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中村 大樹 院長の独自取材記事

センター南消化器内科・内視鏡クリニック

(横浜市都筑区/センター南駅)

最終更新日:2024/07/08

中村大樹院長 センター南消化器内科・内視鏡クリニック main

非常勤の医師として診療を手伝っていた縁から、山崎消化器クリニックを継承する形で「センター南消化器内科・内視鏡クリニック」を開業した中村大樹院長。昭和大学横浜市北部病院や各地の関連病院で、内視鏡分野や消化器がん診療に携わってきた経歴を持つ。大学病院での経験から、クリニックでは待ち時間を削減し、スムーズな診療システムづくりを心がけ、働く世代も通いやすい診療環境を整える。また、内視鏡検査では早期発見につなげて健康を守りたいと、痛みや負担の軽減に努めた検査に取り組むなど、患者への真摯な診療姿勢が印象的な心優しいドクターだ。自分の家族やスタッフが受診したいと思えるクリニックをめざすそんな中村院長に、同院を開業した経緯や専門である内視鏡分野や消化器内科への思い、めざすところなどを詳しく聞いた。

(取材日2024年6月19日)

内視鏡検査や消化器内科の専門性を生かして

まず、こちらのクリニックの成り立ちを教えてください。

中村大樹院長 センター南消化器内科・内視鏡クリニック1

当院の前身は、山崎晴市先生が開業された山崎消化器クリニックです。僕は、昭和大学横浜市北部病院の消化器内科に所属し、こちらで非常勤の医師として診療を担当させていただいていました。また山崎先生から、北部病院へ患者さんを紹介されることもあり、深いつながりがあったのです。その中で、継承のお話を頂いて、それまであまり開業は考えていませんでしたが、こちらであれば距離も近く、北部病院とも連携しながら診療できると考えてお引き受けしました。

開業の際はどのような点にこだわりましたか。

まず、温かい雰囲気や患者さんへの対応など、前クリニックの良いところは引き継いで、今までの患者さんに安心して通い続けていただけるように、という点です。スタッフも残ってくれましたので、全面的に頼りにしています。山崎先生にも週に1回診療していただいています。院内は、特に大腸内視鏡検査が敬遠されがちであることから、「女性にも入りやすいクリニック」をコンセプトに改装しました。間接照明で明るさや開放感を出し、待合室のある3階はウッド調で落ち着けるような雰囲気に、2階は内視鏡検査フロアなので清潔感を出すようにしました。2階には、検査後に休憩できるリカバリールームや、化粧直しのできるパウダールームも設けました。

診療面にはどのような特徴がありますか。

中村大樹院長 センター南消化器内科・内視鏡クリニック2

僕が在籍してきた北部病院は、臓器別に専門を区切らず、幅広く対応するのが特徴です。また消化器の抗がん剤治療を行う中で、多様な内科の症状を診る必要がありました。ですから、内視鏡検査をはじめ専門的な消化器内科から、風邪など他の診療科の診断も幅広くできるのが僕の診療の特徴だと考えています。生活習慣病の患者さんに対しては、健康診断からその後の治療、管理まで対応し、管理栄養士による栄養指導も行っています。また、北部病院との連携体制も特徴です。今も毎週、兼任講師として顔を出していますし、それぞれの先生の専門や人柄もわかっているので、適切な紹介ができると思います。手術後のフォローなども当院で行いたいと考えています。

技術を磨き、痛みや負担を軽減した内視鏡検査に努める

こちらの内視鏡検査にはどのような特徴がありますか。

中村大樹院長 センター南消化器内科・内視鏡クリニック3

患者さんの負担をできるだけ軽減するように配慮しています。胃と大腸の内視鏡検査を同時に受けることも可能で、胃の内視鏡検査では、経鼻内視鏡も用意しています。特に、大腸の内視鏡検査は痛みや恥ずかしさに不安を持たれる方が多いので、できる限り時間を短く、痛みや負担も少なくすることに努めています。腸の形状は人によって異なり、そこが難しいところであり、医師として興味深いところでもあります。僕は患者さんの負担を軽減できるよう研鑽を積んできましたし、できるだけ痛みの出にくい方法を心がけています。検査そのものは15分程度で終わりますし、うとうととした状態で受けていただけるよう鎮静剤を使うので、安心して受診していただきたいですね。

そもそもどうして消化器内科を選ばれたのですか。

昭和大学医学部時代、自分の手技で治療することに魅力を感じて外科系を検討したのですが、北部病院は内視鏡が得意で、内視鏡分野に興味を持ちました。検査だけではなく、出血やポリープの治療を行えることから自分の手技で治療することもできると感じて消化器内科に入局し、その後は大学病院や関連病院で診療に携わりました。大学病院では、大腸・胃・食道の内視鏡治療・診断を中心に、内視鏡による専門的な治療やAIの研究、肝臓や胆嚢・胆管・膵臓の診療、消化器がん医療などに従事してきました。また昭和大学には関連病院も多いので「武者修行してこい」と言われて、北海道から大阪府まで、各地の関連病院に出向して、さまざまな土地での診療を経験しました。東日本大震災直後の宮城県の関連病院では、仮設住宅で体調を崩された方の診療なども経験しました。

診療の際、どのようなことを大切にされていますか。

中村大樹院長 センター南消化器内科・内視鏡クリニック4

すべて患者さんの希望どおりにできるとは限りませんが、よくお話を聞いて、できるだけ寄り添って、診療をさせていただければと思っています。胃と大腸の内視鏡検査については、どれだけ工夫してもある程度時間はかかり、患者さんの負担となるわけですから、患者さんの意思を尊重して無理にお勧めすることはないようにしたいと思っています。また、検査にあたっては、なるべく楽に、負担をかけず、短時間で終えることができる方法を選択し、痛みや負担を軽減することを心がけています。

今も山崎先生と連携されているのですね。

そうなんです。山崎先生は患者さんのことをよく覚えていらして、今でもいろいろアドバイスをしてくださるので助かっています。地域の患者さんとの間に信頼関係をしっかり築かれている点は見習いたいですし、症状だけでなく、患者さんのパーソナリティーを含めてトータルに見てよく観察されているところも印象的ですね。ストレスや自律神経の異常から起こるようなおなかの不調に関しては、漢方薬を取り入れるなど、薬の処方も工夫されていて、とても勉強になります。

がん医療の経験から、患者の時間を尊重する診療姿勢に

先生は、待ち時間の軽減に尽力されていますね。

中村大樹院長 センター南消化器内科・内視鏡クリニック5

大学病院時代は患者さんが多く、長時間待っていただいているうちに、具合が悪くなられたり、急きょ治療が必要になったりすることもあり、とても心苦しく思っていました。何か問題があって受診されたわけですから、来ていただいたら可能な限り早く診察したい、しっかり丁寧に診たいという気持ちがあります。また、がん医療に携わる中で、時間毒性(Time Toxicity)という概念に出合いました。抗がん剤治療で寿命を延ばすことはめざせても、治療にかかる時間と待ち時間で病院にいる時間が長くなり、患者さん自身の時間を奪ってしまう。そういったことのないように、治療方法や診療体制を工夫することが必要という考え方です。当院では重篤な病気の方は少ないですが、やはり患者さんの時間は大切ですから、待ち時間はできるだけ短く、診療もスムーズ終われるようにしたいと思っています。

今後に向けた展望について聞かせてください。

子育て世代が多い地域ですから、多忙な働く世代の方に、検査を受けていただき、病気を早期発見していくことに取り組んでいきたいです。例えば、検査やポリープ切除術後の説明などはオンライン診療を活用していきたいと考えています。また、常勤のスタッフは週休3日制で、しっかり休めるような働きやすい環境になるよう取り組んでいます。スタッフが疲れていたり余裕がなかったりすると、患者さんへの対応もおざなりになりやすいので、ゆっくり英気を養って患者さんにも還元できるような、働きやすいクリニックをめざしていきたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

中村大樹院長 センター南消化器内科・内視鏡クリニック6

大腸がんは早期発見すれば完治もめざせるようになっていますが、健康診断で便潜血陽性になっても、大腸内視鏡検査を受けられる方は、ごく一部とのデータもあります。中には、血便が出ても痔だと思ってなかなか受診されず、受診した時には、がんが進行しているケースもあります。また、潰瘍性大腸炎でも血便がみられ、若年の患者さんに多い疾患ですので、注意が必要です。当院は、胃と大腸の内視鏡検査を中心に、消化器内科の専門的な診療と、風邪や胃腸炎、生活習慣病など幅広い診療を行うクリニックです。ウェブ予約やキャッシュレス決済なども活用して多忙な方も気軽に受診できるよう、診療をスムーズに終えられるよう工夫していますので、何か気になることがあればぜひご相談ください。

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