井上 明 院長の独自取材記事
西武立川クリニック
(立川市/西武立川駅)
最終更新日:2026/05/29
2023年9月に開院した「西武立川クリニック」は、西武拝島線西武立川駅の南口を出ると正面に見えるアクセス至便な立地で、ピンクとブルーのハートを型どったロゴが目印。待合室と診察室に施された水槽には鮮やかな色彩の魚がゆらめき、患者の緊張を和らげてくれる。日本循環器学会循環器専門医である井上明院長は、「どのような悩み事も、まずは聞くことから」と、内科、循環器内科、小児科、睡眠時無呼吸症候群、生活習慣病などさまざまな領域に対応する。快活でわかりやすい口調が印象的な井上院長に、クリニックの特徴や強み、今後の展望などについて聞いた。
(取材日2026年4月15日)
内科から小児科まで幅広く診療
まずはクリニックの特徴を教えてください。

私の専門は循環器ですが、前職で総合診療を行うクリニックに勤めていたため、内科や小児科まで幅広く診療できることが特徴です。特に検査に力を入れていて、超音波(エコー)検査は超音波検査を専門とする臨床検査技師が行っています。超音波検査は、放射線による被ばくの心配がなく、体への負担が少ない検査のため、妊娠中の方や体力が落ちている高齢の方にも受けていただけます。臨床検査技師によっては検査できる部位に得意不得意がありますが、当クリニックの臨床検査技師は、内臓から頸動脈、足の血管まで対応しています。通常は医師が検査することが多いところを専門の臨床検査技師に任せることで、検査時間を他の患者さんの診察にあてられます。また、臨床検査技師はクリニックに常駐しているため即日の検査も可能です。
超音波検査はどんな時に行うのでしょうか。
超音波検査は、いくつかのケースで行います。例えば健康診断で肝臓の数値が引っかかった場合ですね。数値だけだと、なぜ高くなっているのかまではわからないことが多いため、エコーで実際の状態を確認します。あとは、血圧が高い方やコレステロールが高い方に対し、頸動脈を中心に動脈硬化の有無など、血管の状態を評価する目的で行います。それから、足がむくんだり腫れている方の場合は、いわゆるエコノミークラス症候群や血栓症の可能性もあるため、足の血管に血栓がないかどうかを確認することを目的に検査を行います。超音波検査の良いところは、その場で検査をして、その場で結果をお伝えできる点ですね。状態をすぐに共有できるので、その後の対応もスムーズに進めやすいと感じています。
診察室と待合室に置かれた水槽がすてきですね。心が和みます。

ありがとうございます。クリニック全体としては、患者さんが入りやすく落ち着ける空間であること、お子さんから高齢の方まで幅広い年齢層の方が足を運びやすい空間であることを意識してシンプルな内装を心がけました。水槽は、2024年の春に導入しました。特に小さいお子さんへの配慮を意識していて、診察中に騒いだり不安になったりする子が、魚を見ることで気持ちが落ち着いたり、そちらに注意が向くように、という思いがあります。そうすると、その間に保護者の方としっかり話せるんです。兄弟姉妹で来院した場合も、診察を受けないお子さんが水槽に集中して静かに待ってくれたら、診察がスムーズに進めやすくなります。さらに、待合室にも水槽があることで、患者さんの心理的な負担を軽くできるのではないかと思います。
生活習慣病では将来的なリスクをわかりやすく伝える
どのような患者さんがいらっしゃいますか?

この地域はファミリー層が多く、ご両親は40〜50代くらい、お子さんは小さい世代が中心ですね。人口も増加傾向にあり、全体的に元気な方が多いエリアだと思います。そうした背景もあり、高齢の患者さんももちろんいらっしゃいますが、中心は、小学生とその前後のお子さんを持つ親子世代の来院が多いですね。お子さんと大人の割合については、季節や感染症の流行などにより、大人が6割・お子さんが4割くらいのこともあれば、その逆になることもあります。お子さんは発熱や風邪、感染症など、大人の患者さんは、風邪などに加え、健康診断で再検査と言われたケースに加え、生活習慣病や循環器系のご相談などが多いですね。
生活習慣病の治療や指導で工夫されている点はどんなところですか?
生活習慣病は、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。ですので、「病気ですよ」と強く言い過ぎても、実感として伝わりにくい部分があります。将来的に心臓病や脳梗塞につながる可能性があるということを少しずつ理解していただけるよう、今は症状がなくても、意識して行動しないと、10年後、20年後に後悔する可能性があるということをできるだけ丁寧にお伝えするようにしています。治療の進め方については、その方のこれまでの経過によって変えていきます。再検査で様子を見る段階の方もいれば、長い間そのままにしてきた方については、早めに治療を開始することもあり得ます。説明の際には、できるだけわかりやすくお伝えすることを意識しています。必要に応じて、先ほど申し上げた超音波検査に加えて血管年齢検査を行い、画像と数値で説明することで、より理解が進むように努めています。
美容ケアも行っていらっしゃるのですね。

このエリアは比較的若い世代の患者さんも多く、元気な時期を支えるという意味で、美容のメニューも取り入れています。健康寿命を延ばすためにも前向きに日常を過ごしていただけたらという考えですね。内容としては、脱毛、しみケアが中心になります。美容専門のクリニックではないので、あくまで患者さんのご要望に応じて対応します。希望される方は、一般的にイメージされるような若い方ばかりではなく、年配の方も多いですね。
時代に合わせ、地域とともに成長を
先生はなぜ医師になられたのですか?

高校は進学校に通っており、親の勧めもあって卒業後は医学部に進みました。私の家系に医師はいないので、医師に対するイメージはたまに風邪でかかる病院の先生くらいしかありませんでした。それでも医学部に入ったのは、医療というものにはスタンダードが決められていて、それに沿って治療を行うことで社会貢献につながるという明確さがあったからです。私は、芸術家のようにゼロからものづくりを行うことはあまり得意ではありません。それは中学の頃から自覚していたので、スタンダードが定められている医療というのは自分に合っているだろうと思いました。
お休みの日はどのように過ごしていますか?
休みの日に人と交流することも多いのですが、そういう中で開業医としての経営の考え方や体制づくりについて学ぶことも多いですし、飲食店など立川で活躍されている経営者の方とのつながりができていくのも面白いですね。開業してからはなかなか休む時間が取れていないのですが、開業前は地元の青梅で友人と会うことも多かったです。中学までは青梅の公立学校に通っていたので、地元やその周辺で活躍している友人が集まるんですね。会社経営をしている人もいれば、会社員や教師など本当にさまざまで、そういう仲間からいつも刺激をもらっていました。職場と住まいが近い、いわゆる職住接近の環境も自分には合っていると感じていて、地域との関わりをより自然な形で持てていると思います。
今後の展望についてお聞かせください。

この地域自体がこれからも変わっていく、いわゆる“育っていく地域”だと思っていますので、時代に合わせて、自分自身も体力をつけてしっかり対応できるようにしていきたいと考えています。お子さんもいずれ成長して大人になっていきますから、その世代ごとに合った関わり方ができるようにしたいですね。診療についても、特定の分野だけを伸ばしたいというよりは、その時々のニーズに合わせて柔軟に対応できる力をつけていきたいというのが本音です。今後は価値観や方向性が合う医師に加わっていただいて、より多くのニーズに応えられるような体制を整えていきたいですね。
自由診療費用の目安
自由診療とは脱毛/5500円〜、しみケア/1万9800円~

