横浜関内わだクリニック

横浜関内わだクリニック

和田修幸 院長

頼れるドクター

21495 df 1 main 1312526651

広い院内でゆっくりと治療を

―特にどんな症状の場合は甲状腺の異常を疑った方がいいのでしょうか?

甲状腺の病気は、大きく分けてホルモン異常と腫瘍の2つに分類されます、ホルモン異常には機能が活発になる甲状腺機能亢進症と、ホルモンの分泌が不十分となる甲状腺機能低下症があります。亢進症の場合は、ひどい動悸や息切れがする、疲れやすい、イライラする、寝つきが悪い、体重が急に減ってしまうといったケースがみられます。低下症の場合は、疲れやすい、やる気がない、眠気が強い、むくみがある、体重が増えた、生活習慣の悪化もないのにコレステロール値が上がってしまったなどの症状がみられます。また、うつ病や認知症と言われているものには、高度の低下症が含まれていることがあります。甲状腺は実にさまざまな部位に影響を及ぼすので、診察の際には常にすべての病気について甲状腺と関係があるのではないかと考えながら診るようにしています。腫瘍の場合は超音波で診断し、必要な場合は細胞検査、手術を行います。

―どのような方がかかりやすい病気なのでしょうか?

誰がなるのかは、なかなか分かりません。ただ、遺伝子は見つかっていませんが、近い親族の方に患者さんがいると、かかりやすい傾向はあります。症状が出た場合、血液検査で甲状腺ホルモンに異常があるかどうかは簡単にチェックできますので、病気が分かればすぐに治療に入っていけます。基本的には内服治療が中心になりますが、完治する方と、お薬を飲み続ける必要がある方がいらっしゃいます。それでも、すぐに命にかかわるといった病気ではないので、きちんと正しい治療をすれば、十分に社会生活を送ることができます。若い女性の場合は、内服治療を続けながらでも妊娠・出産が可能となる場合がほとんどです。

―開業したきっかけは?

大学病院では准教授という立場でしたが、だんだん臨床以外の仕事の割合が増えてきました。学内の事務的な仕事よりも患者さんを診ることに集中したかったんです。大学時代の外来予約は30分で8〜10人と常識的ではない数でしたので、患者さんと接する時間もかなり制限がありました。こちらでは30分に2〜3人の予約で、ゆったりしたペースで診察しています。これまで通っていただいた患者さんとも改めてお話をすることができ、家族構成や趣味などバックグラウンドが分かると同時に、より親密にお付き合いができるようになりました。

―とても広い待合室ですが、病院をつくるにあたってこだわった部分はどのようなところですか?

なるべくリラックスしていただけるようにデザイナーの方に広く居心地の良い空間づくりをお願いしました。当初の予定は40坪くらいでしたが、最終的に63坪の広さになりました。私は、2000年から2002年にアメリカのサンフランシスコ(UCSF Mount Zion Medical Center)に留学し、内分泌・甲状腺外科の世界的権威であるクラーク先生に学ぶ機会を得ました。あちらでは患者さんと接する時間が非常に長いんですよね。日本では医師が診察室にいて患者さんがそこに1人ずつ入ってきます。クラーク先生の場合は複数の診察室があり、一つひとつの部屋に患者さんとそのファミリーがゆったり待っていることができ、そこにノックして入っていくというスタイルでした。患者側は待たされているといっても非常にリラックスしていますし、プライバシーも良く保たれているんです。そういった環境を目にすると、日本の病院はどうにかできないものかとずっと感じていました。



Access