小林 敬 院長の独自取材記事
クリニックプラス西船橋
(船橋市/西船橋駅)
最終更新日:2026/10/13
5つの路線が乗り入れる千葉県屈指のターミナル駅、西船橋。「クリニックプラス西船橋」は、その北口の階段を下りてすぐ右側のビルにある。東京都内で複数のクリニックを展開しているクリニックプラスが2024年5月に千葉県内に初めて開業。同クリニックは、「待ち時間が長い」「休日に受診したいのに開いている所がない」など多くの人が感じる医療に対する壁を取り除くとともに、新しい価値をプラスし、より受診しやすい診療環境でプライマリケアを提供する新しいコンセプトのクリニックだ。2026年5月から院長に就任した小林敬先生は、脳神経内科を専門としており、同院ではその専門性を生かして頭痛専門の外来を設けているほか、生活習慣病の管理・治療にも力を入れている。同院の特徴や診療内容などについて小林院長に聞いた。
(取材日2026年9月2日)
無駄な時間を省いたスムーズな受診
最初にクリニックの紹介をお願いします。

当クリニックでは患者さんが感じる医療に対する壁を取り除いて、新しい価値をプラスし、より受診しやすく、より身近にプライマリケアを提供できるクリニックをめざしています。これは、クリニックプラスの各院共通のコンセプトです。患者さんが感じる医療に対する壁には時間の壁、知識の壁、手間の壁などさまざまなものがあるように感じます。それらの壁を一つ一つ取り除けるよう、例えば、メッセージアプリケーションを通した予約や問診表の記入、キャッシュレス会計など、待ち時間をできるだけ短縮して忙しい人でも受診できるように環境を整えています。当クリニックは西船橋駅のすぐそばにありますので、通勤途中や乗り換えの際にも立ち寄りやすいと思います。
特徴はどのようなところですか?
まず、立地もそうですが利便性が高いことです。受診の予約は、SNSで簡単にできます。もちろん高齢の方などSNSが苦手という場合は電話でも受けつけています。また予約の方優先にはなりますが、直接来ていただいても診察を受けられます。待ち時間についても、予約時にSNSで問診票を記入してもらうなどして、できるだけ予約の時間どおりにスムーズに診察できるようにしています。また、平日は夜8時まで、土日祝日も夕方5時半まで診療をしていますので、忙しい方でも受診しやすいと思います。
テクノロジーも取り入れられたクリニックですね。

医療の現場で患者さんが特に不満を感じるのが待ち時間の長さです。当院では、患者さんの満足度を高めるために無駄な時間を極力省いています。受診予約と事前問診はスマホで行い、事前問診の内容は自動的に電子カルテに反映されるシステムです。このシステムによって、事前問診の内容を再度カルテに打ち込む手間と時間が省け、その分患者さんの診察時間に充てられます。また、事前にクレジットカード情報などを登録しておけば、会計時の待ち時間なく帰ることができます。このようにできるだけ無駄なクリニック滞在時間を短縮することで、効率良く受診できるよう独自のシステムを構築しています。
頭痛や内科疾患、生活習慣病など幅広く対応
診療の際、どんなことを大切にしていますか?

より良い診療を行うためには、患者さんに信頼、納得していただくことが大切です。そのために患者さんの困っていることを丁寧にお聞きして、どのように治していきたいか、患者さんの考えや価値観を尊重するようにしています。中には医学的に難しい場合もありますが、できるだけ患者さんの気持ちに寄り添えるよう工夫しています。また、脳神経内科では神経学的診察を重視しますが、症状に応じて項目を絞って効率的に行うなど、これまで学んできた経験を生かして、よりスムーズな診療を心がけています。
こちらでは頭痛専門の外来を設けているのですね。
私が脳神経内科を専門としてきましたので、頭痛専門の外来を開設しています。頭痛は、ご本人はとてもつらいのですが、それが表には出にくく、他人にはなかなか理解してもらえない疾患です。患者さんが感じているそのギャップをまずよく理解することが頭痛の診察では大切です。そして、患者さんの症状や困っていることをよくお聞きして頭痛の種類を診断し、お一人お一人に即した治療法を提案しています。今は、いろいろなタイプの薬が登場し選択肢も増えていますので、それらについても丁寧に説明しています。症状によって画像診断が必要と判断した場合は、近隣のMRI検査が可能な病院を紹介させていただきます。
ほかに力を入れている診療分野はありますか?

一つは生活習慣病です。生活習慣病は高齢者の病気と思っている人も多いですが、働く世代はちょうど生活習慣病が少しずつ始まっていく時期です。この頃から20年30年と長期的に診ていく必要のある疾患ですから、企業健診などで問題が指摘された方はぜひ受診していただきたいですね。生活習慣病の治療も、患者さんのご要望を重視しています。最初から薬で対応したいのか、あるいは3ヵ月くらいを目途に生活習慣の改善を図って様子を見ていきたいのか、患者さんのお考えや価値観を尊重しています。また、睡眠時無呼吸症候群については、ご自宅で簡単に受けられる簡易検査を行い、結果によってはCPAP療法も行っています。実は、私もCPAP療法を受けていますので、自身の経験に基づいてお話できると思います。
他にどんな検査が受けられるのですか?
新型コロナウイルスやインフルエンザの検査や、一般的な血液検査はいつでも行っています。アレルギー症状でお悩みの方がアレルギー検査を受けに来られるのも多いですね。また心電図検査や胸部エックス線検査、喘息を診断する呼気NO(一酸化窒素)検査なども行っています。仕事終わりに体調が悪く、検査を受けたいと思ってもクリニックが閉まっていて検査が受けられないという方も多いと思います。当院は平日20時まで、土・日・祝日も診療していますので、上記の検査をご都合の良い時に受けることができます。
困った時にはいつでも気軽に相談を
病診連携やスタッフ同士の連携についてはいかがでしょうか。

脳神経内科の疾患で専門的な医療が必要になった場合は、順天堂大学医学部附属浦安病院と連携を取っています。他にもそれぞれの症例や患者さんのご希望に合わせて近隣の病院を紹介しています。クリニック内では、チャットアプリを活用してスタッフ間でコミュニケーションを取っています。診察室での出来事や受付での患者さんとのやりとりなど伝えるべきことはチャットですぐに情報共有しております。よりスピーディーにかつ安全にスタッフ間で情報共有を行うことで、チーム医療を提供することができるようになりました。
ところで先生はなぜ医師をめざされたのですか? 脳神経内科を専門にした理由もお聞かせください。
曽祖父が島根で開業していて、親戚からよく話を聞くうちに、医療に関心を持つようになりました。また、祖父や両親も医師でしたので、小学生くらいの頃から自然と医師をめざそうと考えていました。脳神経内科を専門にしたのは、症状から障害を受けている所を類推するという点が面白いと思ったのです。脳神経内科の疾患は、症状が出ている所と原因となっている場所が遠く離れていることが多いのです。この症状であればどこの神経が原因か、論理的に考えていく点に魅力を感じました。これまで長期的なフォローが必要な変性疾患や、急性期病院での急性疾患などさまざまな診療に携わってきました。それらの経験を当院での診療に生かしていきたいと思っています。
具体的にどのように生かしているのでしょう。

脳神経内科では患者さんの話をよく聞くことが大切でしたので当院でもまずはお話をよく聞いて患者さんの気持ちに寄り添った診療を心がけています。また、脳神経内科の疾患は、他の科の疾患と症状が似ているものも多く、他の科の疾患のこともよく知っていないと正しい診断はできません。その点でも地域のプライマリケアとしてお役に立てるのではないかと思っています。実は、私自身、片頭痛持ちで、頭痛で悩んでいる方の気持ちもよくわかりますので相談しやすいと思います。
最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いいたします。
患者さんの気持ちに寄り添いながら、よりご満足いただける診療に努めていきたいと思います。当院は駅直近でとても便利ですし、忙しい方でも受診しやすい環境を整えています。何か困った時にはどうぞ気軽に相談に来てください。

