健康寿命の延伸につながる
口腔内の環境整備を重視した予防歯科
江田あおば歯科・矯正歯科
(横浜市青葉区/江田駅)
最終更新日:2026/04/09
- 保険診療
無尽蔵のものではない歯は、治療を繰り返すといずれは失うことになる可能性が高い。歯を失い、徐々に自分の歯で満足に噛めない状態になると、全身への影響も出てくるという。そうした悪いサイクルに入らないようにするためにも、口の中の環境を整える予防歯科は重要だ。「治療が必要な場面はあると思うのですが、口の中の環境が整っていれば、治療を繰り返さずに済み、治療したところを長持ちさせることにもつながります」と「江田あおば歯科・矯正歯科」の上田聡太院長は話す。同院の予防歯科は丁寧な診査・診断の上、歯周病治療の研鑽を積んできた上田院長による歯周病ケアも含めた口の中の環境整備から始まる。同時に、セルフケアのアドバイスにも力を入れる上田院長に、同院の予防歯科についてじっくり教えてもらった。
(取材日2026年3月11日)
目次
地道なセルフケアとそれに伴走する歯科医院が予防歯科の要。患者本人は気づきにくい歯周病のケアにも注力
- Qこちらでは口腔内の環境改善に力を入れているそうですね。
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A
▲受付には、歯ブラシや口腔ケアのグッズが並ぶ
しっかりと治療しても口の中の環境が整っていないと同じ問題が発生し、また治療をすることになります。歯というのは再生するものではなく、治療を繰り返せば、やがて抜歯が必要となってしまいますので、当院では同じ問題が起きないように口腔環境を整備する予防に重点を置いています。また、口腔環境が良い状態と悪い状態では治療結果も変わり、良い状態であれば治療したところが長持ちしやすいのです。理想をいえば一度治療したところは生涯にわたって再治療の必要なく保ってほしいと思いながら治療をしますので、良い口腔環境の維持に注力しています。当院の予防歯科は、ベースづくりでもあります。診療の基礎として予防歯科を行っています。
- Q歯を健康に保つメリットとはなんでしょうか?
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A
▲初診時の問診では、生活背景についても確認を実施
自分の歯で噛める方と噛めない方では、健康度に差が出るといわれています。噛めない方はどうしても食事が偏り、栄養バランスが崩れていきます。若いうちはそれでも活動できますが、高齢になると足腰に影響が出て、将来的に寝たきりの可能性も。全身へ広がる不調の上流にある口腔内の些細なトラブルを回避し、健康を保ちながらおいしくごはんを食べる。そんな当たり前を維持することで、健康寿命の延伸につながると考えます。私の家族も入れ歯を使っていましたが、「硬い物が噛めることは良いね」「何でも食べられることは良いね」と話していました。徐々に食事量が減って体調を崩す姿を見てきたことも、予防に注力するきっかけとなりました。
- Q実際、どのような処置を行うのでしょうか?
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A
▲口腔内の状態をどう改善していくか丁寧に話し、治療を進める
まずは虫歯や歯周病の状態、噛み合わせをしっかりチェックして、どういった問題があるのか、どう改善すべきかというお話をします。私は歯周病治療の研鑽も積んできており、歯周病の診断も注力している分野なのですが、実はご自身が歯周病と知らずに来る方はとても多いです。当院では歯周病ケアも併せて、口腔内の環境を整えていきます。最初は環境を改善して良いベースをつくっていくために、通院回数がかかることも知っていただきたい部分です。当院では予防歯科をクリーニングですっきりするだけの時間とは考えていません。もちろんクリーニングも行いますが、長い目で見て患者さんのプラスになる処置を考えていきたいと思っています。
- Qセルフケアではどのようなアドバイスをしていますか?
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A
▲治療の中では、患者に合わせた磨き方や口腔ケアを提案する
歯並びや磨き方の癖、使っている道具が一人ひとり違いますから、実際に口の中を診て、いつも使われている歯ブラシでの磨き方を見せていただき、アドバイスをします。歯ブラシはなんとなくで市販品を選ばれている方が多いと思うのですが、合った道具を使うのはとても大事です。そして、どう改善したかも必ず再評価しています。変えたものが合わずに、お勧めし直さなければならないことも考えられますので。当院では担当歯科衛生士制を取っていますので、その違いもすぐにわかりますし、経過を追ってお話もできます。また、最近は磨きすぎている方も多いです。歯茎が下がり知覚過敏につながりますので、改めてケアの方法をアドバイスしています。
- Q予防の大切さを伝えるために、意識していることはありますか?
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A
▲口腔内写真で可視化し、自分事としてケアに励んでほしいと話す
当院では診査をしっかり行い、その結果をきちんと伝えることを大事にしており、その際、写真をたくさん撮ることが特徴です。14枚ほど撮るので、枚数の多さに驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。その写真をモニターに映し出し、これまで鏡でしか見られなかったところまで患者さんに見ていただき、自分事と捉えやすくしています。予防は自発的に行う必要があるので、リアリティーを持っていただくことは大事なステップです。また、歯周病はなかなか患者さんがご自身で気づかない病気ですが、歯周病の対処ができなければ、本当の予防にはつながらないと考えていますので、学んできた知識と経験を生かして適切な歯周病ケアも心がけています。

