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原田 克也 院長の独自取材記事

原田クリニック

(相模原市中央区/淵野辺駅)

最終更新日:2023/05/01

原田克也院長 原田クリニック main

淵野辺駅から徒歩5分というアクセス抜群の立地にありながら11台分の駐車場を備える「原田クリニック」。カタツムリのロゴマークが目印の同院では、さまざまな患者のための配慮がなされている。これらはすべて「何かあったら、我慢せず気軽に来院してほしい」という原田克也院長の患者を思う気持ちからだ。「今、つらい思いをしている患者さんのために役立ちたい」と、幅広く耳鼻咽喉科の一般診療に対応するだけでなく、インフルエンザや発熱者専用の外来にも対応しているという同院。中でも原田院長は、めまいや難聴に関して専門としている。患者のための努力を惜しみたくないと優しくほほ笑む原田院長に、専門とするめまいの診療や同院ならではの取り組みについて詳しく聞いた。

(取材日2023年1月25日)

専門のめまいや難聴をはじめ、幅広く診療を

まずはクリニックの特徴について教えてください。

原田克也院長 原田クリニック1

私はもともと渕野辺総合病院の耳鼻咽喉科で医長として診療していたので、そのご縁もあって、2004年に淵野辺駅からも矢部駅からもほど近いこちらでの開院を決めました。耳鼻咽喉科が専門とする領域は、いわゆる「首から上」、具体的には耳・鼻・口腔・咽頭・喉頭・頭頸部と広範囲にわたり、聴覚・嗅覚・味覚・ 平衡感覚といった、人間が生活していく上で大切な感覚器の診断・治療を専門的に診療しています。対象となる患者さんは新生児から高齢者までさまざまです。家族4代で通ってくださる方や、生まれたばかりの赤ちゃんを連れて来られる方もいて、地域に密着しながら、患者さんの生涯に寄り添った診療ができることをとてもうれしく感じています。道路に面した完全バリアフリーの設計に加え、11台分の駐車場を備えているので、近隣の患者さんはもちろん、遠方からお越しくださる患者さんもいらっしゃってありがたい限りです。

幅広い症状に対応していると伺いました。

当院ではめまいがする、耳鳴りがする、音が聴こえづらい、耳が痛む、鼻が詰まる、鼻水が出る、においがわからない、喉が痛い、咳が止まらない、声がかれる等、耳鼻咽喉科のさまざまな症状に幅広く対応しています。私自身は、めまいや難聴を専門に診療してきましたので、インターネットで当院を検索して、そういった専門性を求めていらっしゃる患者さんも多いですね。近隣の他科の先生からご紹介いただくことも多いほうだと思います。喘息など気管支に関わる疾患も鼻やのどと関係が深く、蓄膿症から喘息になってしまうパターンも意外に多く、咳が止まらないというご相談も増えてきています。冬場はインフルエンザの患者さんも多いですね。最近、自院でPCR検査にも対応するようになったので、多数のご相談をいただいています。さまざまな症状に対応していることから、耳鼻咽喉を中心に全身を診るという気持ちでやっています。

院内の感染症対策にも努められているそうですね。

原田克也院長 原田クリニック2

定期的な換気やアルコール消毒の設置、接触・感染症対策などに努め、発熱など風邪症状のある患者さんは事前にご連絡いただき、他の患者さんと接触しないよう診察時間を指定して、入口や待合室、診察室を一般の患者さんとは別にするなどして対応させていただいています。最近はオンライン診療やSNSを活用した情報発信にも取り組んでおり、多くの方にご活用いただいています。また、当院のスタッフは勤続年数の長い、ベテランぞろい。アットホームな雰囲気の中にも、一人ひとりの患者さんにとっての最善を考えながら柔軟に対応してくれるので、「ここへ来ると安心できる」と感じていただけるのではないでしょうか。

精密な検査で、適切な診断・治療の提供をめざす

クリニックながら設備が充実していますね。

原田克也院長 原田クリニック3

診断のためには、精密な検査が欠かせません。当院は防音室も用意し、臨床検査技師によるさまざまな検査を行っています。また、医療機器の中には大学病院でも導入しているものもあります。鼓膜に陽圧・陰圧を加えてその動きを調べるティンパノメトリー検査は痛みも少なく、症状をうまく説明できない小さなお子さんの滲出性中耳炎や癒着性中耳炎の診断に役立てています。ほかにも経鼻内視鏡や呼吸機能を調べるスパイロメーター、眼振検査用の赤外線CCD、めまいの検査に有用な重心動揺計、心電図などの機器をそろえています。自覚はなくても、健診の聴力検査で異常が見つかる方も多いので、ぜひ検査を受けていただきたいですね。

めまいについてはどのような病気が疑われるのでしょうか?

耳が原因のめまいには、メニエール病や頭位めまい症、聴神経腫瘍などがありますが、体調を整え、投薬や運動、点滴など適切に治療すればある程度落ち着くことが期待できます。怖いのは頭の中の病気が原因の場合です。めまいと一緒に頭痛や手足のしびれ、言語障害、物が2つに見える、食べ物が飲み込みにくいといった症状が出るときは脳の異常が疑われますので、速やかに脳外科を受診しましょう。もちろん、当院でも症状に応じて連携している脳外科を紹介させていただきます。ぐるぐる目が回ってしまっている時に受診するのは難しいと思いますが、落ち着いてから早めにいらしていただければ、その痕跡で診断もしやすくなります。私は大学病院で長くめまいを専門にしてきたため、めまいの検査・治療に力を入れています。「これぐらいなら大丈夫だろう」と自己診断せず、早めに受診していただければと思います。

ストレスが原因でさまざまな症状が出ることもあるそうですね。

原田克也院長 原田クリニック4

めまいで来院された方も「疲れがたまった時や精神的な負担のかかった時に症状が出やすい」とおっしゃることが多いのですが、例えば突発性難聴もストレスが原因だと言われています。突発性難聴は症状が起きてから2週間以内に治療開始することが大切といわれていますが、治療が遅くなればなるほど、治りにくくなってしまうので、少しでも耳に異常を感じたら、すぐにご相談ください。めまいの代表的な病気である「メニエール病」は、これまで30代、40代の女性に多く発症するといわれていましたが、今は10代の若い方から60代、70代という年配の方まで、年齢や性別に関係なく増えているように思います。メニエール病の発作も、ストレスや心身の疲労が蓄積するほど起こりやすくなるといわれているので、十分な睡眠と、栄養バランスの取れた食事を取り、規則正しい生活を送ることも大切です。

「来て良かった」と喜ばれる地元のかかりつけ医に

内科と耳鼻咽喉科のどちらを受診すればいいのか迷ったときのアドバイスをお願いします。

原田克也院長 原田クリニック5

風邪をひいた際に内科に行かれる方もいらっしゃいますが、内科ではお薬を出して症状を抑えることを図るのが主な治療となります。耳鼻咽喉科では喉が痛む場合、喉に薬を塗る、詰まった鼻水を吸い取るなど、直接処置を施すことができ、その場で症状の緩和につなげることでスッキリとした気持ちでお帰りいただけるケースが多いのが特徴です。最近は風邪でも喉や鼻の症状が出る場合は、小児科ではなく耳鼻科にいらっしゃるお母さんが増えています。当院では、薬を出して様子見をするのではなく、できるだけ具体的な治療によって症状を和らげ、つらい思いをしている患者さんを楽にできる治療をめざしています。

印象に残る患者さんとのエピソードを教えてください。

以前、呼びかけても返事をしないことを心配したお母さんに連れて来られたお子さんがいました。調べてみると、大量の耳垢がたまっていたんです。すぐに耳の掃除をしたところ、いきなり多くの音がよく聞こえるようになってびっくりしたのか、お子さんの第一声は「うるさい」でした。心配な症状でも、耳鼻咽喉科で処置すれば簡単に改善につながることも多々ありますので、インターネットで検索して1人で悩んでいるより、まずはご相談いただければと思います。当院にも、何かあったら、我慢せず気軽に来院してほしいですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

原田克也院長 原田クリニック6

耳鼻咽喉科は待ち時間が長いというイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、当院ではインターネットや電話による自動受付システムや、オンライン診療などにも対応しています。これからも患者さんのためになることであれば、柔軟な発想でどんどん取り入れていきたいですね。当院では地域に根差したかかりつけ医として、患者さんの立場になった親身な対応とわかりやすい説明、そして適切な診断と治療で、「ここへ来て良かった」と笑顔でお帰りいただけるよう、スタッフ一同全力で取り組んでいます。どうぞお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

PCR検査/約3万円

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