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望月 直樹 院長の独自取材記事

かまた眼科クリニック

(大田区/蒲田駅)

最終更新日:2021/10/12

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蒲田駅直結の商業施設で、週7日とも19時まで診療する「かまた眼科クリニック」は、誰もが通いやすい医院にしたいという望月直樹院長の思いから生まれた。「治療後の喜びに満ちた患者の姿を見て眼科を専門に選んだ」と語る望月院長は、緑内障など自覚症状がほとんどなく進む病気の早期発見・早期治療で、見えない状態にならない医療をめざしている。「ここ数年眼科検診を受けていないという方は、ぜひ受診してください」。優しい笑顔で親しみやすい望月院長に眼科検診の大切さ、最近目立つ病気とその治療法などを聞いた。

(取材日2019年9月13日)

気づきにくい子どもの「見えにくさ」。弱視の原因にも

こちらは休診日なく、週7日とも診療されると聞きました。

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ええ、患者さんのご都合に合わせて来ていただけるよう、診療時間を長くして、土日も診療しようと最初から決めていたんです。今も入居した商業施設の休館日以外は年中無休でオープンしています。蒲田駅に直結する施設のクリニックモールで開院したのも、どなたでも通いやすい場所で患者さんを診たかったから。おかげさまで患者さんの年齢層は幅広く、例えば平日の昼間は高齢の方が多く、17時を過ぎるとお勤め帰りの方が増え、土日は結膜炎やものもらいなどのお子さんをご家族が連れておみえになるという感じです。また、当院は当日直接来ていただいても受診できますが、あまり待ちたくない方はインターネットで24時間予約も可能です。それに商業施設の中にあるので、受診の前後にはお買い物もしていただけますし、便利ですよ(笑)。

患者のことを考えて診療されているのですね。

目の前の患者さんが自分の家族だったら、どの治療をご提案するだろうかと考え、ご本人とご家族の気持ちに寄り添う診療を心がけています。もちろん実際に治療法を選ぶときは患者さんと十分にお話しして、ご本人が納得される方法で進め、病気や治療法についてわからないこと、疑問に感じることなどがあれば、その場で丁寧にご説明しています。私は白内障の手術を受けた患者さんが、たいへん喜ばれる様子を見て、眼科の道を歩もうと決心しました。よく見えるようになれば、趣味だった読書やスポーツをまた楽しめるようになったり、外出が増えて活動的になったりすることにもつながります。視力や見え方はその方の生活まで変えることがあります。眼科の診療を通じて、そうした自分らしい生活を長く続けていただくお手伝いができればと考えています。

眼科を受診する時のアドバイスはありますか?

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目の病気や障害の中には自分では気づきにくいものがあり、気づいても「しばらくすれば元に戻るだろう」と様子見をしている間に重症化することも起こり得ます。何か気になったりおかしいと感じたりしたら、お勤め帰りでも土日でも気軽に受診いただければと思いますね。例えばお子さんの場合、自分が遠視か乱視かなどに気づくことはできません。しかしその状態が続くと視力が未発達のまま成長して弱視が定着し、成長後の改善が望めないこともあります。絵本を読んでも集中力が続かないお子さんなどは、目のピントが合わず、絵や字がうまく見えないのかもしれませんから、一度検査で確認されるといいでしょう。新たな検査機器により、今は2歳以下でも簡易的な視力検査が可能ですし、詳しい検査が必要なら、連携先の大学病院もご紹介できます。

自覚症状に乏しいまま進む、緑内障の早期発見に努める

緑内障の検査や治療に力を入れているそうですが。

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緑内障は進行すると失明する可能性もある病気ながら、自覚症状がほとんどなく、見え方が変だと感じて受診された時には失明の一歩手前、というケースも珍しくありません。以前は高齢の方の病気、眼圧が高い方の病気とされていましたが、実際には40代で発症する方も多く、20代、30代でもその予備軍が見つかり、眼圧が高くなくても発症することがあるとわかってきました。この病気は視神経が傷ついて視野の周辺部が欠け、それが視野全体に広がるのですが、片目の視野が一部欠けた程度だと気づきにくいのです。ただ、網膜の神経線維の厚みが変化するなどの特徴があり、OCTによる網膜断層解析をはじめ専門的な検査を活用すれば早期発見もめざせます。当院ではOCTでの検査を含む定期検診を行っています。また、コンタクトレンズ用の視力検査などで緑内障の疑いが見られた場合は、OCTによる検査をお勧めしています。

緑内障の治療法について教えてください。

早期なら目薬で進行の抑制を図りますが、病気の進行度やタイプによっては飲み薬、レーザー手術などの治療が必要な場合もあります。ただ、いずれの治療でも失った視野や視力は元に戻らないため、やはり早期発見が何よりです。当院で行う治療の大半は目薬によるもので、ずっと続けていただくには患者さんの協力が不可欠ですが、残念ながら治療を自己判断で中止され、何年か後に緑内障が悪化して再受診される方もいらっしゃいます。そこで緑内障とはどんな病気か、症状がなくても治療を続けるのはなぜかなどを映像やリーフレットも使って説明を徹底し、続ける大切さをご理解いただくことも大切にしています。

そのほか重視されている病気はありますか?

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目の中に炎症が起きる病気で、場合によっては失明や視神経損傷による視力低下が起きる可能性もあるぶどう膜炎の検査・治療にも力を入れています。症状はかすみ目、虫が飛んでいるように見える飛蚊症、目の痛みなどで、疲れや年齢のせいと諦めて受診が遅れる方も多いのです。また自己免疫性の病気が原因のこともあるため、内科との連携も強化したいと考えています。治療は点眼が中心ですが、病気が進むと治療は長くかかるので、早めの受診が大切です。このほか眼瞼下垂の手術は専門の医師をご紹介できます。まぶたが落ちて黒目にかかってきた、片目だけ小さくなったなどで、見えにくさや体の不調を感じている方は一度ご相談ください。

ドライアイの悪化につながる生活の改善までアドバイス

先生がこちらで診療されるまでの経緯をお聞かせください。

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私は子どもの頃から体調を崩すことが多く、同じ悩みを持つ人の気持ちに応えたくて医師をめざしました。スポーツ好きだったので、スポーツ整形に興味を持って整形外科を選びましたが、大学病院や救急病院の整形外科は交通事故などで重傷を負った患者さんの手術も多く、勉強にはなりましたが体力的には大変でしたね。その後、親しい先輩医師に誘われ、茅ヶ崎市の病院に移ってからは眼科を専門に診療してきました。診断から治療まで一通りできるようになった頃、自分で医院を持ちたいと考えるようになり、当院の開設に至ります。その先輩医師には蒲田駅近くの大学病院を連携先として紹介していただくなど、本当にお世話になりました。

これからの診療の目標などを教えてください。

一つは緑内障やぶどう膜炎などの病気を皆さんにお伝えし、多くの方に眼科の定期検診を受けていただき、早期発見に努めることです。検査ではこの人は大丈夫だろうという思い込みを排し、万一を考えて丁寧に検査し、見逃しがないよう心がけています。また若い人から働き盛り世代に多いドライアイへの対処も重視しています。ドライアイは目が乾燥する・痛む、かすむ、午後にピントが合いにくいなどが一般的な症状で、最近は視力低下の原因になることもわかってきました。治療薬の選択肢も増え、目薬で治療できるケースも多いのですが、パソコンやスマートフォンの画面を毎日10時間以上見るような生活環境では症状の悪化を招きやすいため注意が必要です。当院では患者さん一人ひとりの生活改善もアドバイスしながら治療を進めたいと考えています。

最後に地域の方にメッセージをお願いします。

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人間ドックなどで定期的に眼底検査を受ける方もおられる一方で、眼科検診を受けずに何年も過ごされている方も多いのではないでしょうか。視力や見え方は年齢によって変化し、使っていた眼鏡やコンタクトレンズが合わなくなることもしばしば。また眼圧検査、視野検査、眼底検査などを総合的に行うことで、緑内障をはじめ自覚症状に乏しい目の病気の早期発見に役立ちます。しばらく受けていない方は、特に症状がなくても検査を受けていただければと思います。目の病気は食事や運動、睡眠時間、仕事内容のほか、ストレスも関係するといわれています。当院では目だけを診るのでなく、患者さん一人ひとりの話をしっかりと伺い、普段の暮らしも考慮した診断・治療を心がけていますから、どうぞ安心して受診してください。

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