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副反応が気になる子どもの予防接種
正しく知って不安や疑問を払拭

出町柳こどもクリニック

(京都市上京区/出町柳駅)

最終更新日:2023/10/13

出町柳こどもクリニック 副反応が気になる子どもの予防接種 正しく知って不安や疑問を払拭 出町柳こどもクリニック 副反応が気になる子どもの予防接種 正しく知って不安や疑問を払拭
  • 保険診療

生後2ヵ月を皮切りにスタートする子どもの予防接種。種類の多さや接種スケジュールの煩雑さもさることながら、さまざまな情報を耳にするにつけ、「こんなに打って大丈夫?」「もしかしたら受けさせないほうがいい?」と不安を感じている親も少なくないという。そうした疑問に答えてくれるのが、小児診療や予防接種に豊富な経験を持つ「出町柳こどもクリニック」の安齋祐子院長。今回はワクチン接種を推奨する医師の一人として、その意義や大切さ、どうしても避けられない副反応に関する正しい知識と対処法など、親であれば誰もが気になる疑問に専門家として丁寧に回答してもらった。

(取材日2023年9月11日)

積極的なワクチン接種で将来のリスクから子どもを守れるように

Q子どもの予防接種で副反応が出やすい種類はありますか?
A
出町柳こどもクリニック 院内はバリアフリー、待合室はカーテンで仕切れる仕様に

▲院内はバリアフリー、待合室はカーテンで仕切れる仕様に

子どもの場合、予防接種後の副反応で一番多いのが注射部分の赤みや腫れ、しこりで、その次に多いのが発熱です。熱が出やすいワクチンとしては肺炎球菌や4種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・百日咳・ポリオ)などが挙げられます。一番多い肺炎球菌でも発熱する可能性は25%程度といわれていますが、ワクチンによる発熱は、大抵の場合軽度な反応で終わります。また、MRワクチンのような生ワクチンだから熱が出やすいという根拠は特にありません。いずれにしても正しい知識を身につけておけば慌てずに済みますので、当院でも初回ワクチン接種時に副反応の可能性をよく説明し、対処法などを含めてじっくりとお伝えするようにしています。

Qそもそも、なぜ副反応が出てしまうのでしょうか?
A
出町柳こどもクリニック 子どもの将来を考えたワクチン接種の検討が必要と語る院長

▲子どもの将来を考えたワクチン接種の検討が必要と語る院長

システム上、ワクチン接種によって何らかの反応が起こることは避けられません。その中で人に都合の良いものを免疫反応、都合の悪いものを副反応と呼んでいるにすぎず、発熱も免疫をつけるために必要な反応の一種といえると思います。現在、ワクチンが用意されている感染症の多くは重症化や命に関わるリスクが高く、ワクチン接種によるメリットの大きさが最終的な導入の評価基準となっています。私はこれまで、お子さんが感染症にかかってしまい「次からはちゃんと予防接種を受けさせます」と嘆くお母さんを数多く目にしてきました。せっかく制度があるのですから大切なお子さんの将来のためにも、そのメリットを受け入れてもらえればと思います。

Q腫れや発熱の対処法など、注意すべきポイントを教えてください。
A
出町柳こどもクリニック ワクチン接種のスケジュールなども小児科へ相談を

▲ワクチン接種のスケジュールなども小児科へ相談を

注射した部位の腫れやしこりに関しては、そのうち消えるので放っておいても特に問題はありません。少しでも何かしてあげたいのであれば、赤い部分をそっと冷やしてあげればいいでしょう。熱は接種当日か翌日に出ることが多く、だいたい1〜2日で治まります。ワクチンによる発熱の場合、熱があっても子どもは案外元気なもの。ミルクの飲み具合や寝つきに特に問題がないことが多いので、水分をしっかりあげて、体温に応じて解熱剤を与える程度で構いません。もちろん、時には特殊なケースがありますし、他の疾患が原因となっている可能性もあります。憶測で決めつけるのは危険ですから、心配な時は接種を受けた医療機関にまずは相談してください。

Q新型コロナウイルスワクチン接種を迷っている人もいるようです。
A
出町柳こどもクリニック ワクチン接種は子どもを守ることにもつながる

▲ワクチン接種は子どもを守ることにもつながる

ウイルスは人や動物がいなければ生きてはいけず、常に免疫のない媒体を探し続けることになります。あくまで個人的な意見ですが、年少者から高齢者までワクチンを接種して全人類的な免疫を持ち、社会全体で封じ込めていくことがウイルス根絶の道と私は考えています。職場でも学校でもマスクが外せず、家族や親しい人との面会まで制限される世界には二度と戻りたくありません。ただし、小児のワクチン接種は努力義務。判断はあくまで保護者の意思に委ねられます。皆さんの不安はよく知っていますので、質問があれば私に可能な範囲できちんと説明させていただきます。その上で、親御さんご自身でしっかりとご判断いただければと思います。

Q誤解の多い予防接種。こちらではどのように取り組んでいますか?
A
出町柳こどもクリニック 海外の病院でも研鑽を積んだ女性医師が院長として診療を行う

▲海外の病院でも研鑽を積んだ女性医師が院長として診療を行う

誤解というのは根拠の薄いうわさ話から発生することが多く、それだけに私もスタッフも、常に正しい情報と知識を皆さんにお届けできるよう日々の勉強に励んでいます。ワクチンに関しても、発症予防の確率や接種を受けずに病気を発症する確率、副反応や合併症の発症率などをできる限り数字で示し、皆さんが納得しやすい説明を心がけています。もしその場ですぐにお答えできない場合も単にわからないで済ませず、しっかりと調べて最終的な回答を差し上げるようにしています。そこまで関心を持ってもらえるのは、お子さんへの愛情の表れ。接種スケジュールなどもしっかり管理させていただきますので、どんなことでも遠慮なくご相談ください。

ドクターからのメッセージ

安齋 祐子院長

ワクチン接種に関しては賛否両論があり、人によっては負のイメージがあるかもしれません。その上で私はワクチンを勧めていきたいと考えていますし、子どもを守るためには必要という信念で取り組んでいます。インターネットやテレビの情報、ママ友同士の会話をうのみにするのは賢明ではありません。不安に思われた時は一人で抱え込まず、専門家の話に耳を傾ける時間を少しでもつくっていただければと思います。判断はそれからでも遅くはありません。お子さんの健やかな将来のために、当院はできる限りの力を尽くします。どのような疑問や質問にも真摯に対応しますので、予防接種に関することもぜひご相談ください。

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