井手 崇博 院長、井手 えり佳 副院長の独自取材記事
にじいろ歯科スマイルクリニック
(熊本市南区/西熊本駅)
最終更新日:2024/04/26
2024年1月に開業した「にじいろ歯科スマイルクリニック」は、JR鹿児島本線西熊本駅から徒歩1分の商業施設内に位置する。公共交通機関で通うのはもちろん、駐車場も商業施設の広大な駐車場を利用でき、車でのアクセスも便利だ。「虹と笑顔が好きだったことと、ここに来た患者さんには笑顔で帰ってほしいんです。なのでその思いをクリニック名に込めました」と照れくさそうに話してくれた井手崇博院長と、「細心の注意を払って痛みの少ない治療に努めています」と優しくほほ笑む妻で副院長の井手えり佳先生、そんな二人に開業したばかりのクリニックのことや今後の展望などさまざまな話を聞いた。
(取材日2024年2月7日)
気軽に立ち寄れる商業施設内の歯科医院
駅前の商業施設内という通いやすい環境ですね。
【崇博院長】数年前から開業地を探し始め、けっこうな数の物件を見学しました。患者さんの負担にならないような通いやすい場所で、診療の設備や駐車場など必要なスペースをきちんと確保できるかどうか、いろいろ考え出すとなかなか決まりませんでした。最終的にご縁があって良い場所が見つかり本当にラッキーでした。商業施設内に位置しているだけでなく、西熊本駅から徒歩1分で、バスも西熊本停留所から徒歩4分です。駐車場も商業施設の敷地内のものが利用できますので、車の方もストレスなく安心して来てもらえると思います。何より商業モール内にありますので、お買い物や銀行などへの用事がてら、また通勤、通学の帰り道などに気軽に立ち寄れるところが最大のメリットだと思います。
どの部屋も広くてかなりゆとりがありますね。
【崇博院長】バリアフリー化や感染症対策のことを考え、余裕を持たせたスペースや通路の幅はこだわった点の一つです。密にならない広いレイアウトは患者さんも居心地が良く、患者さんやスタッフの動線としてもスムーズですし、たとえ車いすだったとしても行き来が楽です。また、例えば、小さなお子さんが治療を受けているときにすぐ近くに親御さんが座っていることのできるスペースなども確保できます。
【えり佳副院長】あと、こだわった点はいかに患者さんがリラックスできる空間にするかで、壁や天井の色など内装のデザインは優しい色合いでまとめています。また、あまり病院独特の臭いがしないよう、換気を良くしてすぐに空気が入れ替わるようにしたり、ゆったりした気持ちになるようなアロマの香りを取り入れています。
キッズルームもすてきですね。
【崇博院長】ファミリー層の方にぜひ来ていただきたいと考え、キッズスペースを用意しています。窓はガラス張りにして、といっても安全性に配慮してポリカーボネートなのですが、親御さんが常にチェックできるようにしています。子ども用のお手洗いや洗面台もあります。私も6歳の娘を子育て中なので、親として病院に行ったらこうであってほしいというような工夫をするようにしています。
【えり佳副院長】赤ちゃんのお母さんで、いつごろから歯科医院に行っていいかわからないという方がよくいらっしゃるのですが、生後6、7ヵ月後ぐらいで歯が生え始めた時点から来ていただけます。特に悪い所はなくても定期的に検査をすることで、将来の虫歯予防や口腔ケアに役立ちます。泣いたら迷惑じゃないかしらと心配される方も多いのですが、当院では大いに泣いてもらって大丈夫ですし、全然迷惑ではないですよ。
顕微鏡つき口腔内カメラも導入し精度の高い診療を
その他設備面でこだわりはありますか?
【崇博院長】感染予防には非常に力を入れています。まず、治療器具を消毒する滅菌器については、当院では大型で本格的なものを3台用意しています。また、診療台のうがいをする給水器の水は細菌が繁殖しないように、電気分解による除菌システムを導入しています。治療中に飛散する唾液や詰め物の金属の破片などを吸い込む口腔外バキュームは、ユニットすべてにそれぞれ備えました。
【えり佳副院長】治療設備については、3Dの立体映像で口の中を撮影できる歯科用CTもありますし、顕微鏡を兼ね備えた口腔内カメラもあります。この機器を取り入れている歯科医院はまだ熊本では少ないと思います。これは最大で80倍で4Kの高画質な映像を見ることができ、より精密な診査や診断に役立ちますし、リアルタイムでモニターに映すこともできるため、患者さんに見せながら説明ができるので、わかりやすいと思います。
診療の特徴について教えてください。
【崇博院長】虫歯や歯周病、入れ歯、小児歯科などの一般的な歯科診療から、検診、予防、メンテナンス、また、顎関節症、歯ぎしり、マウスピース型装置を用いた矯正など、幅広い治療が可能です。地域に根差すかかりつけ歯科医として必要な、オールマイティーな経験を十分積んできたつもりなので、どんな症状も一度ご相談ください。診療で特に大切にしていることは、最初の部分である、「検査・診断」と「治療計画の作成」です。どんなに良い治療をして高価なかぶせ物をしたとしても、診断や治療計画が違っていればすべて台なしになってしまいます。適切な検査・診断を行い、私たちの考える治療について丁寧に説明させていただき、同時に患者さんの要望を細かくお伺いし、患者さんとの信頼関係を大切にしながら、綿密な治療計画を組み立てます。一度治療を行えば、メンテナンスすることでずっと維持できるような完成度の高い治療をめざしています。
患者さんとのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?
【えり佳副院長】歯科医院が怖いとおっしゃる患者さんが結構多いなと思います。そういった方たちに対して、どうしたら恐怖や痛みが軽減できるかというのは、私の命題でもあります。どこが気になるのか、どこが怖いのか、患者さんによってポイントが違うので、患者さんとお話をしたり、声かけをしながらコミュニケーションを取りつつ、様子を見て少しずつ治療を進めていきます。併せて、麻酔のタイミングや位置や量なども細心の注意を払って進めます。
もっと活用してもらえる歯科医院をめざして
なぜ歯科医師をめざしたのですか?
【崇博院長】親戚に医療職が多く、子どもの頃からプラモデルなどが好きで手先が器用だったことから自然と歯科医師の道を歩みました。歯科大学を卒業後、大学病院や県内外の歯科医院で、総合診療、補綴、歯科口腔外科、インプラント、審美面に配慮した治療など多くの経験を積み、「サン・ホワイトデンタルケアクリニック」では分院長を務めました。そちらでは特に、患者さん一人ひとりと向き合い、じっくりと治療計画を立てて治療を進めていく方針で、現在の技術のスキルアップにつながりました。
【えり佳副院長】私は大学を卒業後、当院開業まで勤務医として歯科医院などで経験を積んでいました。歯科医師をめざしたきっかけは、子どもの頃歯科矯正を受けて、歯医者さんってすごいと思ったことです。一度、海洋分野の大学に行ったのですが、諦めきれなくて歯科大学に編入しました。
休日はどのように過ごされているのですか?
【崇博院長】最近は歯科のオンラインセミナーなどに参加して勉強していることが多いですね。セミナーがない日は家族でドライブなどでしょうか。アウトドア派なので車でいろいろなところを巡りますね。宮崎などまで遠出します。海岸線沿いを走るのは気持ちいいですよね。夏は特に最高です。
【えり佳副院長】私は休日でも歯科診療や歯科医院経営のことを調べたり考えたりしています。歯科が大好きなので(笑)。
地域の皆さまにメッセージをお願いいたします。
【崇博院長】地域のかかりつけ歯科医として、皆さまのお役に立てるよう邁進していく所存です。適切な検査・診断の上、丁寧に治療計画を立てていきます。少しでも違和感がある方や、他の歯科医院に通っていたけど中断したままになっている方など、遠慮しないで来てほしいですね。
【えり佳副院長】歯科医院は歯が痛いから行くというイメージがあると思うのですが、意外といろいろな活用方法があるんですよ。歯ぎしり防止のナイトガードや、睡眠時無呼吸症候群・いびき防止のスリープスプリントなども相談に乗りますし、ホワイトニングでの受診も可能です。当院は一般歯科治療はもちろんのこと、患者さんの生活を歯科の側面から支えるかかりつけ歯科医院をめざしたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とはマウスピース型装置を用いた矯正/49万5000円、ホワイトニング/7700円