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胃がんや大腸がんを早期発見
内視鏡検査を定期的に受ける重要性

小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニック

(横浜市港北区/小机駅)

最終更新日:2024/10/15

小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニック 胃がんや大腸がんを早期発見 内視鏡検査を定期的に受ける重要性 小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニック 胃がんや大腸がんを早期発見 内視鏡検査を定期的に受ける重要性
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先端にカメラを内蔵した細長いスコープを口や鼻、肛門から挿入し、食道、胃、十二指腸や大腸の患部を直接観察する内視鏡検査。胃がんや大腸がんを早期発見することで負担の少ない治療方法を選択できることが最大のメリットだが、「つらそう、怖い」というイメージを抱いて躊躇する人も多い。横浜市港北区の「小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニック」は、外科手術の経験が豊富で、なおかつ日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を持つ山岸征嗣院長が「患者の負担が少ない」ことを重視した内視鏡検査を提供している。胃痛などの自覚症状がなくても胃カメラや大腸カメラで定期的に精密検査を受けるメリットや、後回しにするリスクについて、これまで幅広い症例を見てきた山岸院長に解説してもらった。

(取材日2024年7月12日)

患者の苦痛を和らげることに注力した胃内視鏡検査や大腸内視鏡検査のメリット

Qこのクリニックで受けられる内視鏡検査の詳細を教えてください。
A
小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニック 小机駅より徒歩1分の場所に位置する

▲小机駅より徒歩1分の場所に位置する

当院では消化器内視鏡専門医の私が胃と大腸の内視鏡検査を行っています。患者さんに安心して受けていただくため、胃の検査は鼻から挿入する「経鼻内視鏡検査」を優先しています。これは舌にスコープが触れないため嘔吐反射が起きにくい検査方法です。患者さんが口から挿入する方法に慣れている場合などは、ご希望に応じて「経口内視鏡検査」にも対応しております。また、大腸内視鏡検査は痛みや違和感に個人差が大きく、胃の内視鏡検査と比べると検査時間も長いため、うとうとと眠りながら検査を受けていただけるように、鎮静剤を用いることも可能です。

Qどんな症状の患者さんが内視鏡検査を受けることが多いですか?
A
小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニック 診察の際には、丁寧に症状や日常生活についてヒアリングを行う

▲診察の際には、丁寧に症状や日常生活についてヒアリングを行う

慢性的な胃痛、胸焼け、みぞおち付近の痛み、病名で言うと逆流性食道炎や胃炎に悩んでいる方が多いです。特に症状を自覚されていなくても、血縁にがん患者の方がいたり、ピロリ菌を除菌するための治療を受けたことがあったり、がんを発症するリスクが高いことを自覚して定期的に内視鏡検査を受けられる患者さんもいます。横浜市は50歳以上の市民を対象とした、2年に1度内視鏡による胃がん検診の助成制度があり、その制度を利用される方も増えています。内視鏡検査はがんの早期発見に有用で、適切な治療に結びつけられることが期待できます。「私は大丈夫」と思わず、ぜひ定期的に受けていただきたいです。

Qバリウム検査や便潜血検査だけでは不十分なのでしょうか?
A
小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニック 大学病院の消化器外科で多くの患者を診てきた

▲大学病院の消化器外科で多くの患者を診てきた

バリウム検査や便潜血検査で「異常なし」という結果が出れば焦る必要はないと思います。バリウム検査だと症状がかなり進んだ胃炎しか見つからないというのが私の見解で、カメラを通して胃の色調を直接観察できる内視鏡検査のほうがピロリ菌の有無が圧倒的にわかりやすいと考えています。ピロリ菌を早期発見し除菌できれば、胃がんのリスクの低減にもつながります。そもそもバリウム検査に伴う合併症もあるので、当院では基本的に勧めていません。また、大腸がんの発見には簡便に受けることができる便潜血検査は有用ですが、日本では便潜血検査で陽性が出たのに次のステップである大腸内視鏡検査を受けない方が多いことを懸念しております。

Q便潜血検査で陽性が出た場合、どんなリスクが考えられますか?
A
小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニック 検査の結果について、検査画像を用いて丁寧に説明する

▲検査の結果について、検査画像を用いて丁寧に説明する

便潜血検査は便に血液がついているかどうかを調べる検査で、陽性の場合は潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患やポリープ、がんなど消化管からの出血が起こりやすい病気が疑われます。大腸内視鏡検査によって病気の有無を確認し、ポリープが見つかれば検査時に切除、がんが疑われる病変があれば組織を取り診断を確定することも可能です。統計によってばらつきはありますが、陽性になっても60%の方しか精密検査を受けていないのが現状。日本の大腸がんの死亡率が先進国の中でも高いのは、大腸内視鏡検査を積極的に受ける方が少ないことが原因と考えます。便潜血検査で陽性となった方は、精密検査を後回しにせず大腸内視鏡検査を受けてほしいです。

Q内視鏡検査について、患者さんに伝えたいことはありますか?
A
小机駅前やまぎし内科・内視鏡クリニック より良い生活を送っていくために、定期的な検査の実施を推奨する

▲より良い生活を送っていくために、定期的な検査の実施を推奨する

日本人の死亡原因の第1位はがんで、3人に1人はがんで亡くなるといわれています。しかし患者さんからよく聞くのは、「会社員時代は定期的に検診を受けていたけど、定年後は行かなくなってしまった」というケースです。高齢者になるとがんの発症リスクが高まっていってしまうからこそ、定期的に胃や大腸内視鏡による精密検査を受けていただくメリットは大きいです。今は胃がんや大腸がんは早期発見できれば完治が期待できる時代です。定年後も人生を謳歌するためにも、検査を迷っている方は、まずは気軽にご相談ください。無理強いはしませんが、しつこいほど検査の重要性を啓発していくことが私の使命だと考えております。

ドクターからのメッセージ

山岸 征嗣院長

私はこれまで日本医科大学武蔵小杉病院消化器病センター(現・消化器外科)で外科および内視鏡を専門とする医師として、がん治療や救急医療を中心に胃、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓の治療に関わってまいりました。現在は、自宅のある横浜市港北区でホームドクターとして、より患者さんに身近な立場から病気の予防や早期発見に注力しています。内視鏡検査は「つらい、怖い、苦しい」といったイメージを持たれやすく、以前の検査で嫌な思いをしてしまったなどの理由から躊躇してしまう人も多いです。当院は患者さんの苦痛が少ない検査方法を採用しておりますので、初めての方も安心して受診してください。

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