忙しい人も気軽に受けられるように工夫
大腸内視鏡検査
大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック HEP NAVIO院
(大阪市北区/梅田駅)
最終更新日:2025/01/16


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大腸がんの早期発見に重要な大腸内視鏡検査。「痛そう」「つらそう」「恥ずかしい」「仕事が忙しい」といったさまざまな理由から、検査を避けている人も多いだろう。「大腸がんは早期に症状が出にくく、症状が出る頃には進行しているケースも。40歳を超えたら症状の有無に関わらず検査を受けてほしい」と話すのは、大阪の梅田にある「大阪梅田駅前ゆう内視鏡内科クリニック HEP NAVIO院」の川井祐弥院長。同院では内視鏡検査のハードルを下げるために、土日や早朝の検査体制を整えるなど、受けやすい内視鏡検査のために工夫を凝らしている。今回、大腸内視鏡検査の詳細や受診のハードルを下げるための取り組みなどについて、川井院長に話を聞いた。
(取材日2024年4月3日)
目次
土日や午前中に検査を受けられる体制づくり。苦痛や不快感を抑えながら、丁寧で精度の高い検査をめざす
- Q大腸内視鏡検査はどのような人が受けるべきでしょうか?
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A
▲大腸がんは症状が出る前に早期発見できるよう検査が大切
大腸内視鏡検査は、内視鏡を肛門から挿入し大腸の状態を直接観察する検査です。将来がん化の恐れのあるポリープを発見し、切除を図ることで、大腸がんのリスクの軽減が期待できます。もし、便秘や下痢、血便、腹部膨満感や、腹痛、吐き気や食欲低下というような症状が続く場合や、健康診査や人間ドックなどの便潜血検査で、陽性判定された場合は検査をお勧めしています。とはいえ、大腸がんは早期にはなかなか症状が出にくく、症状が出る頃には進行しているケースが多いもの。40歳を超えると、大腸がんの罹患率が大きく上昇するので、症状の有無を問わず、また健診で問題がなくても一度検査を受けたほうがいいと思います。
- Qこちらでは土日や午前中にも検査を受けられるそうですね。
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A
▲働き世代も気軽に検査ができるよう、時間負担の軽減に努める同院
特に働き盛りの世代や主婦の方は、平日は忙しく、検査を受けることが難しいと思います。当院では、できる限り時間に縛られずに内視鏡検査を受けていただきたいと、土曜日や日曜日も検査を受けられるようにしています。また他のクリニックでは、内視鏡検査は午後から実施していることも多いと思いますが、当院では朝8時半からの検査体制を整えているのも特徴です。仕事がある方は、午前中だけ休みを取って、午後から出勤するということも可能だと思いますよ。また胃と大腸の内視鏡検査を同日に受けることもできるので、時間的な負担を軽減することができます。
- Q検査に伴う苦痛や不快感に対してどんな対策をされていますか?
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A
▲さまざまな症例と向き合い、研鑽を積み続けてきた院長
まず患者さんの不安をできるだけ取り除けるよう丁寧に説明することを心がけています。そして下剤は液体や錠剤など複数取りそろえることで、患者さんの症状やこれまでの経緯、状況などに応じて選択できるようにしています。また、うとうと眠っているような状態で検査を受けていただくために、鎮静剤を用いることもできます。さらに検査では空気を入れながら腸を広げて内視鏡を奥まで進めていきますが、空気では腸の中がパンパンになり膨満感でつらくなりやすいので、体に吸収されやすいCO2ガスを使うことで、検査中・検査後の負担軽減に努めています。極力つらくない、痛くないように、丁寧でかつ精度の高い検査をめざしています。
- Q検査中にポリープが見つかった際は、その場で取るのですか?
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A
▲痛みや不快感など、患者へ負担を与えないように配慮
大腸内視鏡検査の際に、がん化しやすいポリープを見つけた場合は基本的には切除を図っています。サイズが大きい場合や、ポリープの形状に問題がある場合は、日を改めたり、連携している高度医療機関へご紹介したりします。当院ではおよそ2cm以下のポリープには対応可能です。切除のための方法としては複数あり、スコープの先からスネアという輪っかを出してポリープを縛り取るような方法がよく行われますが、ポリープの大きさや形状、個数などによって判断します。切除を図った場合は、1週間程度は飲酒や刺激の強い食事を控え消化の良い食事にして、遠出や運動も避けていただくようにお伝えします。
- Q先生が検査を行う際、大切にしていることはありますか?
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A
▲検査結果も丁寧で分かりやすい説明を心がけている
特に鎮静剤を使わない場合は、不安なことが多いと思いますので「カメラが一番奥につきましたよ」「今から見ていきますよ」「もう終盤ですよ」など、ちょっとしたお声がけを適宜するようにしています。鎮静剤を使う場合、眠っているような状態ですので、つらい時に体を動かすといった小さなサインを見逃さないように注意しています。また状況を確認しながら適宜お薬を足して、覚醒されないよう苦痛の少ない検査を行うことを心がけています。あと、過去におなかの手術をした方やひどい便秘の方などは、痛みを感じやすいのですが、診察の段階である程度予測できますので、 そういう情報をしっかり入れて検査に臨むようにしています。
自由診療費用の目安
自由診療とは胃カメラ検査/2万7500円 大腸カメラ検査/4万9500円 胃カメラ・大腸カメラ/6万6000円 人間ドック(胃カメラ・大腸カメラがセット)/7万5000円