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高田直樹 院長の独自取材記事

高田整形外科

(世田谷区/松陰神社前駅)

最終更新日:2020/04/01

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世田谷区役所の目の前。まさに世田谷の中心に1年前に開院した「高田整形外科」。高田直樹院長は慶應大学ボート部出身のスポーツマンで、とても若々しく精悍なドクターだ。スポーツ専門医として活躍する一方、繊細でハイレベルな治療技術が求められる「手外科専門医」の資格も持っている。質の高いリハビリにとても力を入れており、院内には180平方メートルもの広くて開放的なリハビリスペースが設けられている。小さな子どもからお年寄りまでが頼るクリニックで、家族ぐるみで来院している患者さんもすでにいるそうだ。リハビリが大切な理由、患者さんとの心に残るエピソードなど、ざっくばらんにお話しいただいた。

(取材日2011年8月10日/再取材日2015年10月24日)

手外科、スポーツ専門医。多世代の患者さんが頼る整形外科のエキスパート

まずは医師を目指したきっかけをお聞かせください。

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小さい頃祖母が長期入院しており、病院に度々通ううちに素晴らしい仕事だと思い、自分も医師になろうと考えるようになりました。小中高校、さらに大学も僕はずっとスポーツに熱中してました。中学高校はバスケット部に所属していたのですが、その高校はボート部がとても活躍していました。出身地である長野県は海はありませんが、諏訪湖という大きな湖があります。諏訪湖周辺の高校のボート部はどこも強かったんですよ。なので慶應に入ってからは僕もボート部に入部しました。慶應大学ボート部は歴史のある名門クラブです。そこで6年間みっちりと漕いでました。ボートと聞くと、上腕二頭筋や大胸筋が鍛えられるイメージをお持ちかもしれませんが、じつは上半身よりも下半身の方の筋肉が必要な競技で、下半身で漕いでいるようなものです。なので一時期は競輪選手並みの太ももになってしまって、ズボンのサイズがなくて本当に困りました(笑)。

やはりスポーツ経験から整形外科のエキスパートに?


ずっとスポーツに携わってきましたし、学生時代は僕自身もよくケガをして整形外科の先生のお世話になっていました。そこで方向性を決める際にはすんなりと整形外科を選びました。それに一番興味のある分野だったので。当院にはいくつか診療の特色があるのですが、そのうちの一つとしてやはりスポーツを愛する人のためのスポーツ整形外科に力を入れています。リハビリの機器のなかにも、一般的な整形外科のリハビリに必要な機器はもちろん、スポーツを意識したマシンも揃えています。スポーツ選手と一般の患者さんとのリハビリは、ゴールが少し違ってきます。求められる運動機能が違いますから、当然の話ではあるのですが、ただここでリハビリを終えておしまいというのではなく、その後の成績や記録も鑑みてトレーナーへの指導を行うなど、一般のリハビリとはまた違った面もあります。

手外科の専門医資格もお持ちですね。

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整形外科の場合、整形外科専門医の上にさらに部位別に専門がわかれます。関節外科、脊椎外科、腫瘍外科、そして手の専門とかなり細分化されていて、僕の場合は手外科専門医です。たまたま僕の知り合った上肢を専門としている先生や先輩、とりわけ手の専門のドクターの技術がたいへんすばらしかったんです。優秀な先生や先輩方のもとで学ぼうと手外科を選んだのですが、手というのはとても複雑に動く部位です。治療においてもかなり高いレベルを要求されます。手術も精巧で緻密な内容が求められ、リハビリのプランもじっくりと練らなければなりません。とても繊細な部位で、治療にも繊細さが求められますが、僕は細かい作業が意外と好きなんです。手外科専門医の資格をとった後で、「やっぱり自分には向いていたなあ」と思いましたね。

リハビリの決め手は機械よりも「人」。充実したリハビリ体制

こちらはリハビリにとても力を入れておられるとか。

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当院の大きな特徴の一つが充実したリハビリです。整形外科にかかる一般的な病気やケガの場合、最初に大きな病院などで手術を受けるわけですが、それが終わった時点ではまだ治っていません。その後にリハビリが必要になるのですが、大きな病院ではリハビリが長期間にわたって十分にできないという問題があります。また術後紹介されたクリニックでも、リハビリに満足できないという患者さんのお声を、僕自身、勤務医時代に聞いてきました。まだまだリハビリの重要性が浸透していなかったり、環境が十分ではないのだと思います。そこで当院ではとにかくリハビリを充実させようと努力しています。180平方メートルものリハビリ専門の開放的な空間も用意しました。リハビリのイメージとして、先進の機器があればよいと勘違いされる人がいるかもしれませんが、実際のリハビリは機械よりも人です。先進の機器も大事ですが、ちゃんとトレーニングされた経験豊かな理学療法士と、医師、そして患者さんの3者の思いや熱意があってこそ、よりよい結果が得られると思います。

患者さんとの記憶に残るエピソードは?


10年ぐらい前、ある一人の高校生を治療しました。バレーボールの選手で練習中に骨折して、僕のところにやってきました。治療には1年近くかかったのですが、治療が最終段階に入った頃、その子から「先生、すごくよくなりました。本当にありがとうございます」と声をかけてもらったんです。さらに「僕、先生を見て、医者になろうと決めたんですよ」と。ちょうど彼はそのとき高校2年生ぐらいで、進路のことを決める時期だったのでしょう。その言葉は本当にうれしかったです。あいにく僕は転勤になってしまって、彼が実際に医学部へ進学したかどうかは聞くことができませんでした。年齢的にはもうドクターになっている頃ですから、ひょっとしたら今回の僕のドクターズ・ファイルの記事を、どこかの病院やクリニックで見てるかもしれませんね(笑)。

開院してちょうど1年。町に根付いてきた感覚はありますか?

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はい。開業してから気付いたことですが、この辺は3世代同居のご家庭が今なお多いんです。ご高齢者の方が最初にここに来てくれて、そして今度はケガをしたお孫さんを連れて来られたり。待合室でご高齢者の方と小さなお孫さんが会話している風景を見ると、本当にほのぼのします。当院ではリハビリを充実させる以外に、スタッフへの教育を徹底しており、患者さんが中心になるクリニックを目指しています。僕は本当にこの町が好きで、僕の目指してる診療スタイルも、きっとこの町のみなさんに受け入れていただけるように思っています。今まで培ってきた技術や経験を、ぜひこの地域のみなさんに還元したいですね。

50代からの自分のために、30代40代から知っておきたいこと

30代、40代の読者に知ってもらいたいことは?

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じつは30代、40代というのは整形外科にかかることがあまり多くない年代です。やはり整形外科の中心的な患者さんの年代は、膝や関節にトラブルを抱えるお年寄り、あるいはスポーツなどでケガをしやすい小学生から若い人です。でもあえてお伝えしたいのは、50代以降も健康的に、そして骨や関節に痛みを抱えることなくで楽しんで人生の黄金期を過ごすには、30代40代をどう過ごすかが問われます。ですから現在の生活が50代以降の関節症状を決めますよとお伝えしたいです。生活習慣・運動習慣・食習慣のいずれも見直していただきたいですし、くれぐれも無理なダイエットは控えてください。筋力の低下が著しいと、疲れやすくなります。また骨粗しょう症のリスクも一気に高まってしまいます。

先生は今もスポーツに熱中されてますか?


小さな子がいる今ではなかなか思うように時間はつくれませんが、できるだけ体を動かすようにはしています。駒沢公園を走ることもありますよ。子どもが産まれる前はとにかくいろんな場所で体を動かしていました。僕はずっとスポーツを楽しんできましたから、ぜひ息子にもいつかは同じようにスポーツに自然と馴染んでもらって、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

先生の今後の夢は?

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仕事については、やはり多くのみなさんに当院のことを知っていただきたいですし、より幅広い患者さんのご要望に応えられるような内容にしていきたいです。今後も充実したリハビリ体制は維持していきたいですし、そもそも整形外科の治療は手術が50%、リハビリが50%ではないかと思います。どんなに有名な名医が完璧に手術をしても、まだ半分でしかありません。質の高いリハビリがあってこそ治すことができます。これからの時代はアクティブなお年寄りが増え、高齢者のスポーツ人口も増えています。ですからそういった方々のケガの治療や健康維持に、僕の経験や知識も生かせていけたらいいですね。30代40代の方には、病気になってから病院に行くのではなく、病気にならないために病院に行くと考えていただきたいです。骨密度の検査などで自分の健康状態をあらかじめ知っておくことも有意義でしょう。何かあれば気軽に相談に来ていただきたいです。

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