症状がないまま進行することも
性感染症ってどんな病気?
麻布十番たちばな泌尿器科・皮膚科クリニック
(港区/麻布十番駅)
最終更新日:2026/08/03
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性感染症とは、性的接触を介して感染する病気の総称。以前は英語の「Sexually Transmitted Diseases」の頭文字を取って「STD」と呼ばれていたが、感染していても自覚症状がないケースもあることから、現在では「感染(Infections)」を意味する「STI」という呼び方が世界的なスタンダードとなっている。症状がなく、自覚がないまま感染を広げたり、放置することによって不妊や重い合併症につながったりすることもあり、早期発見・早期治療が大切だ。「性感染症は特別な人だけがかかる病気ではなく、性交渉の経験があれば誰にでも感染する可能性があります」と話す「麻布十番たちばな泌尿器科・皮膚科クリニック」の橘秀和院長に、性感染症の基礎知識や受診のタイミングなどについて聞いた。
(取材日2026年7月9日)
目次
性感染症は誰でも感染する可能性のある病気。自身とパートナーを守るために感染を疑ったら早めに受診を
- Q性感染症とはどのような病気なのでしょうか?
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A
▲気づかないうちに進行する場合もあるため、正しい知識が重要
性感染症は、性器や口腔、肛門などの粘膜や皮膚を介した性的接触によって、細菌やウイルスなどの病原体に感染して起こります。性行為の経験があれば誰でも感染する可能性があり、一度の性行為でも感染することがあります。自覚症状がほとんどないまま進行することも少なくありません。さまざまな種類がありますが、特に多いのは性器クラミジア感染症と淋菌感染症です。また、梅毒は昔の病気というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、2011年頃から患者数が増え始めたとされ、特に2021年以降は大きく増加しているといわれています。その他、性器ヘルペスウイルス感染症や尖圭コンジローマなどもよく見られます。
- Q性感染症ではどのような症状がありますか?
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A
▲症状は種類や男女によって異なる
症状は病気の種類や男女によって現れ方が異なります。性器クラミジア感染症や淋菌感染症では、男性は排尿時の痛みの他、尿道から膿が出たり、かゆくなったりします。女性では、おりものの異常や膣のかゆみなどが代表的な症状です。梅毒は手足や唇など全身に発疹が現れることが多く、いったん症状が消えても体内では病気が進行し、放置すると将来、脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。性器ヘルペスウイルス感染症や尖圭コンジローマは特徴的な皮膚症状が見られるため、経験のある医師であれば見た目で判断できることが多いです。
- Q症状がなくても検査は必要ですか?
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A
▲院内で行う尿検査は、当日中に結果を確認できる
はい。性器クラミジア感染症は症状がないまま経過することも多く、気づかないうちに長期間感染しているケースもあります。また、淋菌感染症は男性では症状がはっきり現れることが多い一方、女性では自覚症状が乏しく、病気が進行して初めて見つかることも少なくありません。性感染症は自然に治ることはありません。性器クラミジア感染症も淋菌感染症も、治療せずに放置すると不妊症の原因になることもあります。感染の機会があった場合や、パートナーが変わったタイミングで検査を受けることをお勧めします。
- Q検査や治療はどのように行われますか?
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A
▲陰性であればスマートフォンから結果を確認することが可能
検査は婦人科や泌尿器科などの医療機関で受けられます。検査方法は症状によって異なりますが、男性は尿検査、女性は尿検査やおりものの採取、必要に応じて血液検査を行います。性感染症は種類が多く、どの検査を受ければ良いかわからない場合は、症状や心当たりのある行動を医師に伝え、必要な検査を提案してもらいましょう。ブライダルチェックなど、複数の性感染症をまとめて調べられる検査を行っている医療機関もあります。治療は主に抗菌薬の内服や注射で行い、多くは適切な治療で改善が期待できます。ただし、パートナーが感染したままだと再感染する可能性があるため、2人で検査・治療を受けることが大切です。
- Qどのタイミングで受診すれば良いですか?
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A
▲気になる症状が出た場合は早めに相談を
症状がある場合は、なるべく早く受診しましょう。症状がない場合でも、感染の不安があれば検査することをお勧めします。ただし、感染直後は検査に反応せず、偽陰性となることもあります。そのため、感染の機会があったものの症状がない場合は、1ヵ月程度時間をおいてから受診すると良いでしょう。インターネットの情報だけで感染の有無や受診のタイミングを自己判断すると、病気が重症化したり、感染を広げてしまったりする可能性があります。受診や検査のタイミングに迷った場合も医師に相談できますので、不安があるときは、まずは受診していただければと思います。
自由診療費用の目安
自由診療とはブライダルチェック/性病一式(採血・尿検):2万2000円~・男性不妊検査(血液):1万9000円・精液検査:8000円

