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チータム 倫代 院長の独自取材記事

祖師谷みちクリニック

(世田谷区/祖師ヶ谷大蔵駅)

最終更新日:2022/06/23

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祖師ヶ谷大蔵駅から続く商店街に面したビル2階にあるのが、皮膚科・形成外科を診療する「祖師谷みちクリニック」。鹿児島大学や東京大学、国立国際医療研究センターなどでさまざまな経験を積んだチータム倫代院長が、2011年に開業。開業から10周年を超え、ビルの建て替えとともに医院をリニューアル。ピンクやオレンジなど明るい暖色を基調とした、元気になれるような空間に更新された。「皮膚の不調は、全身の不調を映すバロメーターであることも。体調の不具合も含めて気軽に相談できる場でありたいと思っています」とチータム院長。注力しているアトピー性皮膚炎やニキビの治療に加え、皮下腫瘍を調べる超音波検査や内容によって漢方薬を処方するなど、幅広く対応する院長に、同院の特徴や患者への思いを聞いた。

(取材日2022年5月31日)

活気ある商店街に面した、明るく清潔な空間に

今春、医院をリニューアルされたのですね。

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はい。ビルの建て替えが決まり、半年前から一時的に同じ商店街沿いの別のビルに医院を移して診療を続けてきましたが、今月建て替えが完了したことを受けてこの場所に戻りました。活気あふれる商店街に面したこの場所は、開院前の内見で一目惚れしたほど、お気に入りの場所。狭いながらも2面から採光でき、明るいところが気に入っています。地域の皆さまに支えられ、当院は昨年、開院から10周年を迎えることができました。今回、院内空間も刷新されたことから、気分も新たにさらに地域の皆さまに貢献していければと思っています。

院内の空間づくりでこだわった点を教えてください。

鮮やかな明るい暖色が好きで、ピンクやオレンジを基調とした内装にしました。コンパクトながらも訪れるだけでほっとできるような空間をめざしています。空間が限られているからこそ動線を確保し、収納を考慮するなど機能的な設計を心がけました。以前は空調にむらが出るというデメリットがあったので、今回は家庭用のエアコンを各所に配し、クリニック内のどこにいても快適に過ごせるように設計時に工夫しました。

感染症への対策について教えてください。

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受付にアクリルのパーティションを設置したり、院内各所に消毒液やCO2モニターを置いています。特に皮膚科は「清潔であること」がとても大切であると考えていて、もともと当院では積極的に換気を行っておりますし、次の患者さんに影響が出ないように診療室内の消毒にも力を入れていました。他に、職員全員マスクやゴーグルを着用して、感染防止に努めています。また、新型コロナウイルスワクチンの他、インフルエンザや子宮頸がん、帯状疱疹ウイルスなどに対するワクチン接種も行っております。

来院される方は、どのような症状が多いですか?

患者さんの主訴は何かに偏ることなく、アトピー性皮膚炎、乾燥肌、湿疹、かぶれ、じんましん、ニキビ、イボ、しみ、帯状疱疹、水虫などの皮膚科の疾患から、やけど、けが、ほくろ、各種皮膚腫瘍などの形成外科の疾患までさまざま。ファミリー3世代で来院される患者さんも変わらず多くいらっしゃいます。最近の新型コロナウイルス感染症流行の影響で気になったのは、消毒液に含まれるアルコールでの手荒れや、マスク着用による肌荒れに悩む方の相談が多少増えたことでしょうか。帯状疱疹の方も少し増えている印象です。

漢方診療も含め一人ひとりに合わせた丁寧な対応を

コロナ禍を受けて、皮膚疾患の傾向にまで影響があるのですね。

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昨今、アルコール消毒が至る所に設置されていますが、肌荒れした状態で使用すると、皮膚のバリア機能をさらに低下させて細菌などによる感染にも弱くなるなど逆効果なこともあります。アルコールで手荒れがひどい方にはアルコールでの消毒は避け、頻繁に手を洗い、保湿をしていただくことで感染対策をしていくなどのアドバイスをしています。ピリピリ、チクチクする痛みに始まり、その後湿疹が出てくる帯状疱疹はウイルスによって引き起こされる病気であり、コロナ禍を経てじわりと増えてきている印象があります。抗ウイルス薬の投与が基本となりますが、症状が出始めてからできるだけ早い段階での投薬が望ましいので、気がかりがあれば早めにご相談ください。悪化させてしまうと痛みが長引くケースもありますが、当院では神経痛対策に漢方薬も取り入れて治療を行っています。

皮膚科で漢方薬を取り入れていらっしゃるのは珍しいように思います。

一つひとつの症状に対応する西洋薬と異なり、漢方薬は全身の状態を整えるアプローチでさまざまな症状の改善をめざします。体の不調がどこにどう現れるかはケースバイケースで、頭痛や腹痛、下痢などの症状で現れる人もあれば、肌荒れや皮膚疾患の症状で現れることもあるのです。当院では、保険診療の範囲内での漢方診療を行っておりますが、皮膚の症状にかかわらず体の不調をご相談いただくことも。胃腸の強弱、寒がりか暑がりかなどや、体格、声のハリといった五感で捉える情報も踏まえて、それぞれに合う漢方薬をお出ししています。漢方薬を用いた診療については新見正則先生のもとで学ばせていただき、塗り薬に頼りすぎることなく、体質改善を通して疾患にアプローチしていく漢方薬治療についての本も共著で出させていただいています。

超音波検査装置も導入されているのですね。

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皮膚科では珍しいと思われる超音波検査装置は、皮下の腫瘍を調べるのに使っています。私は医師になって最初の8年間は小児外科や消化器外科で勤務した経験があり、その経験が生きていると思います。月曜と木曜の午前中に1時間ほど時間を設定して形成外科手術も行っています。当院では対応が難しい大きな手術などが必要なケースでは、関東中央病院をはじめとした近隣の病院や、虎の門病院、東京医療センター、各大学病院とも提携し、必要に応じてご紹介しています。特に、皮膚がんの中でも悪性度が高いといわれている悪性黒色腫や血管肉腫などは早期の段階で見つけ、迅速に病院へ紹介することが重要です。

思いやりあふれるスタッフが、笑顔でお出迎え

診療の際に心がけていらっしゃることはありますか?

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当たり前ですが患者さんのお話をきちんと聞き、皮膚をきちんと見ること。それに合わせお一人お一人に合った治療を行います。例えば患者さんの年齢、皮膚の場所や質などで軟膏の配合具合を変えたりしています。重症患者さんはもちろんですが、重症の疾患だけではなく、水虫やイボなどの一般的な疾患も患者さんの悩みは一緒なので、丁寧に対応することを大切にしています。また、保湿などスキンケアに関するアドバイスも積極的に行っています。高級なクリームを使いなさいということではなく、おうちの中の加湿や保険適用の保湿剤を活用したり、刺激の強いせっけんで洗い過ぎず、固形せっけんを泡立てて優しく洗ったりするといった生活の中でできる内容です。あとは、顔や手などのしみ、男女の薄毛に関する相談にも対応しています。女性もどうしても年齢とともに髪の毛が薄くなってきてしまいますから、気になる方はご相談ください。

休日はどのように過ごされていますか?

休日のほとんどは社交ダンスか音楽か読書や原稿書きに費やしています。医師会のワクチンやPCR検査の仕事に行くこともあります。音楽は子どもの頃から続けてきたバイオリンです。いずれも新型コロナウイルス感染拡大を受けて積極的な活動は一定期間中断されてはいましたが、感染対策を行いながら再開。休止期間中はオンラインでレッスンを受けるなどしながら続けてきました。一度きりの人生を楽しいと思えるかは自分次第だと思っています。所属している全日本医家管弦楽団での活動のほか、2014年からは世界各国の医師たちで構成されたオーケストラにも参加しています。来月、2年半ぶりにオーケストラの演奏会が開催されることになり、今から参加を楽しみにしています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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地域に根差し、世代にわたり頼っていただけるクリニックとして、できる限り長く続けていきたいと思っています。10年前子どもだった患者さんたちがすてきな大人になっていく、その成長に寄り添えるのも大きな喜びの一つです。皮膚科の特性として診療時間が読みにくく、お待たせしてしまうこともあるのですが、予約システムを導入し、順番が近づくまでの間に近隣でお買い物などをしていただけるような体制をとっています。全員女性の明るく仲の良いチームが、笑顔で患者さんをお迎えしているのも当院の大きな特徴。皮膚の不調はもちろん、体調の気がかりでも、お気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インフルエンザ予防接種/3800円(一般)、2500円(高齢者公費補助ありの場合)、2500円(子ども公費補助ありの場合。間隔を空けて2回接種)
子宮頸がん予防ワクチン(4価ワクチン)/1万9800円(公費補助ありの場合0円。間隔を空けて3回接種)
帯状疱疹予防ワクチン(不活化ワクチン)/2万5300円(間隔を空けて2回接種)、乾燥弱毒性生水痘ワクチン:9350円

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