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磐井 まどか 院長の独自取材記事

東京新宿クリニック

(新宿区/西武新宿駅)

最終更新日:2024/09/13

磐井まどか院長 東京新宿クリニック main

西武新宿駅北口目の前のビル5階にある「東京新宿クリニック」は、風邪などの一般内科診療や、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病の治療・管理を中心としているクリニックだ。2024年7月に院長に就任した磐井まどか先生は、「今の医療を支えるだけでなく今後の医療の発展にも貢献したい」と治験も積極的に実施。必要があれば東京都立大久保病院や東京女子医科大学病院などとも連携し、オフィス街や飲食店街が混在する大都会で「頼れるかかりつけ医」として地域医療を提供している。「困ったことがあればまずは受診してもらえれば。適切な道筋をお伝えしたい」と話す磐井先生に、クリニックの診療の特徴などについて聞いた。

(取材日2024年8月8日)

生活習慣病などの診療に加え、働く人に向けた支援も

クリニックにはどのような患者さんが来院していますか?

磐井まどか院長 東京新宿クリニック1

新宿はオフィス街と飲食店街が混在する地域ですので、患者さんはこの辺りでお仕事されている方を中心に、老若男女、幅広い世代の方に受診していただいています。外国の方も多いです。風邪や胃腸炎など内科全般の症状で来られる方と、糖尿病や高血圧などの生活習慣病で、お薬の処方や定期的な管理のために受診される方が多いですね。これまでかかりつけ医がなく「ありがたい」とおっしゃってくださる方もいるので、何かあったときにすぐ受診できる医療機関としてお役に立てているのかな、と思っています。人間関係が希薄といわれる大都会で、医療のことについて気軽に相談できる場を提供し続けたいと考えています。

クリニックの診療の特徴を教えてください。

一般内科診療に加え、産業保健の知識を生かした、仕事と持病の治療・管理の両立を目的とした支援などを行っています。保険診療では、風邪などの幅広い内科診療のほか、当院は糖尿病や、高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症、気管支喘息、COPDなどの生活習慣病の診療、睡眠時無呼吸症候群の治療も行っています。周囲には都立大久保病院や東京女子医科大学病院などもあるため、まずは当院で病状を適切に診断し、必要があればそうした病院と連携しながら、病気と上手に付き合っていくための一次医療の提供に力を注いでいます。

治験にも取り組んでいるとお聞きしました。

磐井まどか院長 東京新宿クリニック2

当院のもう一つの特徴として、治験に積極的に取り組んでいるということがあります。近年、新たな医薬品・医療機器が多く開発され、国内の臨床試験を実施できる医療機関の需要も高まっています。これまでは承認された薬を処方する側だったクリニックですが、時代に即して治験も行い、医薬品・医療機器の開発の一端を担えればと考えています。治験が正しく、倫理上公正に行われ、承認後まで一貫して安全対策・管理が行われるよう、当院では院内に治験コーディネーターが常駐し、月1回治験審査委員会と倫理審査委員会も実施しています。新宿という立地はアクセスしやすいことのほか、幅広い年齢や社会的立場の方が多く治験参加者を集めやすいというメリットもあると思います。私自身も以前、新型コロナウイルス治療薬の治験に関わり、やりがいを感じた経験があります。今の医療を支えるだけでなく、将来の医療の発展に貢献できることも重要だと思っています。

人間関係が希薄な大都会で何でも相談できる場所に

自費診療も行っているのですか?

磐井まどか院長 東京新宿クリニック3

はい。ケミカルピーリングといった自費診療も行っています。健康を保つためには生活習慣を整えることが大切ですが、現代社会に生きる方々はみんな多忙です。食生活が偏ってしまう、疲れがたまってなかなか抜けない、などの理由で不調が出そうな場合は、体調管理を補うものとして自費診療のにんにく注射を提供することも可能です。また当院には、美容診療に携わったことのあるスタッフも在籍しており、さまざまなご相談に対応することができます。お肌の状態によっては皮膚科専門の医師の受診をお勧めすることもありますが、ニキビの痕や肌のくすみ、ごわつきなどが気になる方はご相談いただければと思います。

そもそも、先生はなぜ医師という職業を選んだのでしょうか?

私は、両親の仕事の都合で幼少期を海外で過ごしました。先進国と発展途上国の中間といえるような国々の、さまざまな人種や価値感が入り混ざった社会で、貧富の差も含めた社会格差を感じました。そんな経験から、多様な生き方があることを知り、その多様な生き方の中で人生の幸福感や満足感を追求するために社会に必要なものは何かと考え、医療に関心を持つようになったのです。人生100年時代といわれる今、個人の身体的な健康だけでなく、生きがいや人生の目標を持ち、周りの人たちと良いつながりを築きながら人生を全うするためには、病気の治療や管理はもちろん、地域医療、予防医療、産業保健という分野も非常に重要だと思い、その領域を専門としました。

診療で大切にしていること、心がけていることを教えてください。

磐井まどか院長 東京新宿クリニック4

都会にあるクリニックではありますが、地域医療を担う施設として何かあった時に気軽に相談しに来てもらえるクリニックでありたい。そのために、「傾聴」の姿勢を大切にしています。「この方は心の奥底ではどのように考えているのかな」という気持ちで、その方が話しやすい雰囲気を心がけ、病気や症状だけでなく生活背景などもお聞きするようにしています。心を開いてくださったら、そこからはプロとして責任を持って治療や管理を行い、必要があればより高度な医療機関につなぐようにしています。生活習慣病の治療・管理はとにかく「継続する」ことが大事です。その方その方で最善の方法は異なると思いますので、お話を聞きとり、患者さんの様子を見て、感じながら、生活背景や性格なども考慮しつつ「どうしたらこの方が無理なく治療を続けられるか」と考え、ご提案しています。

今後の医療の発展にも貢献できる取り組みを

お忙しいと思いますが、プライベートではどのようなことを楽しんでいますか?

磐井まどか院長 東京新宿クリニック5

趣味は海外旅行です。とはいえ、忙しくて行けるのは年に一度ぐらいでしょうか。知らない所、行ったことのない所に行くのが好きです。まだ見たことのない場所を見てみたいのです。一人でも行きますし、国内なら車で宿も決めずフラッと旅に出ることもありますよ。女性にはあまりお勧めしませんが(笑)。知らない所に行ってみたいという気持ちが強い。好奇心が強いのだと思います。それは診療でも同じで、初めて会う患者さんに対して、どんな人なんだろう、どんな考え方を持った人なんだろうと思いながら向き合い、お話をお聞きする時間が好きです。日々新たな出会いがあり、発見がある。そういう意味では、仕事と旅行、通じるものがあると思っています。

今後クリニックで取り組んでいきたいことを教えてください。

一般診療に加えて、今後は健康診断などの予防医療にも力を入れていきたいと思っています。健康診断の結果に応じて治療や管理をしたり、必要に応じて専門性の高い治療ができる医療機関につなげたりしていきたいですね。働く人の健康を守ることにも、治験にも、引き続き取り組んでいくつもりですし、やりたいことはたくさんあります。また、当院ではワクチン接種も行っていて、留学前や海外赴任前などに行う渡航ワクチンにも対応しています。留学先や赴任先の地域や時期などに応じて、その方に合ったワクチンの実施計画を立てるところから対応していますので、お気軽にご相談いただければと思います。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

磐井まどか院長 東京新宿クリニック6

一番お伝えしたいことは、気軽に受診していただきたいということです。医療機関に敷居の高さを感じている方もいらっしゃると思いますが、どこに相談したらいいかわからない、どこを受診したらいいかわからないという方は、とりあえず当院に相談しに来ていただけたらと思います。一人で悩んだり、我慢したりして、結局何もしない、どこも受診しないということにならないように、まずは受診してください。その際には、その方に適切な医療を受けていただけるよう、道筋をつけて情報をお伝えしたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ケミカルピーリング/3700円、にんにく注射/2200円、ビタミン注射/2200円

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