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坂野 文彦 院長の独自取材記事

CLINICNo7名古屋伏見

(名古屋市中区/伏見駅)

最終更新日:2024/04/15

坂野文彦院長 CLINICNo7名古屋伏見 main

2024年2月、名古屋市を代表する企業のビルが建ち並ぶ伏見エリアに「CLINICNo7名古屋伏見」が開院した。大理石調のフロアタイルやシックなダークグレーのカウンター、木目調の壁に映える金色の「CLINICNo7」というロゴはまるでおしゃれなヘアサロンのようだ。「僕自身、クリニック独特の緊張感のある雰囲気が苦手で、患者さんには美容室に来るような気軽な気持ちで通っていただきたいと思ったんです」と、朗らかに話す院長の坂野文彦先生。同院は脳神経内科を専門とする坂野院長と長尾龍之介副院長の医師2人体制で、内科・小児科・脳神経内科を診療している。忙しい患者でも無理なく通えるクリニックづくりを心がけているという。今回は坂野院長に、開院の経緯や診療の特徴、今後の展望などを聞いた。

(取材日2024年3月21日)

「仕事終わりに来院しやすい」ビジネス街で開院

開院の経緯をお聞かせください。

坂野文彦院長 CLINICNo7名古屋伏見1

大学病院や市中病院で認知症や脳梗塞の患者さんをよく診ていたのですが、治療が困難な重症化した状態で来院される方が多くて。大きな病院にかかる前に病気を発見したり、病気になる前に病気を予防するための知識を伝えられれば、健康寿命をもっと伸ばすことができると思い、開院を決めました。開院場所にビジネス街を選んだのは、病気の早期発見・予防のためには、やはり20~30代の若い世代へのアプローチが必須だからです。藤田医科大学ばんたね病院勤務時代に、例えば、同じ脳動脈硬化症患者さんでも、居住区によって症状の進行度合いがまったく異なることを痛感しました。私は医療の地域格差は、病気のことを身近に知る機会があるかないかというところだと思います。職場から近く、仕事終わりに気軽に行けるクリニックになることで、若いうちからクリニックにかかる人を増やしたいと思いました。

なぜビジネス街の中でも伏見を選ばれたのですか?

多くの人が集まるビジネス街に対して、クリニックが少なかったからです。実は、昨年伏見に引っ越してきて、自分の子どもを連れていくクリニックが見つけられず困ってしまって、初めてそのことに気づいたんです。伏見の再開発に関わっている親戚から、この錦2丁目エリアでクリニックを増やしたいという話が出ていることも聞き、脳神経内科を専門とする医師として住民の方や伏見で働く皆さんのお役に立てればと思いました。

開院から1ヵ月たちましたが、患者さんからの反響はいかがですか?

坂野文彦院長 CLINICNo7名古屋伏見2

3月まで平日は17時から21時までの夜診療のみなのですが、近くのお店から紹介されてきた近隣にお住まいの方がたくさん来てくださっています。その中でも、再開発で建てられたマンションなどにお住まいの子育て世代の親御さんとそのお子さんが多いですね。年齢層は小さいお子さんから上の年代でも50代くらいと比較的若い印象です。4月からは昼診療も始めるので、会社の昼休みに来院される方も増えると思います。主訴は頭痛を筆頭に、手足の痺れや痛み、震えなど。また、生活習慣病で来院される方もいますね。

ライフスタイルに合わせて気兼ねなく通院できるように

診療の特徴を教えてください。

坂野文彦院長 CLINICNo7名古屋伏見3

脳神経内科の分野だと、私は頭痛の診療を、副院長の長尾先生は予防医療を得意としています。例えば、頭痛に関して、血の濃さを示すヘモグロビン値は正常なのに、体内の貯蔵鉄の減少から頭痛をはじめさまざまな症状が出てしまう「隠れ貧血」をご存じですか? 実は、一般的な内科の検査セットには、この貯蔵鉄を示す項目が入っておらず、医師が疑わない限り実施されません。だからこそ脳神経内科を専門とする医師として、問診を通じて気づき、検査することを徹底しています。また、採血に対する患者さんの心理的・時間的負担が軽くなるよう、指先からの少量の採血でヘモグロビンや生活習慣病関連の数値が当日中に出る検査機器も導入しました。

専門の脳神経だけでなく、内科全般を診療されるのですね。

はい。私は日本内科学会の総合内科専門医の資格も持っており、さまざまな内科的疾患に幅広く対応可能です。高血圧症・脂質異常症・糖尿病などの生活習慣病や、持病をお持ちの方をはじめ、どのような悩みもお気軽にご相談いただきたいと思っております。また、栄養学の知識を生かし、健診では見落としがちな項目をチェックすることで、病気の予防を重視した取り組みも行っています。ビタミン不足など患者さん自身が気づかないような健康リスクを発見し、患者さんの生活習慣に合わせてアドバイスを行い、病気の予防につなげます。専用予約枠を設けて30分間じっくりカウンセリング時間をとっていることも特徴の一つですね。年齢に関係なくご自身の健康づくりに興味がある方や「すでに他院で治療を受けているけれど、プラスアルファで症状の改善につながる方法があれば知りたい」と思われている方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

仕事や子育てで忙しい人でも通いやすいように、3つの工夫をされているそうですね。

坂野文彦院長 CLINICNo7名古屋伏見4

まず、会計を待たずにクレジットカードで自動決済ができる予約アプリと薬局に行かずに宅配便で処方箋の薬が受け取れるサービスを導入して、待ち時間を軽減しています。アプリとサービスを併用すれば、診療後すぐに帰宅できるんです。次に、もし待ち時間が生じた場合、当院から徒歩2分の距離にある喫茶店2階のラウンジスペースを、クリニックの待合として利用できます。順番まで喫茶店で仕事をしたり、ラウンジのキッズスペースでお子さんと遊びながら待ったり、できるだけストレスなく過ごしていただけるようにしました。最後に、平日は21時まで、土日の午前中も診療しているので、仕事の定時が遅い方や子育て中の方など、さまざまなライフスタイルの方が受診しやすい診療体制にしています。

「些細な悩み」を相談される医師でいたい

脳神経内科医を志した契機を教えてください。

坂野文彦院長 CLINICNo7名古屋伏見5

幼い頃から医師として働く父の背中を見ていて、小学生の頃から医師になりたいと思っていたんですよね。医師として懸命に尽くす父の姿は本当に格好良く、今でも脳裏に焼きついています。藤田保健衛生大学医学部卒業後に脳神経内科を志望したのは、研修医時代、家族が病気になって在宅介護をしていた時に、「自分に脳神経に関する知識があれば役に立てることがあるかもしれないのに」と歯がゆい思いをしたことが大きいです。この経験をしたからこそ、今、医師として患者さんの立場に立って患者さんの相談に乗ったり、診療方針を考えることができるのかもしれません。

患者さんと接する際に心がけていることはありますか?

いつでもどんなことでも患者さんや患者さんのご家族から気軽に相談していただけるようなコミュニケーションを心がけています。具体的には、患者さんや患者さんのご家族からのどのようなお話でも、まずは「そうなんですね」「そんなこともありますよね」と受け入れてから話すようにしているんです。特に隠れた頭痛の患者さんを見つけるには、「この人にだったら、相談するべきか悩んでいたたわいのない症状を話してみてもいいかも」と思ってもらうことが重要です。実際、頭痛ではない症状で来院した患者さんの中には、2回目や3回目の来院で「実はひどい片頭痛に悩んでいて」と打ち明けてくださる方も多いんですよ。

休日の過ごし方を教えてください。

坂野文彦院長 CLINICNo7名古屋伏見6

2人の子どもと一緒に遊んで癒やされています。実は、子育てをするになって、小児診療でお子さんや親御さんに接する時の心持ちにも影響がありました。子育てというのは思いどおりにいかないことのほうが多く、それが当たり前だと気づいたんですね。だからこそ、医師である私がご家庭の実情に合わせて柔軟にアドバイスすることが大切なんだと、身をもって知ることができてよかったと思います。あと休日は家で筋トレもします。実は私も、片頭痛持ちなんです。運動には頭痛などの痛みを抑制する作用があるといわれているので、体を動かす習慣も大切にしています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

パーキンソン病について研究していたので、神経変性疾患の患者さんも診ていきたいですね。脳神経関係に関わらず不安な症状がある方は、ぜひお気軽にご相談いただければうれしいです。当院で治療が難しい場合は、適切な医療機関をご紹介します。副院長と各々の専門性を生かして連携しながら、地域の皆さんがまず最初に相談したくなるような「かかりつけクリニック」をめざします。

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