須川雄介院長の独自取材記事

すがわ歯科医院

(大阪市中央区／森ノ宮駅)

最終更新日：2024/10/28

大阪城公園の豊かな緑が目の前に広がる、大阪・森ノ宮エリア。大阪環状線、大阪メトロの中央線・長堀鶴見緑地線の森ノ宮駅より徒歩1分というアクセス便利な場所にある「すがわ歯科医院」は、2024年4月にオープンしたばかりの新しい歯科クリニックだ。まるでカフェのようなおしゃれなエントランスに入ると、笑顔で出迎えてくれたのは須川雄介院長。「口腔内の健康づくりを通して患者さんの日々の幸せの手助けをすること」をモットーに、悪い歯の治療だけにとどまらない総合的な治療計画の提案を行っている。上質な空間と上質な歯科技術、そして上質なホスピタリティーをめざす須川院長に、開業の経緯や患者への想い、歯科診療に対する信念など、さまざまな話を聞いた。

（取材日2024年9月25日）

歯科技術、空間、時間、すべてにおいて“上質”を追求
治療を超えた総合的サポートを通して人に喜びと幸せを
“一歩先”の提案で患者に寄り添う地域のクリニックへ

歯科技術、空間、時間、すべてにおいて“上質”を追求

この場所を開業地として選んだ理由について教えてください。

学生時代から大阪城のお膝元である天満橋に住んでいたので、この辺りのエリアにとてもなじみがあり、将来は大好きな街で開業したいとずっと考えていました。そんなエリアの中でも、閑静な森ノ宮には若いファミリー層も多く、親御さんを中心にこれから育っていくお子さんの歯の健康づくりのサポートができる点に大きな魅力を感じましたね。生涯、自身の歯をしっかり残し、健やかに暮らしていくために毎日のケアにも意欲的な、いわば歯科リテラシーの高い方とともに最適な治療を追求しサポートしていくことは、歯科医師としてもやりがいを感じるところ。これまで培ってきた知識とスキルを発揮して一人でも多くの方の健康づくりをお手伝いしたいと考え、この地での開業を決めました。

とても心地良く落ち着いた雰囲気の院内ですが、クリニックづくりでこだわった点は？

当院に来られた患者さんにリラックスしていただけるクリニックにしたかったので、まず空間づくりにこだわりました。例えばエントランスを入った待合室には、あえて受付カウンターを設けず広さを確保。その上でゆったりと過ごしていただけるよう、落ち着きのあるカフェをイメージして内装しました。その奥にある診察室は、安心して治療が受けられる清潔感を重視した完全個室に。こちらも十分な広さを確保して、患者さん一人ひとりとじっくりと向き合う時間を大切にしています。このようなクリニックづくり全体を通して追求しているのが、“上質さ”の提供です。「怖い」と思われがちな歯科医院のマイナスイメージを払拭し、訪れた患者さんに上質な空間や時間、治療技術を提供することで、「また来たい」と思っていただけるような心地の良いクリニックをめざしました。

自動受付機・自動精算機を配置した「受付レス」も画期的ですね。

歯科医院ではまだまだ導入事例も少なく、思い切った取り組みでしたが、実際に通院されている患者さんからは「待ったり気兼ねしたりすることなく、スムーズに受付・精算ができる」と好評です。当院が受付レスの導入に踏み切ったのは、待合室をできるだけシンプルにして、ゆったりと落ち着ける空間にしたかったから。その分、お出迎えとお見送りは丁寧に行うことで、効率面と温かみのあるホスピタリティーを両立させています。また、次の予約についても診療の流れの中でチェアサイドで行うので、より安心して日程を決めていただくことが可能。歯科医師や歯科衛生士にとっても、一人ひとりの患者さんとのつながりをより大切にできるので、導入して成功だったと思います。

治療を超えた総合的サポートを通して人に喜びと幸せを

診療にあたって、大切にされていることは何でしょうか。

私の父も和歌山で歯科医院を開業しており、幼少期から「自分が幸せでなければ、他人を幸せにすることはできない」と教わってきました。「歯がきれいになって自信が持てた」「食事が楽しみになった」といった患者さんの日々の幸せを守るためにも、単に悪い歯を治すだけではなく、そうなった原因を突き詰めて再発を防止し、生活習慣を踏まえた口腔内全体のトータルな治療計画が不可欠。そのためには、患者さん一人ひとりにしっかりと寄り添い、長期的な視点でより良い治療を考えていく信頼関係が大切だと考えます。当院では診察室のほかにモニターを備えたカウンセリングルームを設け、患者さんとの対話を重視。症状や口腔内の状態などについて丁寧に説明しながら、適切な治療のご提案につなげています。

幅広い診療科目に対応されていますが、特に力を入れていることは？

当院は特定の分野に特化した「専門歯科」ではありません。虫歯治療から根管治療、歯周病治療のほか、噛み合わせ治療や小児歯科、審美歯科のホワイトニング、予防・メンテナンスなど総合的な歯科診療を行い、どのようなお悩みや症状にもしっかりとお応えできる体制を整えています。私自身は、その中でもかぶせ物などの補綴治療が得意で、噛み合わせまでを考えた総合的な治療を提供できるのが強みの一つ。審美歯科においても歯の美しさは単に見た目だけでなく、口腔内全体の健康を考えた上での美しさであるべきという考えで、根本的かつ総合的な診療を提供しています。

ホームページにある「お口の健康は歯医者で決まる」に込めた思いについて教えてください。

先に述べたように、「関わるすべての人に喜びと幸せを」というのが当院の理念です。治療だけにとどまらず、「食事が楽しい」「人と話すのが楽しい」「笑顔に自信を持てた」といった日々の幸せの手助けをすることが、歯科医師である私にとっての幸せだと確信しているからです。だからこそ、「お口の健康は歯医者で決まる」というキャッチフレーズは、さまざまなお口の悩みを抱えておられる方々に伝えたいメッセージであり、歯科医師としての自分自身への決意表明でもありますね。また、その想いをロゴマークにも込めており、デザインには「私たちが守る歯」「すがわ歯科の“S”の文字」「人に寄り添う姿」の3つの要素を表現。キャッチフレーズもロゴマークも、当院の姿勢に共感し、一緒に歯の健康づくりに取り組んでくださる方との出会いを願って作成しました。

“一歩先”の提案で患者に寄り添う地域のクリニックへ

今後、地域でどのような歯科医院になっていきたいとお考えですか？

開業からおよそ半年がたち、順調に患者さんの数は増えているところ。近隣から来られるのはもちろん、数駅離れた場所から来てくださる方もいらっしゃいます。そんな中、まず当院が目標にしているのは、この地域の方々に「歯科医院といえばすがわ歯科医院だね」と言っていただくこと。クチコミによってどんどんと信頼の和が広がり、患者さん一人ひとりに対し丁寧な診療を行っていければうれしいです。そして、患者さんご家族の人生に寄り添い生涯をかけて歯の健康をサポートしていけるような、地域のかかりつけ医をめざしていきたいと考えています。

そのために力を入れたいこと、挑戦したいことについて教えてください。

患者さんに対し治療を提案する際、現状の悩みや症状の解消はもちろんのこと、その“もう一歩先”を見据えた提案を行うことです。その大切さに気づいたのは勤務医時代のこと。虫歯治療に来られた患者さんとお話ししていくうちに、「歯並びがコンプレックスで自分の笑顔に自信が持てない」という大きな悩みを抱えていることがわかりました。その時、私たちの仕事は口腔内の悪い所を治すことがゴールではなく、その先にある楽しく幸せな日々を手助けすることだと実感したんです。それが、開業への想いでもあり、これからも歯科医師として常にめざし続けていく大切な指針となっていますね。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

「歯の治療は痛いから嫌だな」「ちょっと怖くて苦手」など、歯科医院に対しマイナスイメージを抱く方も少なくないでしょう。あるいは、「特に虫歯などはないけど、歯並びなどコンプレックスがある」「将来、歯周病になるのが不安」など、漠然としたお悩みを抱えながらどこに相談して良いのかわからない方もおられると思います。当院は、そんな方々がまずは気軽に立ち寄れて、なんでも相談できる歯科クリニックとしてオープンしました。今、お困りの症状に対する緊急治療をはじめ、総合的な歯科診療によって健康で幸せな日々をサポートする長期的治療・ケアに至るまで幅広いニーズにしっかりとお応えしますので、ぜひ一度ご来院ください。一緒に健やかで幸せな日々を追求していきましょう。