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阿美 克典 院長の独自取材記事

天沼消化器内科・外科クリニック

(杉並区/荻窪駅)

最終更新日:2023/10/12

阿美克典院長 天沼消化器内科・外科クリニック main

JR中央線荻窪駅から徒歩約5分、閑静な住宅街の中にある「天沼消化器内科・外科クリニック」。前身となる内科・胃腸内科の「いそのクリニック」を2023年に引き継いだ阿美克典先生が院長を務め、同年7月より現在のクリニック名となった。阿美先生は総合病院で長らく消化器外科を専門として研鑽を積み、がんの治療などを中心に医療に従事してきた。外科と同時に内視鏡にも長年携わり、前身のクリニックから継承した予約なしで受けられる胃の内視鏡検査も随時受けつけている。また、外科医としての強みを発揮し、少々の裂傷などの外科的な処置にも対応し「町のお医者さん」として幅広い相談を受け止めている。そんな阿美先生に診療に対する心がけや、クリニックの方針などを聞いた。

(取材日2023年9月14日)

患者と同じ目線に立って痛みを共有

貴院を受診する患者層や主訴を教えてください。

阿美克典院長 天沼消化器内科・外科クリニック1

もともと当院の前身である「いそのクリニック」で院長をされていた磯野透先生が、内視鏡を得意とする内科医ということもあり、腹痛など消化器系の症状を訴える方が多く来院されています。患者層としては高齢の方の割合が高いですが、ご夫婦や親子で通院される方も多いです。過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎といった胃腸の病気は若年層でも患うことがありますし、高校生くらいの頃からずっと通われている方などもおられます。近隣に住む方が多いですが、世田谷区や西東京市、武蔵野市、立川市など少し離れた地域にお住まいの方や、都外から通われる方もいらっしゃいます。当院はいわゆる町のお医者さんのようなクリニックですから、じんましんや虫刺され、高血圧症や糖尿病などまで幅広く診ています。

総合病院勤務から貴院に移られて、医師としての役割に変化はありますか?

総合病院では専門が分かれていますから、僕は自分の専門分野である消化器系を担当して、それ以外は院内にいる別の分野の先生に診てもらうかたちになります。当院の場合は町のお医者さんなので、体の上から下までさまざまな症状で来院される患者さんを僕が一人で受け止めて診察をします。「専門外だから診察しませんよ」ということはありませんので「このような症状でお医者さんに行くのは悪いかな」とは思わずに、何でも気軽に相談していただきたいです。

診療の際に心がけているのはどのようなことですか?

阿美克典院長 天沼消化器内科・外科クリニック2

まずは患者さんの話をしっかりと聞くことです。外側から見てわかりにくい症状だとしても、患者さんはどこかが痛かったり苦しかったりして来院されているわけですから、その痛みをともに共有してあげることを大事にしています。それから、患者さんと同じ目線に立つと言いますか、患者さんに合わせながらフレンドリーな話し方をするようにしています。もともと、えらそうな振る舞いができるたちではありませんが、話しやすいと思っていただけることも多いようで、患者さんが他の病院で診てもらっている症状について相談されることもあります。こちらもわかる範囲は応じて、その場で調べてみるようにしています。

胃の内視鏡検査は予約なしで随時対応

貴院では予約なしで胃の内視鏡検査が受けられるのですね。

阿美克典院長 天沼消化器内科・外科クリニック3

前身のクリニックが長らく予約なしで胃の内視鏡検査をされていて、できればそれを継承してほしいと言われていたこともあり、僕も引き続き予約なしで受けつけています。大腸の内視鏡検査については予約が必要ですが、胃の内視鏡検査は当日の朝ごはんを食べずに来ていただければ、随時検査が可能です。周辺地域の他院の先生方にも、当院が予約なしのスタイルで続けていることが浸透しているようで「あのクリニックに行けば今日、内視鏡検査をしてもらえるから」と紹介された患者さんが訪れることもあります。時には時間の融通がスムーズに行かないこともありますが、通常の診療との兼ね合いを考えながら、今後も予約なしで続けていくつもりです。

患者側の負担が少なく内視鏡検査を行うための工夫はありますか?

できるだけ患者さんが楽な状態で内視鏡検査を終わらせられるように、鎮静剤を使用しています。基本的にはうとうとしている間に検査を行えるようにしています。もちろん検査中に寝てしまっていても、終わった後に内視鏡で写した写真などのデータを見ていただいて丁寧に説明をしますのでご安心ください。

阿美先生はもともと外科がご専門ですが、内視鏡検査も得意とされているのですね。

阿美克典院長 天沼消化器内科・外科クリニック4

僕がかつて勤務していた東京医科歯科大学の旧第一外科では、手術はもちろんのこと、外科医であれば内視鏡治療もできなくてはいけないという方針があったため、外科の一方で内視鏡のトレーニングも行っていたんです。そうするうちに内視鏡を扱う面白さもわかってきたところ、その後に務めた別の病院でも内科の先生の異動など人員の関係で、僕が内視鏡室の室長を務めたりと、内視鏡に携わる仕事が続いたんです。胆道の内視鏡なども一通り経験しています。当院の院長であった磯野先生とも内視鏡の研究会で話す機会が増え、講演を頼まれるなど関わりが深くなっていきました。そしてそのご縁から、このクリニックの院長をやらないかというお話をいただきました。ですから、結果的に外科も内視鏡治療も両方兼ねるような、少し珍しいパターンを歩んできたと思います。

外科医だからこその幅広い診療

外科を専門にしてこられたことは、貴院での診療でも利点となっていますか?

阿美克典院長 天沼消化器内科・外科クリニック5

外科系の入院治療が必要な患者さんを総合病院へ送り出す前段階で、手術などについて詳しく教えてあげられるということはあります。患者さんは、自分の体に何が起こるのかわからないと不安になるものです。患者さんのおなかの中がどのようになっているのかはある程度わかりますから、どの部分を切除してだいたい何日くらい入院するだろうといった予測をお伝えできるのは、患者さんにとって安心できる点ではないかと思います。また、入院するほどのレベルでない、ちょっとした外傷の縫合など外科的な処置は当院で対応できますので、縫わないと血が止まらないようなケガをしたときもご相談ください。クリニック名に「外科」をつけているのには、そうした意味合いがあるんです。

先生はプライベートの時間をどのように過ごされていますか?

サッカーとフットサルをやっているんです。日曜日は毎週のようにやっていて、昼頃までフットサルに参加した後に午後はサッカーという日もあるくらい。さすがに体力的に限界があるので、サッカーは年齢別に分けられた40歳以上の組に参加しますが、フットサルは若い人に混ざってやっています。もう少し体を休めたほうがいいのかなと思いつつ、日曜はそれで時間が潰れてしまいます。料理も好きなのでたまにご飯を作ったりしていますが、和食はだしを取らなくてはいけないし味の加減も難しいので、洋食ばかり作っています。それから、犬を飼っているのですが、もう結構老犬なので、散歩に連れていくというよりは、自転車のカゴに乗せて近所を回るようなことが多いです。

読者へメッセージをお願いします。

阿美克典院長 天沼消化器内科・外科クリニック6

来院される方が気軽に何でも相談できるような、地域のクリニックでありたいと考えています。内科以外でも、少し手を切ってしまった場合などには、消毒や縫合、抜糸のために大きな病院に通うのも大変だと思いますので、来院してみていただければと思います。患者さんの痛みに寄り添いながら、しっかり話を聞いて診察していきますので、安心していらしてください。

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