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中島 卓哉 院長の独自取材記事

中島卓哉歯科

(佐賀市/佐賀駅)

最終更新日:2026/06/01

中島卓哉院長 中島卓哉歯科 main

JR長崎本線・鍋島駅から徒歩17分の住宅街に位置する「中島卓哉歯科」。院長を務める中島卓哉先生は九州大学歯学部を卒業後、複数の歯科医院で研鑽。かつて父が診療所を構えていた故郷である佐賀に25年ぶりに帰還し、2023年に同院を開業したという。中島院長が得意とするのは、訪問診療で培った経験を生かした義歯治療。保険診療で作製する義歯も、一人ひとりに丁寧に合わせることにこだわっている。「患者さんが望んだことをまず第一にやる」、その朗らかな笑顔の奥には、医療者としての確かな芯が感じられる。そんな中島院長に、かかりつけ医として地域に根差した診療に努める同院の取り組みや、診療への思い、今後の展望を聞いた。

(取材日2026年4月20日)

歯科医院と地域医療のバトンを父から受け継いで

まず、こちらで開業された経緯についてお聞かせください。

中島卓哉院長 中島卓哉歯科1

歯科医師になった理由は、ほぼ100%父の影響ですね。実家は1階が診療所で2階が自宅という環境でしたので、小さい頃から歯科医師という職業がとても身近にありました。特別な志があったというよりも、自然にこの道を選んでいたという感覚です。九州大学歯学部を卒業した後は福岡で長く勤務医を続けていたのですが、その間もずっとこの場所にある歯科医院のことが気になっていました。父が体調を崩して閉業し、約2年間ここは閉まったままだったんです。自分自身も勤務医として一つの区切りを感じていた時期でしたので、父が守ってきたこの場所でもう一度新たなステップを踏み出そうと決めました。佐賀で暮らすのは、大学に入って以来なかったことで、おそらく約25年ぶりでしたね。

開業までに、どのような経験を積んでこられたのですか?

九州大学を卒業した後、研修医を経て福岡市内の歯科医院に勤め、合わせて12年ほど勤務医として経験を積みました。一般歯科の治療全般を幅広く手がけてきましたが、中でも大きかったのは訪問診療の経験です。勤務先で訪問診療に携わる機会があり、ご高齢の方のお宅に伺って義歯を調整したり、お口のケアを行ったりと、通院が難しい方の治療を数多く担当しました。入れ歯の合わせ方一つとっても、ご高齢の方ならではの配慮が求められますし、そこで身につけた知識や対応力は自分の強みになったと思います。こちらで開業してからも、訪問診療で培ったものが日々の臨床にそのまま役立っている実感がありますね。

来院される患者さんの特徴について教えてください。

中島卓哉院長 中島卓哉歯科2

当院の周辺は閑静な住宅街で、ご高齢の方が多い地域です。20代から50代まで、幅広い世代の方にもご来院いただいていますが、65歳以上の患者さんが全体の3~4割ほどを占めていて、75歳以上の方も少なくありません。その分、義歯の治療を必要とされる方が自然と多くなりますね。患者さんの半数以上は近所にお住まいの方で、歩いて来てくださる方もたくさんいらっしゃいます。一方で、車で20~30分かけて通ってくださる方もいらっしゃって、ありがたいことだと感じています。ちなみに、当院のロゴにひまわりを選んだのは、歯医者さんに行く時の緊張や不安が少しでも和らぐよう、明るい雰囲気の歯科医院でありたいという思いからなんです。

患者の希望を第一に、違和感の少ない義歯を保険でも

義歯を作る際、どのようなことにこだわっていますか?

中島卓哉院長 中島卓哉歯科3

義歯の一番の良さは、装着したらすぐに噛めるように作られているところだと思っています。だからこそ、すぐにお食事を楽しんでいただけるよう、吸着が良く外れにくい義歯を作ることをいつも目標にしています。製作時に特にこだわっているのは、今お使いの義歯があるならば、その形をできるだけ引き継ぐことです。現在の義歯の模型を歯科技工所に送り、その形を参考にしながら新しいものを作ってもらうようにしています。義歯は口の中に入れるものですから、大きさや形が大きく変わるとすぐ違和感につながるんですね。そこには常に気を配っています。また、義歯について最初から自由診療をお勧めすることはなく、まず保険の範囲でしっかり対応します。保険診療の義歯でもできることはたくさんありますから。

診療において大切にされていることをお聞かせください。

大切にしているのは、自分にこれができるからやるのではなく、患者さんが望んだことをまず第一にやるということです。例えば歯を残すか抜くかという判断でも、それぞれのメリットとデメリットをきちんとお伝えした上で、患者さんに納得していただいてから治療を進めるようにしています。「なんとなく抜かれた」と感じることがないよう、説明の時間はしっかり確保していますね。ご高齢の方には来院の度に繰り返しお話ししたり、資料をお見せしたり、自分で絵を描いてお伝えしたりと工夫もしています。父は昔ながらのタイプの歯科医師でしたが、私自身のスタイルは少し違っていて、患者さんがリラックスできるような、穏やかな雰囲気での診療を心がけています。

予防の面で取り組まれていることはありますか?

中島卓哉院長 中島卓哉歯科4

予防という点では、ブラッシング指導に一番力を入れています。定期的に歯科医院に通っていただくことはもちろん大切なのですが、通院した日だけお口の中がきれいでも、残りの日々のケアが不十分であれば意味がないと思っているんです。大事なのは、毎日ご自身で行うホームケアの質です。ですから、普段の歯磨きの仕方やポイントを丁寧にお伝えするようにしています。来院される度に、前回と比べて磨けているかどうかもお話しして、その都度フィードバックをします。一度聞いただけでは忘れてしまうこともありますから、繰り返しになっても根気強く説明する。日々のケアをお支えすることも、かかりつけ医の大切な役割だと考えています。

気軽に来られて前向きになれる、温かな場所をめざして

開業されてから、患者さんとの関わりで感じることはありますか?

中島卓哉院長 中島卓哉歯科5

福岡の大きな歯科医院に勤めていた頃と比べても、こちらに来てからは患者さんとのコミュニケーションの量が格段に増えました。お住まいのことやご家族のこと、治療以外のお話をする時間も自然と生まれるんです。佐賀は街がコンパクトなので、どの辺りにお住まいかと伺えばだいたいの雰囲気がわかりますし、そういう距離の近さはこの土地ならではだと思います。私一人で受付から治療まで対応している時もあるのですが、その分、一人ひとりの患者さんとじっくり向き合えている実感があります。診療の時間帯についても患者さんの都合に合わせて柔軟にお受けするようにしていますし、気負わずに足を運んでいただける場でありたいですね。

今後、どのような歯科医院にしていきたいですか?

こちらに戻ってきてからずっと胸にあるのは、地域に根差した歯科医院でありたいという思いです。規模を大きくすることよりも、この地域の方がもっと気軽に足を運んでくださるような場所にしていきたい。それがこの歯科医院の役目だと思っています。年齢を問わず、歯のことで何か困ったときに「まずここに相談してみよう」と感じていただけるような存在になれたらうれしいですね。一方で、身近にたくさんの歯科医院があるにもかかわらず、わざわざ遠くから通い続けてくださっている患者さんもいらっしゃいます。そうやって当院を選んでくださる方々の期待に応えるためにも、目の前の一人ひとりに丁寧に向き合う診療を続けていきたいと思っています。

最後に、読者へメッセージをお願いいたします。

中島卓哉院長 中島卓哉歯科6

歯のことで気になることがあっても、つい後回しにしてしまう方は少なくないのではないでしょうか。「気軽に、いつでも来てもらって構いません」、それが私から皆さんに一番お伝えしたい言葉です。痛みがあるときだけでなく、ちょっとした違和感やお口のことで気になる点があるときにも、遠慮なくご相談いただけたらうれしいですね。年齢も問いませんし、どんなに小さなことでも構いません。地域のかかりつけ医として、皆さんの歯とお口の健康を長くお支えしていける存在でありたいと思っています。当院のひまわりのロゴに込めた思いのとおり、来てくださった方が少しでも前向きな気持ちになれる、温かい歯科医院をこれからもめざしてまいります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

義歯(自由診療)/22万円~