歯列矯正の満足度向上につながる
2D、3Dシミュレーション
もも矯正歯科
(品川区/大森駅)
最終更新日:2025/12/26
- 自由診療
「矯正を受けたいが、失敗しないか不安」という人も多いだろう。矯正歯科医師のいない一般歯科でも多く扱われているマウスピース型装置を用いた矯正の普及により、歯列矯正の裾野は広がりつつある。しかし、そのような状況において、残念ながらクオリティーが一定基準を満たしていない矯正も散見されているのが現状だという。「安易に矯正を受けて、結果に不満を持つ患者さんも増えています。生涯で何度も受けるものではない矯正だからこそ、受診先は慎重に選び、後悔なく受けていただきたい」と話すのは、「もも矯正歯科」の桃沢尚(ももざわ・たかし)院長。患者の満足を第一義に、医療の本質に根差した歯列矯正を追求し続けている桃沢院長に、同院が取り組む矯正前の検査とシミュレーションの流れ、それらの意義について詳しく聞いてみた。
(取材日2025年10月8日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Q矯正は事前の検査・診断が大事と伺いました。
-
A
矯正は「歯並びを整える歯科医療」と考える方が多いと思います。ですが、健康的な状態を長期にわたり維持するには、歯並びの凸凹や歯の不正な傾きを正すだけでは不十分。噛み合わせや顎関節、口腔筋の調整も含めた機能面に対するアプローチが必要です。そこで重要なポイントとなるのが診断の精度。事前検査で多角的な視点からお口とその周辺の状態を詳細に把握し、精度の高い診断を行うことで、お一人お一人に合った矯正が可能となるのです。1800年代に始まる近代的矯正の歴史は長く、臨床と研究の積み重ねによりさまざまな診断学が発展してきました。科学的な分析と実践に基づく診断こそ、矯正の成否を決める鍵なのです。
- Qシミュレーションでは何がわかりますか?
-
A
口腔内スキャナーで採取したデジタルデータによって矯正後の歯並びを予測し、立体的に可視化することができます。患者さんご自身も、どのように歯が動くことが期待できるかを目で見て確認できるので、矯正に対する不安の払拭につながります。また、2Dシミュレーションでは、横顔の画像を用いて矯正後の顔貌の変化も確認。特に、鼻先と顎先を結ぶEラインの審美性は、矯正専門の歯科医師でも判断が分かれやすいところ。患者さんの希望もそれぞれ異なります。実際に画像で確認することで、理想の状態に向けて矯正プランを調整することも可能です。当院では、AIで自動化したものではなく、エビデンスと経験に基づく分析で予測を実践しています。
- Qシミュレーションを行う理由は何ですか?
-
A
歯科医師と患者さんの間にある「ギャップ」を埋めるために行います。一般的な矯正歯科では、検査・診断の流れの中で、最終的にどうなるかを具体的に提示されることがほとんどありません。抽象的な言葉で「歯列が整う」と言われても、患者さんは具体的にどうなるかまではわからず、不安を抱えたまま2〜3年と長期にわたる矯正を続けなければなりません。万が一、仕上がりに満足できなかったとしても、ヘアカットのように簡単に修正することは不可能。だからこそ歯科医師は事前にフィニッシングを具体的な形で見せるべきなのです。シミュレーションによって、歯科医師と患者さんが同じゴールを共有し、ようやく矯正が行えるようになるのです。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1問診、口腔内チェックとカウンセリング
-
歯並びや口元についての悩みや要望を歯科医師に伝え、口腔内のチェックを受ける。めざす歯並びの状態はもちろん、かけられる期間や費用についても希望を伝え、歯科医師からの説明を受けながら、ともに矯正法の選択肢を検討する。疑問や不安があれば、しっかりと伝えて解消しよう。虫歯や歯周病があれば先に治療する必要があるが、同院ではそれらにも対応しているので、トータルで任せることができる。
- 2セファログラム・歯科用CTなどで詳細に検査
-
矯正専用のセファログラム(頭部エックス線規格写真)で、口元を中心とした頭部を正面と横から撮影。歯がどのような角度で生えているか、顎の骨の大きさはどの程度かなどがわかる。また、歯科用CTや咬合器を用いて、顎関節と噛み合わせの状態も詳細に検査。負荷なく安定した状態を保てるバランスを探る。同時に、口腔内スキャナーで高精度な歯型のデジタルデータを取得。それをもとにシミュレーションや矯正プランを作成する。
- 33Ⅾデータで矯正後の歯並びを予測
-
検査の結果を踏まえて診断が下され、状態に適した装置や矯正法の提案を受ける。これは、カウンセリング時に伝えた要望や希望を踏まえた選択肢となる。矯正について、歯科医師から詳しい説明を受けながら、3Dデータを確認。患者自身の口腔内のデータから想定した矯正後の歯列の立体画像を、さまざまな角度から実際に目で見ながら検討することができる。
- 42Dデータで望める顔貌の変化を確認
-
デジタル撮影された横顔の画像をもとに、矯正後に望める顔貌を予測したイメージ画像を確認する。どのようなバランスを理想とするか、画像を確認しながら検討し、必要があれば矯正プランを微調整していく。抜歯の有無に悩む場合にも、双方の矯正後イメージを比較しながら検討できる。
- 5装置を装着し、矯正スタート
-
ワイヤー矯正の装置は、事前に歯型模型上で装置位置を決め、その位置を再現するトレーを用いて歯に装置を取りつける、インダイレクトボンディング法を採用。所要時間は5〜10分程度。装置を適切な位置に装着することは、矯正期間の短縮や精度向上にもつながる。目立ちにくいホワイトワイヤーやセラミックブラケット、裏側矯正のほかマウスピース型装置にも対応。装着が完了後は、ブラッシング法や注意事項の説明が行われる。
自由診療費用の目安
自由診療とはワイヤー矯正(表側)/88万円~、ワイヤー矯正(裏側)/121万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/93万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

