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下肢静脈瘤は命に関わることはないが
気になったらすぐに受診を

みんなの血管外科池袋

(豊島区/池袋駅)

最終更新日:2024/05/14

みんなの血管外科池袋 下肢静脈瘤は命に関わることはないが 気になったらすぐに受診を みんなの血管外科池袋 下肢静脈瘤は命に関わることはないが 気になったらすぐに受診を
  • 保険診療

「ふくらはぎ、血管、ボコボコ」といったキーワード検索で出てくる下肢静脈瘤。「最近、足のだるさがなかなか取れない、むくんでいる、かゆい、よくつる、そんな悩みがあるならば、もしかしたらそれは下肢静脈瘤かもしれません」と語るのは「みんなの血管外科池袋」の服部努院長だ。下肢静脈瘤は血管の病気の一種であり、大学病院の血管外科で研鑽を積んできた服部院長はこれまで数多くの患者を診てきた。静脈瘤から動脈瘤を連想し不安になる人も多いが、実は下肢静脈瘤は生死に関わる疾患ではない。ただ、自然治癒するものではないので、放置したままでは見た目の問題だけではなく、不快な症状が続いてしまう。下肢静脈瘤とはどのような病気なのか、どんな治療法があるのか服部院長に詳しく聞いた。

(取材日2024年4月15日)

ふくらはぎの血管がボコボコと浮き出る下肢静脈瘤。弾性ストッキングや手術で症状の緩和をめざす

Q下肢静脈瘤とはどのような病気ですか?
A
みんなの血管外科池袋 愛情を持って真摯に患者に接したいという服部院長

▲愛情を持って真摯に患者に接したいという服部院長

下肢の静脈には筋肉内部を動脈と並走している深部静脈と、体表近くを走る表在静脈があります。表在静脈には血液の逆流を防ぐ弁がついているのですが、これが働かなくなり、やがては血管が太くなりこぶ状に浮き出て見えるようになるのが下肢静脈瘤です。弁が壊れる理由としては遺伝、妊娠、肥満、立ち仕事の習慣などがあります。半数以上が女性で年齢とともに患者数は増えますが、若い人がかかることもあり、よくある血管の病気の一種です。壊れた弁は再生することはありませんが命に関わるものではないので、過度に恐れることはありません。とはいえ、症状の進行に伴い不快な症状も増えてくるので早めに受診するようにしてください。

Qどのような症状があったら受診すべきですか?
A
みんなの血管外科池袋 ゆったりとくつろげる待合室

▲ゆったりとくつろげる待合室

下肢静脈瘤の多くは初期にはほとんど自覚症状はありませんが、だんだんむくみやすくなるなどの症状が現れます。足が重くてだるい、つりやすいといった症状を訴える人も少なくありません。ふくらはぎの血管がボコボコと浮き出たり、血液の色素であるヘモジデリンがしみ出してふくらはぎの内側が茶色くなったりするのも、典型的な下肢静脈瘤の症状です。皮膚のかゆみも強くなりかきむしるようになって傷ができて、そこから皮膚潰瘍に至るのが一番悪化した状態といえるでしょう。そうなっても足の切断が必要になるようなことはありませんが、見た目のインパクトは決して小さくありませんから、早めの治療をお勧めします。

Q治療はどのように行うのでしょうか。
A
みんなの血管外科池袋 進行状況によって適切な治療法を提案

▲進行状況によって適切な治療法を提案

治療には経過観察と手術がありますが、例えば、血管がボコボコしているからといって必ずしも手術する必要はありません。むくみなどを緩和したいならば医療用の弾性ストッキングを着用するという方法もあります。これは下肢静脈瘤を治すものではありませんが、つらい症状を軽減することは望めます。市販の弾性ストッキングよりも値段は高めですが、高い圧力をかけることができ、症状の緩和が期待できます。市販品よりも丈夫で頻繁に買い替える必要はありませんが、それでも3〜5年も続ければ手術と同じくらいコストがかかる計算です。ですので、早いうちに手術をしてしまうという選択もあります。

Q手術について詳しく教えてください。
A
みんなの血管外科池袋 同院では日帰りでの手術が可能

▲同院では日帰りでの手術が可能

主な手術法には血管を抜き取る、熱を加えてふさぐ、ボンドのようなもので埋めるという3種類の方法があります。当院でもすべてに対応しますが、最もポピュラーなのが熱を用いた手術法です。レーザーまたはラジオ波で悪くなった血管を焼いて血が流れないようにするというもので、患部周辺に麻酔剤を200〜300cc入れなければならず、7〜8回は注射する必要があります。ただ、血管の中に異物を挿入するものではないのでアレルギーの心配はなく、30分ほどで済みますし、術後は歩いて普通に帰宅できます。

Q通院頻度はどれぐらいになりますか?
A
みんなの血管外科池袋 症状を放置せず、専門家のもとで正しい指導を受けよう

▲症状を放置せず、専門家のもとで正しい指導を受けよう

下肢静脈瘤は1年で急激に悪化することはありませんが、放置していると5年ほどでだいぶひどくなってしまうケースもあります。弾性ストッキングで経過観察するならば、2〜3年に1度の通院で十分ですが、つる頻度が多くなったり、かゆみが強くなったりするような変化を感じたら、すぐに医師に相談するようにしてください。また、手術をした場合は、1週間以内にチェックして、特に問題がないようならば1年後の受診で十分です。いずれにせよ、頻繁に通わなければいけない大変なものではないので、下肢静脈瘤で悩んでいるようならばまずはクリニックを訪ねて相談してみてはいかがでしょうか。

ドクターからのメッセージ

服部 努院長

足のむくみやだるさがあるだけでも、一度、血管を詳しく検査してみる価値はあります。大学病院でも多くの症例を診てきましたが、患者さんは若い方も多く、インターネットで調べて「下肢静脈瘤ではないでしょうか」と受診された時にはすでに発症している人がほとんどで、かなり症状が進行してしまっている方もいました。残念ながら自然に治ることはないので、根本的に解決するには血管をつぶす手術が必須です。ただ、どうしても手術をしなくてはいけないというものではないので、勇気が出るまでは医療用の弾性ストッキングで様子を見てはいかがでしょうか。

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