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野村 紀夫 理事長の独自取材記事

ひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院

(名古屋市中村区/名古屋駅)

最終更新日:2024/04/15

野村紀夫理事長 ひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院 main

2024年4月に開院する「ひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院」は、週7日毎日診療する心療内科・精神科クリニック。名古屋駅の地下街「サンロード」に位置し、診療時間も8時30分から20時、日月は17時までと来院しやすい。あま市の本院をはじめ名古屋市の中心部にも分院があり、計4院を展開する野村紀夫理事長は、5院目となる同院について「継続治療が大事。患者さんが通いやすいクリニックにしたい」と話す。取材を通して、これまでのクリニック運営で得た経験をもとに、患者にとってより良いクリニックをつくりたいという思いが伝わってきた。患者の利便性を高めるための工夫、コンセプト、診療時の心がけなどについて話を聞いた。

(取材日2024年2月7日)

患者が通いやすく治療を継続しやすいクリニックに

初めにクリニックのコンセプトと特長を教えてください。

野村紀夫理事長 ひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院1

2024年4月に開院する名駅地下街サンロード院では、患者さんが通いやすいクリニックであることを第一に考えています。心療内科の症状を改善するためには、初診を受ける第一歩も大切ですが、その後も継続して通い続けることが治療においてとても重要です。しかし、土曜・日曜日を休診としたり、診察時間を夕方までとなると、調子が悪くなったときにクリニックが休診であったり、仕事の関係で診療時間内に受診できなかったりするケースが多いです。そこで当院では、本院や他の分院と同様に、土日・祝日も含めた週7日診療します。さらに、名駅地下街サンロード院は患者さんの利便性を重視して診療時間を考えました。午前8時半から午後8時まで診察する予定ですので、仕事の前後にも通院していただけます。

名古屋駅の地下街にありますので、通いやすいですね。

継続して通院するためには、アクセスの良さも重要です。名駅地下街サンロード院は、名古屋駅の地下街にありますので、仕事や買い物の前後に通いやすいと思います。患者さんには、とにかく通いやすいクリニックを選んでいただきたいですね。待ち時間もできる限り短くなるように工夫して、通院のために仕事を休むことも少なくなるようにしています。患者さんの利便性を追求し、最後まで治療をして、症状を改善してほしいという思いでクリニックづくりに取り組んでいます。

患者さんの対象年齢や、診療内容について教えてください。

野村紀夫理事長 ひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院2

当院では主に20代から50代の働いている方の受診を想定しています。働いている方にも、仕事帰りや休日を利用して受診していただきたいと考えています。うつ病・パニック障害・不安障害・不眠症・自律神経失調症・ADHDなどの幅広い症状に対応しますので、あまり一人で悩みを抱え過ぎる前に「一度、相談してみようかな」という気持ちでお越しいただければと思います。

医療の質・接遇スキルを追求し世界水準の医療をめざす

診療する上で大切にしていることを教えてください。

野村紀夫理事長 ひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院3

当院を含め、グループ内のクリニックは「世界標準のガイドラインに沿った医療を提供すること」を診療方針としています。エビデンスに基づいた治療をするのは当たり前のことですが、世界標準のガイドラインに沿った治療は、日本ではあまりされていないのではないかと思います。診療において、医師の個性やカラーが尊重されやすいですが、「世界標準」「ガイドライン」「コンプライアンス」を重視した上で、それぞれの医師の裁量で治療を行うという診察スタイルをとっています。このような標準的な治療・当たり前の診療をすることが大切だと考えています。

医師やスタッフに対して、高いスキルを求められているそうですね。

世界標準のガイドラインに沿った医療を提供するには、医師やスタッフが知識・技量を持つことも重要です。看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、臨床検査技師など、さまざまな職種を採用していますが、医師以外のスタッフにも医療知識を身につけてもらうために、随時勉強会を開きます。医学知識だけではなく、接遇やコンプライアンスに関する教育も欠かせません。異業種から転職する人が多いのですが、しっかりチームで働ける人、患者さんのために仕事に取り組める人を採用しています。本院・分院と同様に、スタッフ同士の雰囲気も良いクリニックにしていきたいですね。

スタッフの働き方も重視されているとお聞きしました。

野村紀夫理事長 ひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院4

名駅地下街サンロード院は長時間診療になりますので、スタッフが働きやすい環境づくりはとても大切です。しっかり休息できる時間を確保することで、体と心をリフレッシュさせることができ、後半の仕事にも集中できるのではないかと考えています。オンとオフをしっかりつけられる勤務体制を整えています。患者さん・スタッフ・クリニックの「三方良し」の体制で、医療の質が高く、患者さんに求められるクリニックをめざしています。

患者目線のクリニックをめざす

多くの医師、スタッフが在籍する予定とお聞きしていますが、どのような意図でしょうか。

野村紀夫理事長 ひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院5

心療内科は患者さんと医師との相性が重要で、腕のいい医師だからといって、主治医として合うかというと違います。できるだけ患者さんにとって選択肢が増えるよう、男性・女性、ベテラン・若手、さらに、児童専門・認知症・精神分析・漢方などのさまざまな得意分野を持つ医師に来てもらい、患者さんの特徴や希望に合わせて担当を決めたいと考えているのです。さらに、多くのスタッフがいることで、看護師や精神保健福祉士などを常駐させることができます。採血や心電図などの検査、社会復帰支援や会社・行政向けの書類作成なども素早く対応できる体制を整えています。

クリニックづくりにおいて、重要視していることを教えてください。

「自分が通うとしたら」という目線を大切にしています。「こんなクリニックに通いたい」「予約が取れなかったら困るな」そのような患者さん目線をもとに、院内の雰囲気や診療体制、スタッフの業務体制などを考えています。当院では、新しい電子機器やIT技術を取り入れていますが、これらはすべて患者さん目線に立った際に、必要だと感じたため導入しました。先ほどお話したスタッフの教育や勤務体制づくりも、自分が通いたくなるような、患者さんにより良い医療を提供するためのクリニックづくりにつながっているのです。

最後に、新規開院にあたって読者へのメッセージをお願いします。

野村紀夫理事長 ひだまりこころクリニック名駅地下街サンロード院6

心療内科・精神科の診療において大事なことは、定期的に通院して治療を中断しないことです。初診のみで終わってしまう方、予約が取れないなどの理由で通院を辞めてしまう方も少なくありません。「利便性」と「質の高い医療」の2点は、クリニック選びにおいて重要なポイントだと思います。どんなに相性が良い医師がいたとしても、世界標準のエビデンスに基づいた治療でなければ、症状が改善に向かうことは難しいかもしれません。そのため、名駅地下街サンロード院では、とにかく「継続して治療してほしい」「症状を改善してほしい」という思いで開院し、世界標準のガイドラインに沿った医療を重視していきます。グループクリニックならではの診療体制で患者さんをサポートしますので、お悩みのことがあれば早い段階で気軽にご相談ください。

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