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原田 克也 院長の独自取材記事

原田クリニック

(相模原市中央区/淵野辺駅)

最終更新日:2019/08/28

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都内の大学がいくつも進出し、年々町並みが変わりつつある淵野辺駅から徒歩5分。かわいらしいカタツムリのロゴマークが目印の「原田クリニック」が見えてくる。「我慢しないで何かあったら気軽に来院してほしい」と、優しくほほ笑むのは原田克也院長。広く耳鼻咽喉科一般の診療をしているが、めまいや難聴の診療も専門的に対応し、近隣の他科のクリニックから紹介されてくる患者も多いという。「めまいならここ、と言われるクリニックをめざしたい」と意気込む原田院長に、日々の診療で感じる思いや心がけていること、医師をめざした理由、オフタイムの過ごし方など、さまざまな話を聞いた。(取材日2011年11月16日)

専門のめまいや難聴をはじめ、幅広く診療

開業されたのはいつですか?

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2004年です。それ以前はずっと渕野辺総合病院で診療していたので、そのご縁もあってここでの開業を決めました。院内はグリーンを基調に、明るくゆったりとした雰囲気にし、車いすやベビーカーの方でも気兼ねなくいらしていただけるようバリアフリーにも配慮しています。患者さんはこの地域にお住まいの方や、お勤めされている方が中心ですが、近隣に大学ができたこともあり、ここ数年は若い学生さんや、留学されている外国人の方も増えてきました。年齢層は幅広く、生まれたばかりの赤ちゃんから90歳を越える高齢者の方まで本当にさまざまです。家族3世代で通ってくださる方や、「子どもが生まれたので」とお子さんを連れて来られる方もいて、地域に密着しながら診療できていることをとてもうれしく感じています。

先生のご専門はめまいや難聴だそうですね。

クリニックでは広く耳鼻咽喉科一般のさまざまな症状を診療していますが、ずっとめまいや難聴を専門に診療してきましたので、そういった専門性を求めていらっしゃる患者さんも多いですね。近隣の他科の先生からご紹介いただくこともよくありますよ。めまいの代表的な病気である「メニエール病」は、これまで30代、40代の女性に多く発症するといわれていましたが、今は10代の若い方から60代、70代という年配の方まで、年齢や性別に関係なく増えているように思います。症状も、めまいだけ、難聴だけのメニエール病予備群、その両方を持つ確定症例とさまざまなので、必要な検査をすぐに行い、適切な診断に役立てています。

めまいの診療で注意していることはありますか?

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耳のめまいは繰り返す方もいますが、体調を整えきちんと治療すればある程度落ち着きます。怖いのは頭の中の病気が原因の場合です。めまい以外に、しびれるとか力が入らない、物が2つに見える、食べ物が飲み込みにくいといった、いわゆる神経症状が出るときは、やはり頭の病気である可能性を考えるべきでしょう。そこが一番心配なところですね。ぐるぐる目が回ってしまっている時に受診するのは難しいと思いますが、落ち着いてから早めにいらしていただければ、その痕跡で判断もしやすくなります。ですから、何か気になる症状があったら、「そのうち治る」ではなく、早めにいらしてください。

毎日のスポーツジム通いとヨガで健康維持

ストレスが原因になっていろいろな症状が出てくることもあると伺いました。

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はい。めまいで来院された方も「疲れがたまった時や精神的な負担のかかった時に症状が出やすい」とおっしゃることが多いのですが、例えば突発性難聴もストレスが原因だと言われています。ですから、体を休め、しっかり睡眠を取り、なるべくストレスのかからない生活をすることが大事だと思いますね。ただ、患者さんに「何かストレスはありませんか?」と伺っても、「特に何もないです」と、患者さんご自身ではストレスと感じていない場合も時々あるんです。ですから、受診して僕と話すことでストレスに気づき、自分の体や心の状態を知っていただくということも必要ではないかと思っています。検査を受けながらスタッフに、「もしかしたらこれが原因かも」と、何げなくおっしゃった内容が診断に役立つということもあるので、診療ではスタッフとの連携も大事にしていますね。

ところで、先生はずっと医師をめざされていたのですか?

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祖父が長野で産婦人科医師として、母が都内で内科医師として、それぞれ開業していましたから僕は3代目になります。常に身近に医療がある生活だったので、いつの間にか自然に医師をめざしていましたね。母には昔、よく風邪をひいて注射を打ってもらいましたね。「3つ数えれば痛いのも大丈夫だよ」と、言われたりして(笑)。直接何かを教えられたわけではありませんが、患者さんとのコミュニケーションを大事に、しっかりお話を伺うことの大切さは、母の診療姿を見て無意識のうちに身につけたように思います。耳鼻咽喉科を専門にしたのは、大学でいろいろな科を回るうち、めまいについて興味を持ったから。手術もしたかったので、「これしかない」と迷わず決めました。本当に学びたいと思う道を進んできたからこそ、今もこうして充実した診療ができているのだろうと思います。

プライベートな時間はどのように過ごしていますか?

3、4年前からほぼ毎日、診療が終わった後にスポーツジムに通っています。走ったり筋トレをしたり、だいたい30分くらいは体を動かしています。通い始めたきっかけは健診結果が思わしくなかったからなのですが、運動を始めた翌年には異常が見つからず、あらためて定期的な運動の大切さを実感しました。ジム通いと同時に始めたヨガも週3、4回ペースで継続中で、例えば鼻づまりの時は足の裏を刺激するといいとか、インストラクターの方から教えてもらって参考になったものは患者さんにもアドバイスしています。ヨガをしているととても落ち着きリラックスできるので、これからも続けていきたいですね。もし自由な時間がたっぷりできたら、いつか東北を電車で回りたいです。僕は昔から鉄道好きで、医師にならなかったら電車の運転士になりたいとも思っていました(笑)。きれいな景色を楽しんだり、駅弁を味わったりしてのんびり旅ができたらいいですね。

「めまいならここ」と言われるクリニックをめざしたい

診療する上で一番心がけていることは?

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患者さんの訴えをよく聞くことですね。限られた時間の中で、どれだけきちんと話を伺えるかが一番大事だと思っています。耳鼻咽喉科は誰もが日常的にかかる診療科ではありませんから、「緊張するし、怖い」と思われることも多く、ご高齢の方でも「初めてなのでドキドキしている」とおっしゃったり、大泣きしてしまうお子さんも大勢いらっしゃいます。ですからまずはしっかりコミュニケーションを取り、治療に使う器具もお見せしながら検査の必要性を十分に理解していただく。その上で、なるべく痛くないよう薬を塗ったり麻酔を使ったり、時には雑談しながら緊張をほぐして差し上げることも大切だと思いますね。治療を頑張ったお子さんからお手紙や絵を頂くこともあるんですよ。最初は怖がっていたのにだんだん慣れてきて、普通に治療を受け、にこにこ笑いながら帰っていく姿を見るのは、僕にとっても大きな喜び。とてもうれしく、励みにもなっています。

読者にメッセージをお願いします。

最近は風邪でも喉や鼻の症状が出る場合は、小児科ではなく耳鼻科にいらっしゃる若いお母さんが増えています。そんなふうに気軽にいらしていただけたらうれしいですね。もちろん、お子さんに限らず何かちょっとでも気になる症状があれば、それが病気の始まりやサインということも考えられるので、我慢しないことが大切です。僕もスタッフも、「耳鼻科は怖い」という気持ちを少しでも和らげるよう、優しく患者さんをお迎えしたいと努力しているので、安心していらしてください。そして、できるだけ早く的確な診断をするために、患者さんにはご自身の症状をわかりやすくお話しいただけるとありがたいですね。

最後に、クリニックの今後の展望についてお聞かせください。

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今後は、広くさまざまな診療を基本としながらも、もっと専門性の部分に力を入れ、「めまいや難聴についての診療だったらここ」と言っていただけるクリニックを目標にしていきたいです。そのためにも僕自身、今まで以上に勉強を重ね、最新の医療にふれる機会を大事にしていくつもりです。MRIなど、より精密な検査が必要な場合には大きな病院を、精神的な不安の強い方には心療内科を、とすぐご紹介できるよう、一層病診連携、診診連携も強めながら、それぞれの患者さんに寄り添い、精いっぱい頑張っていきたいですね。

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