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平田 裕 院長の独自取材記事

アエールこころのクリニック

(鹿児島市/鹿児島中央駅)

最終更新日:2025/12/15

平田裕院長 アエールこころのクリニック main

鹿児島中央駅から徒歩約3分の「アエールこころのクリニック」は2024年5月開院。優しい笑顔のスタッフが迎えてくれる院内はパステルカラーがあしらわれ、温かい雰囲気に満ちている。繁華街でありビジネスマンも集う土地柄、仕事や日常生活で悩みを抱える若い世代が多く来院しているという。同院を率いる平田裕(ひろし)院長は鹿児島大学医学部を卒業後、認知症を中心に統合失調症など多様な疾患・症状を診療してきた精神科・心療内科の専門家。「困っている人を助けたい」と人を想う気持ちにあふれる平田院長は、診療の中でも特に対話を重視。つらい心にそっと寄り添ってくれる優しい人柄が大きな魅力だ。「一人で抱えず相談してほしい」と語る平田院長に、診療や患者への思いを聞かせてもらった。

(取材日2024年3月1日/再取材日2025年11月12日)

悩みを孤立させずそばで寄り添いたい

初めに院長のご経歴と開院のきっかけを教えてください。

平田裕院長 アエールこころのクリニック1

鹿児島大学を卒業後、同大学病院で精神科の基礎を学びました。その後は複数の医療機関に勤務し、うつ病や不眠症、適応障害、統合失調症など、さまざまな患者さんを診療してきました。他科と協力しながら入院治療や外来診療を行ったり、救急部門で24時間患者さんの対応にあたったり。認知症疾患医療センターでは10年間、高齢の認知症患者さんの診療に携わり、ご本人だけでなくご家族の不安や葛藤にも向き合い、専門的な知識と対応力を磨いてきました。認知症に限らず、精神科医として多様な症状や背景を持つ患者さんと向き合い、「悩みを孤立させないように支えたい」「地域で困っている方に直接関わりたい」という思いが強くなり、開業を決意したのです。患者さん一人ひとりの声に耳を傾けながら、心に寄り添う医療をめざしています。

どのような患者さんが来院されていますか?

20~30代の社会人の方や学生の患者さんが多いです。日常のストレスや不眠といった身近な症状から、うつ病や不安障害などの専門的な治療が必要なケースまで幅広く対応しています。その中でも、日常生活の中でストレスを抱えて受診される方が比較的多いです。仕事での人間関係や激務、学業でのプレッシャーなどから、「不安が続く」「眠れない」「涙が出る」など精神的な症状に加え、「動悸」「吐き気」「めまい」「肩凝り」「食欲不振」「便秘や下痢」「発熱」など身体の不調を訴えられる方もいます。仕事で疲れているのであれば、診断書で休養期間を設けて、その間に「復帰するか」「転職するか」といった、今後の方向性を相談することもあります。環境調整で解決する方もいますが、内服により早期の症状改善をめざすケースも比較的多いです。

通いやすさも追求されていますね。

平田裕院長 アエールこころのクリニック2

初診での訪れやすさはもちろん、来院を休止後の不調を避けるためにも、通院しやすい体制を整えることにはこだわっています。土曜診療や再診のウェブ予約に加え、2026年1月からは初めて受診される方のウェブ予約もスタート予定です。加えて、2025年11月から午後の診察時間を14時開始に前倒ししています。夜は18時30分まで受けつけしていますので、仕事の帰り道に来院いただきやすいのではないでしょうか。また、鹿児島は離島が多く、通院手段のない方もいます。オンライン診療を活用し、遠方の方にも受診しやすい体制を整えています。

頑張っている証拠である「心の筋肉痛」

診療の特徴を教えてください。

平田裕院長 アエールこころのクリニック3

最も重視していることは「対話」です。悩みを吐き出し、気持ちを落ち着かせること。そして環境調整や、ゆっくり休んで休息することも大切です。心身ともに限界を感じて、深い苦しみの中で来院される方がたくさんいます。そんな方々に向けて私がよく使うのは、「心の筋肉痛」という言葉です。頑張って運動をしすぎたら、筋肉痛になりますよね。それと同じで、心も頑張りすぎると疲れるのです。その結果、体にいろいろな症状が現れてくるわけです。患者さんには「あなたが弱いわけではなく、むしろ頑張っている証拠なんです」、そして「心が疲れているから、まずは休みましょう」と伝えています。加えて、より早く仕事や日常生活に戻るため、そしてつらい期間を短くするために、薬を使った治療を提案することもあります。

治療で薬を用いる際に心がけていることはありますか?

「精神科のお薬を特別視しないでほしい」とお伝えしています。心が疲れているときは症状に合ったお薬を飲み、必要がなくなったら止められるということを強調しています。「転ばぬ先の杖」「心の湿布」だと考えて内服していただけるとうれしいです。精神科のお薬に対して「怖い」「癖になる」「心が弱いと思われるかも……」といった不安を感じる方は多いです。ですが、筋肉痛に湿布を貼ると早く楽になることが望めるように、適切なお薬の内服は早期回復の助けになります。むやみに内服するのでなく、内服期間の目安をお伝えし、状態に応じて量を減らしていきます。また、依存性がある薬は使いません。シンプルで飲みやすい処方を大切にし、1日1回の服用で済むものや、ごく少量から始めることがほとんどです。最終的にはお薬の良い点や懸念点をお伝えし、患者さんの気持ちを尊重しながら、治療の方向性を一緒に決めていきます。

クリニックをどのように使ってほしいとお考えですか?

平田裕院長 アエールこころのクリニック4

精神科や心療内科の受診にハードルの高さを感じ、ためらってしまう方は多いです。「仕事に行けない」「涙が止まらない」「呼吸が苦しい」など、心も体も限界に近い状態になってから来られる方がほとんどです。例えば、発熱や頭痛といった症状が出ると、多くの方は内科を受診します。しかし、受診したものの異常なしと診断されたときは、「心に原因があるかも」と少し想像してみてほしいです。まずはお話をじっくり聞かせてもらい、どんな悩みが背景にあるのか一緒に解き明かし、少しずつ解消していくことを大切にしています。悩みに向き合って踏ん張ってしまうのは、人として自然なことです。無理に頑張りすぎる必要はありません。つらいと感じた時点で、どうか受診を考えてみてください。一生懸命頑張っている方々をどう支えて、どう助けてあげられるか。そのことを考えながら日々診療にあたっています。

「話すことは離すこと」。一人で悩まず気楽に相談を

院内の雰囲気やスタッフさんからも優しさを感じます。

平田裕院長 アエールこころのクリニック5

精神科であるからこそ、気楽に来られる雰囲気づくりを意識しました。ロゴマークはモットーである「More Smiles, More Happiness.」にちなんで、患者さんの幸せを願う気持ちを込めた優しい色の四つ葉のクローバーに。また、私自身、悩んでいるときに癒やし系のキャラクターを見て助けられた経験があり、心の妖精がモチーフのオリジナルキャラクターもつくりました。待合室と診察室の間にはパーティションを設置し、できるだけ患者さん同士の視線が交わらないように配慮しています。スタッフは、ホッとするような声のかけ方や気さくな会話が自然とできる、優しくて私以上に患者さんの話をよく聞いてくれるメンバーがそろっており、いつも助けられています。

院長はどのような瞬間にやりがいを感じられていますか?

患者さんの笑顔が見られたときや、喜びの声を聞けたときに、この上ない満足感を覚えます。信頼関係を築き、私を身近な相談相手として思い浮かべてもらえるとうれしいです。私はもともと視線恐怖があり、人と視線を合わせることが苦手で、診察中に視線をそらしてしまいがちです。不信感を抱かれるかもしれませんが、どうかご理解いただけるとうれしいです。一緒に少しずつ楽になる道を探していけたらと考えています。「自分だけ取り残されている」と思わずに、つらい気持ちを話しに来てください。その絶望感が少しでも軽くなるよう、お手伝いをさせてもらえたらうれしいです。

読者へのメッセージをお願いします。

平田裕院長 アエールこころのクリニック6

「話すことは離すこと」。当クリニックでは、若年層からシニア世代まで、どの年代の方でも、それぞれのライフステージで抱えるストレスやお悩みをお聞きしています。悩みを話すことで、心のもやもやが離れていき、それだけで気持ちが軽くなることもあります。どうか一人で抱え込まず、まずは気軽にお話をしに来てほしいです。精神科だからといって構えたり敬遠したりする必要のない、受診のハードルが低いクリニックをめざしています。相談の場として、抱えている問題や気持ちを一緒に整理し、少しでも前に進めるお手伝いをします。心のマッサージを受けに来るような気持ちで、お気軽にお越しください。心よりお待ちしております。

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