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桃沢 尚 院長の独自取材記事

もも矯正歯科

(品川区/大森駅)

最終更新日:2021/10/12

桃沢尚院長 もも矯正歯科 main

歯科医師として地域に貢献する父の背中を見て育ち、やはり歯科の道を選び、矯正歯科医師となった「もも矯正歯科」桃沢尚院長。父のように地域に密着した歯科治療を行いたいと、2011年に大森駅前の商店街で開業した。以来「ももちゃん先生」として地域に信頼され、親しまれてきた。患者が増え、手狭になったことから、2018年6月に駅前ビル内に移転。診療室も3室から5室に増え、「精度の高い矯正歯科治療で患者さんの期待に応えたい」という桃沢院長の熱い思いを実現するため設備も整えた。「歯並びを整えることは歯や口腔の健康を守り、認知症予防などのメリットもあり、生涯を健康に生きるための体づくりにつながる」と考える桃沢院長に、矯正歯科治療に対する思いや、新しいクリニックについて話を聞いた。

(取材日2018年8月9日)

矯正歯科での診療を通して、地域貢献に努める

まず、開業までの経緯を教えてください。

桃沢尚院長 もも矯正歯科1

地元で歯科医院を営んでいる父の姿を見ながら育ち、やはり歯科の道を選びました。矯正歯科を専門に選んだのは、新しく何かを生み出すことに携わりたいと思っていたからです。そして地域に暮らす方をじっくり診られる場所がいいなと思い、住宅地や古くからの商店街などが広がる大森で開業しました。歯の矯正治療は平均2〜3年かかりますし、その後も口腔の状態を長い目で診ていくことが大切ですから、患者さんと末永くお付き合いできる、落ち着いた場所が良いと思ったのです。

そして、2018年6月にこちらに移転されたわけですね。

前のクリニックもアットホームでよかったのですが、患者さんが増え手狭になり、またちょっと場所がわかりにくく、遠方からの患者さんが迷われることがあったのです。そこで、駅前に新しくできたこのビルに移転しました。院内のイメージは、シンプルだけど温かい、洗練されているが居心地のよい空間をコンセプトに。また患者さんには口元にコンプレックスのある方も多く、小さいお子さん連れの方は他の患者さんに迷惑をかけることを心配されます。そこでそうした方々への配慮とプライバシー保護のため、診療室はすべて個室にしました。診療室も増え、矯正歯科医師も私を含めて2人体制になりましたから、より多くの患者さんにじっくりと向き合えるようになりました。

設備面では、どのような点にこだわられていますか。

患者さんは貴重なお金と時間をかけて治療を受けられるわけですから、私は「精度」でその期待に応えたい。そのためには知識や技術はもちろんですが、先進の機器や設備も必要だと考えています。ですから、移転を機に、デジタル機器も一新し、シミュレーションシステムも新しいロボット技術を取り入れました。また顎の骨や歯の根の状態をより詳細に検査できる歯科用CTも導入し、院内に技工室も備えて、歯科技工士が常駐しています。

シミュレーションシステムについて教えてください。

桃沢尚院長 もも矯正歯科2

従来から、口腔内をスキャンしてデジタルデータとして採取する3Dシミュレーションを活用していました。今回、導入したのは、歯科用CTによるデータも連動させて、歯を動かすシミュレーションを行うシステムです。歯だけでなく、顎の骨や歯の根などスキャナーでわからないところのデータもドッキングするので、より精密にシミュレーションができるようになりました。またシミュレーション通りになるようにワイヤーをコンピュータで設計し、ロボットで作成することもできるんですよ。ロボット技術と、人の手とそれぞれの特長を生かして、より精度にこだわった治療も可能になりました。

患者との信頼関係を重視。噛み合わせや歯周病にも配慮

子どもの矯正治療の特徴を教えてください。

桃沢尚院長 もも矯正歯科3

お子さんにとって矯正治療は楽しいものではありませんので、少しでも苦にならないよう、スタッフも含めて積極的に話しかけて楽しい雰囲気づくりに努めています。そのせいか、当院では途中で治療をやめてしまう子や、泣いて嫌がる子はほとんどいないのですよ。お子さんの場合、舌の位置や動きが悪いために歯並びが崩れるケースが少なくありません。舌で下の前歯を内側から無意識に押してしまうと、受け口の原因になります。また口呼吸の癖がある場合は、唇の筋肉が弱いために歯を外側から押さえる力が足りず、歯が前に出てきてしまい出っ歯になりやすくなります。不正咬合の予防には、4〜5歳までに正しい舌の動かし方や鼻呼吸の習慣を身につけることが大切ですので、舌や唇の筋肉を鍛えるトレーニングを行っています。お子さんの歯並びが気になる場合はご相談いただきたいですね。

成人矯正については、どのような特徴がありますか。

当院では成人矯正にも力を入れています。最近は、男性や、40代以上の方も増えてきました。仕事をする上で、歯並びを気にする方が増えているようですね。成人矯正でニーズの高いマウスピース型装置での矯正も精度が高まり、以前は難しかった抜歯ケースにも適用が広がっています。マウスピース型装置での矯正は歯磨きがしやすく、装置が目立ちにくいなどメリットがあるので、今まで矯正を躊躇していた方にも検討していただきたいですね。また成人矯正には歯周病への対応が必要ですので、歯周病の治療や予防ができる体制も整えています。

診療する上で、どのようなことを大切にされていますか。

桃沢尚院長 もも矯正歯科4

矯正治療は、患者さんと歯科医師が互いに信頼し合ってこそ良い結果につながると考えています。患者さんはどんなふうに歯並びが整うのか、本当に口元がきれいになるのか、不安だと思います。ですから、どんな治療をするのか、それによりどんな効果があるのかを丁寧にお伝えしています。きちんと理解していただけるよう難しい用語はなるべく使わず、矯正装置のメリットやデメリットもしっかり説明します。抜歯が必要な場合、どの歯を抜くかによって治療後の状態は異なりますので、考えられる選択肢をすべて提案し、患者さんが望む仕上がりと照らし合わせながら治療方針を決めていきます。口腔内の状態によって要望に100%応えられないときもよく話し合い、治療を行い、最終的に「きれいになった」と喜んでくださると、患者さんとの信頼関係が築けたのかなと感じてうれしくなりますね。

より精度の高い矯正治療をめざして移転

とてもお忙しそうですが、プライベートや、移転の感想などもお聞かせください。

桃沢尚院長 もも矯正歯科5

引っ越しはもうやりたくないと思うほど大変でしたね(笑)。ただ移転を通じて、スタッフや関係する業者さん、家族とたくさんの人に支えられ、助けられてクリニックが成り立っていることを改めて実感しました。本当に人に恵まれ、感謝しています。プライベートは、忙しくて楽しむ時間はないですね。もう少しのんびりできるとよいのですが。リフレッシュは子どもと遊ぶことと、歯科の勉強。セミナーで他の先生から刺激をもらうことが楽しいのです。趣味と仕事が一緒になってますね。

今後の展望をお聞かせください。

開業以来、めざしているのは治療精度を高めることと、患者さんの価値観に合ったベストな治療を提供することです。後悔のない治療を選択していただけるように、できる限り現実に近いシミュレーションを見ていただき、ゴールを共有した上で精度の高い治療を行いたいと考えています。医療の進歩に伴い、機器の進歩だけでなく、歯科医師側が習得しなければいけない技術や知識も多く求められます。顎関節や噛み合わせなども学ぶ必要がありますし、矯正歯科医師として、治療技術の向上には終わりがないと感じています。移転を機にさらにステップアップして、患者さんの見えない部分までクオリティをあげていきたいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

桃沢尚院長 もも矯正歯科6

矯正治療のメリットは、歯並びが整うことだけではありません。しっかり噛めるようになるほか、口元の見た目にコンプレックスを持つ方にとっては自信を取り戻すきっかけになり、矯正治療で人生が変わることもあります。また歯磨きがしやすくなるので虫歯や歯周病の予防にもつながり、よく噛めるようになることから認知症予防などのメリットもあり、将来の健康にも寄与します。移転してスペースや設備も充実し、スタッフも増え、患者さん一人ひとりの診療枠を長くとれるようになりました。じっくりお話もできるようになりましたし、クリーニングや歯磨き指導もより丁寧に行える環境が整いました。治療にも、治療後の経過にも責任を持って診ていくクリニック、より信頼されるクリニックでありたいと思っていますので、気になることがある方はぜひご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

マウスピース型装置を用いた矯正/37万8000円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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