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チータム 倫代 院長の独自取材記事

祖師谷みちクリニック

(世田谷区/祖師ヶ谷大蔵駅)

最終更新日:2019/12/20

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地域のファミリードクターとして、乳幼児から高齢者まで家族3世代が通う「祖師谷みちクリニック」。小田急線祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩2分という好立地で、アットホームな雰囲気が魅力だ。気さくな人柄が印象的なチータム倫代院長は、鹿児島大学、東京大学、そして国立病院やクリニックでさまざまな経験を積み2011年に開業した。皮膚科の疾患から、手術を伴う形成外科の疾患まで幅広く対応し、超音波検査や漢方を用いた治療にも取り組んでいる。保湿や洗顔の仕方など、スキンケアに関する細かなアドバイスも行っている。今回の取材では、チータム倫代院長に患者への思いから趣味の話まで、興味深い内容を幅広く聞いた。(取材日2017年2月21日/再取材日2019年9月12日)

一人ひとりに寄り添い、症状に合わせて漢方治療も提案

前回の取材から2年半たちましたが、この地域の印象や患者さんの主訴に変化はありましたか?

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この地域にはにぎやかな商店街があり、若い世代から高齢の世代まで安心して住める穏やかな町だと思っています。そして、町のイメージどおり、優しい方が多いでしょうか。患者さんの主訴は何かに偏ることなく、アトピー性皮膚炎、乾燥肌、湿疹、かぶれ、じんましん、ニキビ、水虫などの皮膚科の疾患から、やけど、けが、ほくろ、各種皮膚腫瘍などの形成外科の疾患までさまざま。ファミリー3世代で来院される患者さんも多く、ご家族の皆さんに頼っていただけることがとてもうれしいです。

開業時から、診療の際に大事にされていることを教えてください。

一人ひとりの患者さんに合った、真っ当な診療を提供することです。大事に思っているのは、当たり前ですが患者さんのお話をきちんと聞き、皮膚をきちんと見ること。それに合わせお一人お一人に合った治療を行います。例えば患者さんの年齢、皮膚の場所や質などで軟膏の配合具合を変えたりしています。重症患者さんはもちろんですが、重症の疾患だけではなく、水虫やイボなどの一般的な疾患も患者さんの悩みは一緒なので、丁寧に対応することを大切にしています。皮膚疾患は全身のバロメーターで、疲れやストレスによって症状が出てくることも多く、西洋薬だけではなく漢方薬もご提案することが多いです。すべての患者さんではありませんが漢方薬が西洋薬の補助効果が高そうに思えた方は、胃腸の強さ、筋肉の多寡などによって、130種類以上の漢方薬の中からその方に合いそうなものを選んでお出しします。

漢方治療に力を入れ、本も出版されたそうですね。

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はい。もともと祖父の医院で漢方薬治療を行っていたことや、私自身も喘息持ちで漢方薬を服用していたことから、幼少期から漢方薬に親しみを持っていました。漢方薬はダイレクトに作用するものもあれば、飲んでいるうちにじわじわと体調に変化が出てくるものもあります。西洋薬の飲み薬は身体の強い人も弱い人もお年寄りも若い人も、元気な人もそうでない人も基本同じ薬を処方することになりますが、漢方薬は一人ひとりに合った薬を選べることが魅力です。漢方薬を目的に来られる患者さんも増え、お出ししたらすごく気に入っていただけたことも少なくありません。昨年は、漢方薬に関する本を出版させていただきました。冷え性や乾燥肌など、西洋医学だけでは治すことが難しく、食べ物だけでも弱い、その隙間を埋めて症状にアプローチできるのが漢方薬だと私は考えています。保険診療内で処方できますので、興味のある方はお読みいただけるとうれしいです。

患者の言葉を真摯に受け止め、丁寧にアドバイス

ほかにはどんなことに力を入れて診療していますか?

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保湿などスキンケアに関するアドバイスも積極的に行っています。高級なクリームを使いなさいということではなく、おうちの中の加湿や保険適用の保湿剤を活用したり、刺激の強いせっけんで洗い過ぎず、固形せっけんを泡立てて優しく洗ったりするといった生活の中でできる内容です。あとは、顔や手などのしみ、男女の薄毛に関する相談にも対応しています。女性もどうしても年齢とともに髪の毛が薄くなってきてしまいますから、気になる方はご相談ください。

患者とのコミュニケーションで心がけていることはありますか?

患者さんの言葉を小さなことでも聞き逃さず、できる限り全部を受け止めて、改善するための方法を提案していきます。リラックスした空間でいろいろなお話ができるように、院内ではいつもクラシック音楽を流しているほか、受付のスタッフがお子さんに優しく声をかけたり、おばあちゃんの患者さんが赤ちゃんをあやしてくださっていたりと、院内はいつもほんわかとした和やかな雰囲気です。お子さんには待ち時間に退屈しないように、ちょっとした紙を渡して絵を描いてもらって、その絵を院内に飾っています。いつの間にか壁が子どもたちの絵でいっぱいになってしまいました。

近隣のクリニックとの連携はどのように取っていますか?

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気軽にこちらから患者さんをご紹介したり、逆にこちらへ患者さんを紹介していただいたり、診診連携も非常にうまくいっていると思います。当院で対応できないような大きな手術が必要な場合は、関東中央病院をはじめとした近隣の病院や、虎の門病院、東京医療センター、各大学病院とも提携し、必要に応じてご紹介しています。これまで、皮膚がんの中でも悪性度が高いといわれている悪性黒色腫や頭部血管肉腫などを早期の段階で見つけ、病院に紹介した患者さんがいらっしゃいましたが、入院されきちんと手術を受けた結果、皆様今も元気に過ごしておられます。

形成外科手術や超音波検査、スタッフの対応力が強み

診療やスタッフなど、クリニックの強みを教えてください。

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私は医師になって最初の8年間は、小児外科と消化器外科で勤務していたため、人間の全身を理解するという面で大きく役立ちました。皮膚のみならず全身を診られるということは私の強みであり、診療の基礎になっています。また、月曜と木曜の午前中に1時間ほど時間を設定して形成外科の手術を行っています。皮下の腫瘍などを調べる際に用いる超音波検査装置を備えているのも、当院ならではの魅力ではないでしょうか。6人のスタッフが和気あいあいとチームワーク良く働いているのも特徴です。建物2階の当院にはエレベーターがないため、小さいお子さん連れの方や高齢の方などを、スタッフが1階まで自主的に送り迎えすることも。また、体調を崩した患者さんは別室へ案内するなど、気配りの上手なスタッフたちのおかげで日々の診療がスムーズに進み、心から感謝しています。

お忙しい中、休日はどのように過ごされていますか?

休日のほとんどは社交ダンスか音楽に費やしています。社交ダンスを習い始めたことで全身を使っていかに筋肉を美しく動かすか、楽しさを表現するのかという概念を教わり、人生が変わるぐらいに楽しんでいます。体の健康は食事や運動によって中からつくっていかなくてはいけないと実感。ダンスを始めてから音楽の楽しさも更に増しました。所属している全日本医家管弦楽団での活動のほか、2014年からはワールド・ドクターズ・オーケストラにも参加し、年1回海外での演奏会に出演するために世界のさまざまな国へ行き、外国人の音楽仲間との交流を楽しんでいます。また、2010年に組んだカルテットも、仲間内の演奏会やクリスマスのチャリティー演奏会、大学祭へ出演するなど精力的に活動しています。

最後に今後のクリニックの展望についてお話しください。

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地域に根差し、皆さんに気軽に来ていただける、ファミリードクターになっていきたいですね。電子カルテに残っている写真を見ると、初めて来られたときは赤ちゃんだった子が小学生になっていたり、中学生だった子がきれいな女子大生や立派な青年になっていたり……。それを見ていると、この子たちと一緒にやってきたんだなという喜びを感じます。日々、進化し続ける医療の知識と技術をアップデートし続け、新しいお薬の情報などは積極的に収集し、自分のやり方に固執せず良いものを取り入れていきたいです。ほっとしていただける空間だと思いますので、皮膚のことでご相談があれば気軽にお越しください。

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