色はありますか。
スポーツの現場でも多く利用される超音波治療器による治療に対応しています。また、慢性的な痛みを抑えるための神経ブロック注射は、関節炎や痛みの原因となる部分に適切に薬を注入できるように、超音波検査機で筋肉や神経の状態を把握して行っています。この他、院内の体制として、診療室ごとにメディカルクラークが常駐し、事前の問診や診察時の電子カルテ入力サポートなどを担当してもらっています。医師が患者さんに伺う内容を深掘りでき、カルテ入力に気を取られず患者さんの顔を見て話しやすい環境を整えています。
では地域の方にメッセージをお願いします。

開業して数年ですが、私たちが地域の皆さんの健康に寄与でき、患者さんと笑顔でお話しできる関係性を築けたことを大変感謝しています。混み合う時間帯も出てきましたが、診療体制の一層の充実を図りましたので、今後もお気軽にご来院ください。また当院は院内での医療に限らず、広く地域に貢献するクリニックをめざしています。開業前から他の施設や機関とも連携を継続し、事業がもっと軌道に乗った場合に子どもたちの幸せにつながるさまざまな事業展開、児童養護施設のサポートや子ども食堂の開設などに取り組むことも検討しています。さらにスポーツ医学でつながった世界で活躍するプロアスリートや引退後のプロ経験者たちとの縁を生かし、地域でスポーツを楽しむ子どもたちとアスリートとの交流プログラムなども企画できたらと思っています。どうぞご期待ください。

