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竹尾 千景 院長、臼井 佳恵 副院長の独自取材記事

代々木上原皮膚科クリニック

(渋谷区/代々木上原駅)

最終更新日:2019/08/28

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小田急線代々木上原駅から徒歩2分。昔ながらの店と新しいコンセプトの店が混在する商店街の一角にある「代々木上原皮膚科クリニック」は、この街の庶民的な温かさと新しさ凝縮したようなクリニックだ。笑顔がチャーミングな竹尾千景院長が、大好きだというこの地に2011年に開院。昨年、脱毛症、乾癬などを専門とする臼井佳恵医師が副院長に就任し、診療の幅がさらに広がった。落ち着きのある色合いの待合室や人の顔をモチーフにしたロゴマークなど洗練されたイメージの同院だが、竹尾院長、臼井副院長の話からは、徹底的に患者の気持ちを考えた診療への信念が伝わってくる。開院から6年を迎えての思いから、今後の抱負まで聞いた。
(取材日2017年10月23日)

家族で通う患者も多い地域に愛されるクリニック

とても居心地の良いクリニックですね。

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【竹尾院長】開業当初から、なるべく病院らしくないクリニックにしたいという思いがあり、待合室はシックで落ち着いた雰囲気を心がけました。でも、診察室は全面ガラス張りでとても明るく庶民的な感じなんですよ。開院から6年が経過し、お祭りへの参加などを通して、地域に根付いておられる方々に商店街の一員として仲間入りさせていただけたかなと思います。「自分が患者だったらかかりたいクリニック」という理想は、今でも変わりませんね。
【臼井副院長】副院長に就任して1年になりますが、竹尾先生が作り上げてきた素晴らしい土台を守る診療をしていきたいと思います。当院はご家族みんなで通っているという方が多いのですが、竹尾先生が地域の方々に愛され頼りにされているからこそ、皆さんが家族を連れて来てくださるんだと思いますね。

診療の際、心がけていることは何ですか。

【竹尾院長】患者さんが不快に思わない話し方をすることですね。患者さんは皆さん、不安な気持ちでいらっしゃるわけですから、わかりやすい言葉で説明したいと心がけています。
【臼井副院長】上から目線になったり、説明不足になったりしないように心がけています。皮膚科は診断がつきづらいこともあるので、いろいろな病院をまわって来られる方も多いんですね。「あまり説明がなかった」とおっしゃる方も多いので、ご本人が納得していただけるまでお話したいと思っています。診察の最後に「もう大丈夫ですか?」と伺うことで、「他の質問があったのに、聞けなかったな」ということがないよう気をつけています。

患者さんの病気に対する理解も大事なのですね。

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【竹尾院長】病気のことをよく理解していただくことで、自分が治療でどういうことをしていけばいいのかをわかっていただくことができます。もし、この治療がうまくいかなかった時には、次にどうすればいいのかという、少し先のことまでお話しするようにしていますね。「この病気は怖がらなくていいんだ」とか、「薬をしっかりと塗り続ければいいんだ」という理解が深まることで、ドクターショッピングをせずに通っていただける場合もあります。自分が患者として診察を受けたとき、椅子に30秒も座っていない、薬だけ出されるという経験をしているので、患者さんの質問には明確に答え、患者さんの気持ちになって、親身に診療にあたりたいと思っています。

手をかけ過ぎないシンプルなスキンケアが美肌のコツ

現在、特に力を入れている治療は何ですか。

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【竹尾院長】私自身がニキビでとても苦労したので、難治性のニキビ治療には力を入れています。ニキビのお薬は、この10年ですごく進化しましたが、お薬をつけても全く良くならない患者さんがいらっしゃる。詳しくお話を聞くと、ニキビを悪化させるような生活習慣や洗顔方法を行っていることがわかってきました。患者さんの生活面を変えるだけで薬を使わなくても治ってしまうというケースもありますね。
【臼井副院長】この1年、竹尾先生の診療を見ていて、スキンケアの重要性を改めて思いました。ニキビに関しても、特に大人のニキビが出てくるタイプは、化粧品や長時間のお仕事によるストレスなど、複合的な原因による結果なので、その点でアドバイスができるといいですね。

美容皮膚科に関してはいかがでしょう。

【臼井副院長】基本的にまず一般皮膚科診療をします。その上で何かお困りのことがあれば、美容をお勧めします。よりきれいになることで元気になったり溌剌と過ごせたら良い効果を生みますし、そういうニーズは多いと思いますね。当院では、あくまでも治療の延長線上に美容を位置づけています。
【竹尾院長】今はシワが刻まれる前に何かをしましょうという時代だと思います。エイジングのトラブルが出る前に少しずつケアを始め、加齢という時計の針の進み方をゆっくりにする感じですね。当院は一般皮膚科の患者さんがとても多いのですが、ニキビを早く治したいというときにプラスアルファとして美容皮膚科の治療をお勧めすることもあります。それによって回復が早くなれば、ニキビ痕を残さずに済むことにつながってくる。ある意味予防といえると思いますね。

ぜひ美肌のコツを教えてください。

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【臼井副院長】私はもともとアトピーがあったので、肌に優しいスキンケアだけのシンプルな手入れをしてきたので、若い患者さんが高い化粧品を何種類も使って肌にトラブルを起こしているときなど、思わず「ストップ」と言ってしまいますね。
【竹尾院長】私の場合は、洗わない、手をかけすぎないというのがコツです(笑)。家の洗面台には、当院のローションとクリーム、クレンジングしか置いてないですよ。手をかけていた時期よりも肌の調子は数段良いですね。

患者の話を聞くことで最善の治療へと導く

お二人が医師をめざされたのはなぜですか?

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【竹尾院長】祖父、父ともに医師で私は3代目になります。自宅兼医院という環境で、医師という仕事を間近で見てきたこともあり、気がついたら自然とめざしていましたね。「3代続くってすごいことだよ」という周囲からの言葉にも背中を押された気がします。一時期キャビンアテンダントにも憧れましたが、残念ながら身長が足りなかったので断念しました(笑)。皮膚科を専門にしたのは、やはり自分自身の肌トラブルの経験が大きいですね。
【臼井副院長】実は私も父やいとこが医師で、常に医療が身近にありました。ピアノに長く携わってきたので、音楽の道も考えましたが、進路変更をして医師になりました。私は小さい頃からアトピーで、皮膚科は身近でしたし興味もありました。自身の皮膚を治すことに試行錯誤した経験が生かせたらという思いはありましたね。

今後の展望をお聞かせください。

【竹尾院長】大学生のとき、「患者さんが病気を教えてくれる」という言葉を知りました。患者さんの話を聞けば、必ずそのお話の中に病気のヒントが隠されている、お話をよく聞けば病気がわかるという意味のこの言葉だけは、とてもよく覚えています。それは、これからも続けていきたいことであり、より良いクリニックであるために今よりも努力していきたいと思います。
【臼井副院長】患者さんのお話を掘り下げていくと、最初はわからなくても角度を変えて聞くことでわかることもあるのだと、この1年間の診療のなかで改めて実感しています。脱毛症の治療の場合、精神面の影響も大きく、治療に何を求めているかはそれぞれ違います。その辺を患者さんとのコミュニケーションで汲み取っていくのは楽しい作業でもあり、今後も続けていきたいところですね。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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【臼井副院長】例えば「お薬を2回塗ってくださいね」と言っても、忙しい人や子育て中の人はそれができないかもしれない。処方したお薬の使用量が減っていないと思ったら、「1回でもいいからね」と、患者さんの気持ちに添って考える。患者さんのニーズに合った治療をしていきたいと思います。
【竹尾院長】地域の方に支えられ、ここまで来られたと思います。小さかった男の子が中学生になって身長も伸び、声変わりもしていて驚いたり、結婚前から通われていた2人がお子さんもできファミリーになっていたり。もちろん、病気を診させていただいているのですが、その方々の人生の側面を見せていただきながら、私も皆さんに育てられているなと思いますね。皮膚科のかかりつけ医ではあるけれど、どの科へ行ったらいいかわからない時「あそこへ行って相談してみようかな」と思っていただけるクリニックでありたいと思います。

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