消化器内科の専門性を生かし幅広い症状を診る

Qこちらで診療されている内容を教えてください。

A

▲地域のかかりつけと専門性の高い内視鏡検査、両者を掲げる同院

地域のかかりつけ医として、一般的な風邪症状の内科疾患や高血圧、高脂血症などの生活習慣病の診療や、健康診断・予防接種を行っております。また、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症などの疑いのある発熱患者さまも受診できるように、発熱時の外来ブースを完備しております。もともと僕が在籍してきた北部病院は、臓器別に専門を区切らず、医師が非常に幅広い症状に対応するのが特徴でした。消化器の抗がん剤治療を行う中でも、多様な内科の症状を診る必要がありました。その経験を生かして、内視鏡検査をはじめ専門的な消化器内科から、風邪など他の診療科の診断も幅広くできるのが僕の診療の特徴だと考えています。

Q実際にどんな悩みを抱えて受診する患者さんが多いですか？

A

▲生活習慣病など内科領域で受診する患者も多いという

腹部の痛みや膨満感を訴える患者さんが多いです。一方、無症状であっても健康診断で数値異常が見つかり、要検査を指摘された方も多く受診されています。生活習慣病は放置すると重篤な合併症をもたらす可能性があるため、早期発見・早期治療が重要。当院も横浜市の特定検診に対応しており、糖尿病や高血圧、脂質異常症を発見した場合は、そのまま治療するケースもあります。そして生活習慣病と診断された患者さんには、薬に頼りすぎない治療を行うことをご提案しています。厚生労働省が定めるガイドラインに沿って、医師と管理栄養士が共同で栄養指導を行ったり、根拠となる数値目標を具体的に説明するなど、総合的に生活習慣の見直しを行います。

Q生活習慣病に関して、患者さんに知ってほしいことはありますか？

A

▲肝機能異常にも対応している

生活習慣病は高血圧や糖尿病が注目されがちですが、実は肝障害の患者さんも多いです。アルコール関連肝疾患や脂肪肝、それらの症状に肥満や高血圧を併発しているMASLD（代謝機能障害関連脂肪性肝疾患）に該当する方も少なくありません。状態が進むと肝臓の健康に深刻な影響を及ぼす可能性も。健診などの血液検査で肝臓の数値異常の指摘を受け精密検査を勧められた場合、楽観視せずお早めに受診してください。当院では詳細な問診に加え、必要に応じて血液検査や腹部超音波検査を行います。ウイルス性肝炎や自己免疫疾患などの稀な疾患が否定できれば、一人ひとりの症状に合わせた治療や生活指導を行います。

Q痩せている人でも生活習慣病には注意するべきですか？

A

▲資料や画像を使うことで、患者によりわかりやすく説明する

日本人は内臓脂肪型肥満が多く、中肉中背の方でも内蔵に脂肪がたまって肝臓の数値が悪くなることもあります。多くの生活習慣病は自覚症状が出にくいため、定期的に健康診断を受けることが大切です。恥ずかしいという理由で検査を敬遠される方もいると思いますが、リラックスできる空間で検査を受けていただける環境を整えているため、お気軽にお問い合わせください。万が一重篤な疾患を疑われる場合は、近隣の大学病院など適切な医療機関へスムーズにご紹介させていただきます。

Qかかりつけ医に消化器内科を選ぶメリットとは？

A

▲かかりつけ医として幅広く頼ってほしいと語る中村院長

当院は胃と大腸の内視鏡検査を中心に、消化器内科の専門的な診療だけでなく、風邪や胃腸炎、生活習慣病など幅広い診療を行うクリニックです。生活習慣病の治療の過程で合併症が疑われる場合も、他の病院に行く必要がなく、一元的な診療や検査を行えることが特徴です。また、診断、治療、予防のすべてにおいて患者さんに関われることが消化器内科の強みです。かかりつけ医が日頃から患者さんの状態を把握していれば、ちょっとした体調の変化にも気づきやすいため、病気の予防や早期発見、早期治療が可能になります。地域のかかりつけ医として、診療の際は患者さんのお話をよく聞き、できる限り寄り添い、診療をさせていただければと思っています。