橘高 衛 院長の独自取材記事
柏脳神経外科クリニック
(柏市/柏駅)
最終更新日:2026/06/12
柏駅南口または西口から歩いて約10分の場所にある「柏脳神経外科クリニック」。院長の橘高衛(きったか・まもる)先生は、経験豊富な脳神経外科医で、「できるだけ手術が必要になる前の段階で患者さんを助けたい」という思いが強くなりクリニックを開業した。術後の経過観察で訪れる患者や、手足が不自由な患者も過ごしやすいよう、院内は車いすや歩行用カートでも移動しやすい、ゆったりとしたバリアフリー設計。MRIやCTも備え迅速な検査に対応し、専門性の高い診療をしつつも、ちょっとした風邪症状でも気軽に受診できる「地域の身近な相談先」であることを大切にしている。「夫婦でのんびり旅行するのが夢」と語る橘高院長に話を聞いた。
(取材日2026年5月2日)
救急医療での経験を生かし、頭を含めた全身を診る
ご開業から2年たちましたね。

ええ。地域に貢献できるクリニックをめざして開業し、多くの患者さんにご来院いただいていることに本当に感謝しています。これまでの脳神経外科や留学での研鑽に加え、大学病院・総合病院で救急医療に携わった経験を生かし、一般内科から認知症まで幅広く診療しています。「頭を含め全身を総合的に診るかかりつけ医」として脳以外の症状でも相談できる存在でありたいです。MRIやCTなどを導入しており、検査を希望される方も多いですね。丁寧な説明と対応を心がけ、開院時にはお待たせすることもありましたが、スタッフが優秀なおかげもあり、待ち時間も少しずつ短縮してきました。
橘高院長が医師を志した理由をお聞かせください。
小さい頃はお菓子と5円玉を間違えて飲み込んでしまったことがあるような、やんちゃな子どもでした。耳鼻咽喉科の先生が吸引してくれたのをよく覚えていて、そんな体験もあって医師という仕事に興味を持つようになりました。高校時代の親友の家が脳神経外科病院で、遊びに行くと手術の動画などが流れていて「かっこいい。これをやりたい」と思ったのもきっかけになりましたね。私が医師を志した頃は脳の手術はまだまだ発展途上の段階でしたがその後急速に発展し、そんな時に医師人生を歩めたのも財産になっています。
留学や病院で救急医療に携わったご経験もあるとお伺いしました。

アメリカ留学時代には脳外科のエキスパートとして知られる先生にお会いする機会があり「研究よりも臨床をしなさい」というアドバイスをいただきました。当時は大学院生で研究目的の留学でしたが、それは強く印象に残りましたね。私の場合は「医師になったからには人を治療する仕事をしたい」と心にストンと入り、帰国したらしっかり臨床をやると決め、帰国後は大学病院や市中の病院で幅広い経験を積んだのです。高度救急医療にも従事し、そこでは整形外科や外科など他科の先生方と接し、一緒に一人の患者さんと向き合いました。そのおかげで脳以外の疾患も診断をつけられるようになり、こうして地域のクリニックで多種多様な疾患に向き合う今の診療に非常に役に立っています。脳の病気ではなさそうだと思ったとき、ではこれは他の科かもしれないといったような診断のあたりをつけることができるんです。
即日検査対応で患者の不安な心に寄り添う
MRIなどを導入されているクリニックは少ないのでは?

患者さんの不安を早く取り除いてあげたいと思い、MRIやCTを導入しました。大きな病院ではMRI検査が数ヵ月待ちなどの場合もありますが、当院では当日に受けられます。すぐに治療を始めなくてはいけない症状は、問診や触診だけでは診断するのが難しいものが多いんです。早期に異常が見つかれば、素早く治療に結びつけることができ、治療の選択肢が広がることもあります。また、心臓やおなかの超音波も対応できるようにしてあります。
命に関わるような病気を発見されることもあるんですか?
くも膜下出血といった病気が見つかるケースがありますね。そうした病気は命に関わるので、迅速に診断をつけないといけません。また、軽い頭痛でも緊急を要することがあります。ですから、「気になるけど受診するほどではないかな」と患者さんが思っても受診してほしいです。「医師に『何でもないよ』と言ってもらえたら安心できる」という軽い気持ちで来院していただければと思います。私自身もすごい病気を発見したいという気持ちはなく、「大丈夫。心配ありませんよ」と言えることのほうがうれしいんです。
いつまでも元気でいるために気をつけたほうが良いことは何でしょうか?

脳や心臓の病気は発病させないことが肝心なので、予防が第一です。そのためには、脳や心臓の病気を誘発するといわれる生活習慣病を適切に管理することが重要になります。高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病はよほど重症度が高い場合を除き当院で対応可能ですよ。患者さんの生活スタイルなどに合わせて丁寧に指導をしています。血圧が高いようなら塩分を控えカリウムやカルシウムを取れるような食事をしてもらう、糖尿病なら糖質のコントロールを、コレステロールの数値が高いなら動物性脂肪に気をつけるといったように、できる限り実生活に合わせた細かい指導をしていますね。また、認知症の患者さんには運動をする、音楽を聴く、園芸、手を使う作業をするなど、患者さんの好きなことや性格に応じたアプローチを中心にご提案するようにしています。そうすることで、落ち着いた生活を送っていただけるでしょう。
患者の不安を素早く取り除き健康を見守る
日々の診療で意識していることは?

患者さんにお話しするときには、患者さんの個性に応じて対応を変えています。明るいキャラクターの人には明るく、内向的な人には落ち着いて、理論派の方には理路整然と。できるだけ患者さんの心に溶け込むようなお話をすることを心がけています。付き添いのご家族がいらっしゃる場合には、患者さんと同様にお話しさせていただきます。患者さんは何かしらの不安を感じて来院されるでしょう。私はその不安を抱えたままお帰りいただきたくないんです。ですからMRIなどの機器も用意して、できる限り来院したその日に検査し、どういったことが患者さんに起こっているのかご説明して、少しでも不安を解消して帰宅していただきたいと思っています。
お子さんや若い患者さんも多いようですね。
当院にはお子さんの患者さんもたくさんいらっしゃいます。お子さんはMRIで検査する機会が少ないんですよね。当院では小学生のお子さんのMRIにも対応しています。スタッフもお子さんの対応に慣れていますので安心してお任せください。お子さんや若い方は、症状の訴えが軽微だとMRIなどの検査をしないことも多いんですが、脳の血管の様子はCTではわかりませんので、MRI検査は大切だと思っています。10代の方であっても、重大な病気が見つかることも考えられます。また、頭部外傷の場合は骨折の有無がわかるためCT検査をしますが、場合によっては被ばく量の少ないMRIで頭の様子を確認することもよくあります。閉所恐怖症の方も多いですが、当院ではスタッフが手をつなぐなど対策もしており、無事に検査を受けていただけるでしょう。
スタッフについても教えてください。

スタッフは私が過去に勤務した医療機関から、人徳を優先して声をかけた人がほとんどです。そのため、医療従事者としてのスキルや経験はもちろん、人としても素晴らしい自慢のスタッフです。病気だけでなく、患者さん一人ひとりの背景や価値観を深く理解して、身体的・精神的な苦痛を和らげるよう寄り添っている姿を見て、感謝するとともに、私のほうが勉強させられている気持ちになります。MRI・CTを扱う放射線技師を含めたメンバーが開業当時から変わっていないため、私のやり方を熟知している点も強みの一つです。
読者へのメッセージをお願いします。
会社や自治体で健診を受け、結果の説明を希望される患者さんもたくさんおられます。もちろんそのような理由での受診も大歓迎です。結果の数値をどのように受け止めたらいいのかなど、丁寧にご相談に応じています。特に注意していただきたいのは、長年続く不快症状です。慣れてしまい平気に感じていたとしても、異常がないとは限りません。「こんなことで受診するなんて」とためらうような症状から重大な病気が見つかる例もあります。「何もないことを確認する」だけのケースも多いのですが、毎日をストレスなく過ごすためにも大事なことですし、当院では受診したその日のうちに適切な治療へとつなげたいと思っていますので、どんな小さなお悩みでも気軽にお越しください。
自由診療費用の目安
自由診療とは脳ドック/2万5000円~

