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何科を受診すれば良いか悩む頭痛
脳神経専門医院で検査と診断を

ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科

(藤沢市/藤沢駅)

最終更新日:2025/04/11

ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科 何科を受診すれば良いか悩む頭痛 脳神経専門医院で検査と診断を ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科 何科を受診すれば良いか悩む頭痛 脳神経専門医院で検査と診断を
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日常生活の質を著しく落とす「頭痛」。医療機関を受診せず、市販薬で対処している人も多いだろう。何科を受診すればいいのか、頭痛程度で受診してもいいのかと悩むのも厄介な点だ。大学病院や救急病院では脳卒中の治療にあたり、現在は頭痛やめまい、物忘れや生活習慣病などにも対応する「ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科」の永尾征弥院長は、「頭痛は正しい診断と治療が大切。うまく付き合い生活の質向上をめざします」と話す。急に起こる激しい頭痛はくも膜下出血などの出血性疾患や動脈解離などの恐れがあり、慢性頭痛が徐々に悪化してくる場合には脳腫瘍などの可能性もあるため、脳神経外科や脳神経内科を受診して正確な診断を受けることが重要。頭痛の専門家として豊富な知見を持つ永尾院長に、頭痛への対処法について聞いた。

(取材日2025年3月21日)

頭痛の専門家に相談し「生活習慣の改善、予防的な薬や注射」でQOL向上を図る

Q頭痛の種類や原因について教えてください。
A
ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科 脳神経の専門家として、丁寧で適切な頭痛診療を行う永尾院長

▲脳神経の専門家として、丁寧で適切な頭痛診療を行う永尾院長

頭痛は一次性と二次性に大別されます。一次性頭痛は、いわゆる頭痛そのものが病気で、二次性頭痛は、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍などの脳疾患や風邪、副鼻腔炎、目・鼻・耳・鼻などの疾患、薬剤性・薬物乱用、メンタル不調など別の病気があり、その症状の一つとして頭痛が起こっているというケースです。二次性頭痛は、別の病気、病態が改善すれば頭痛も治まるイメージですが、一次性頭痛は300以上の種類があるといわれ、代表的な片頭痛や首や肩の筋肉の緊張から来る緊張性頭痛などについては、どのように付き合っていくかを知っておくことが大切です。数が多いのは緊張性頭痛ですが、受診に結びつく頭痛は、痛みが強い片頭痛が多いですね。

Q頭痛への正しい向き合い方について教えてください。
A
ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科 頭痛への正しい知識を持って向き合い、根本的な改善を

▲頭痛への正しい知識を持って向き合い、根本的な改善を

頭痛の頻度が低く生活に支障がないのであれば、市販薬の服用も一つの選択肢かもしれません。しかし、市販薬は基本的に脳で感じる痛みを強制的に止めているだけなので、頭痛を根本的に治しているわけではありません。片頭痛の治療では、原因や生活上の注意点など、片頭痛との付き合い方を知り、頻度や痛みの強さを減らし生活に支障のないかたちをめざしていきます。具体的には、ストレスを避ける、疲れをためない、睡眠を十分に取る、食べ物ではチョコレートやチーズ、赤ワインなどアルコールの摂取をやめる、脱水を避けるなどが予防になります。空腹によって頭痛が起こるともいわれているので、空腹を避け適量の間食を取るなどの工夫も有用です。

Q受診すべき診療科や受診のタイミングを教えてください。
A
ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科 画像や資料を用いて、正しくわかりやすく説明する

▲画像や資料を用いて、正しくわかりやすく説明する

何が原因の頭痛なのか診断をつけるという意味で、脳神経外科や脳神経内科の受診をお勧めします。その中でも頭痛を専門にしている医師であれば、正しい診断と適切な治療が期待できると思います。頭痛に対して、取りあえず鎮痛剤を処方するだけの治療は続けないほうが良いですね。受診のタイミングとしては、仕事や学校を休まなければならない、取り組みたいことやできることが制限されるなど、頭痛によって生活に支障がある場合は受診をお勧めします。もともと生活に支障のない程度の頭痛はあったが、それとは明らかに性状の異なる頭痛が出た、頭痛の回数が増えた、薬を飲んでも症状が改善しなくなった、といった場合も受診の目安になります。

Qこちらではどのような検査や治療が受けられるのでしょう?
A
ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科 CTを備え院内で精度の高い検査が可能

▲CTを備え院内で精度の高い検査が可能

二次性頭痛で怖いのは、頭の中の病気が原因となる場合です。当院では院内でCT検査を行い、必要な場合は近隣の医療施設でMRI検査を行います。どのような頭痛であっても、一度は画像検査を受けたほうがいいですね。しかし、頭痛の診療は画像検査で頭に異常がなければ大丈夫、とはなりません。他にも身体診察で神経学的所見を確認することで頭痛の診断がつくことも多いため、脳神経疾患に精通した医師の診察を受けることをお勧めします。頭痛の治療には生活習慣の改善、飲み薬、注射があり、頭痛の回数が多い場合は、予防的な飲み薬や注射が適応になります。注射にはいくつかの種類があり、家で打つ在宅自己注射を選択する場合が多いですね。

Q頭痛を放置するリスクについて教えてください。
A
ふじさわ脳とからだのクリニック 脳神経外科・内科 頭痛に関して専門的な診療を受けることの重要性を啓発する

▲頭痛に関して専門的な診療を受けることの重要性を啓発する

脳神経外科医として、命の危険があるような頭痛から日常的な頭痛まで、さまざまな頭痛を診療していますが、慢性的な頭痛は病気と捉えず、市販の鎮静薬などで何年も様子を見る人もいます。それを続けると、薬が原因頭痛に移行していくことがありますし、隠れていた大きな病気を見落とす恐れもあります。頭痛によって生活の質が下がっている場合は、我慢せず早めの受診を心がけてほしいですね。また、片頭痛の患者さんに多いのですが、頭痛の症状が出ていないときでも、何だか体調が悪いということがあります。片頭痛は発作的に痛みが出現しますが、発作のない発作間欠期に不快な症状が出るケースがあることを知り、受診してもらいたいと思います。

ドクターからのメッセージ

永尾 征弥院長

頭痛は鎮痛剤を飲んで我慢するような病態ではありません。正しく向き合うことで、薬を飲む回数を減らすことや生活の質の向上をめざすことができるので、ぜひ頭痛の専門家を受診してもらいたいですね。「たかが頭痛」といわれるかもしれませんが、片頭痛の発作はつらいですし、頭痛の症状が出ていない時も不快な症状によって生活に支障が出ているのであれば、諦めずに治療を受けてもらいたいと思います。片頭痛治療の基本は、頻度や回数、痛みの強さを減らして、生活に支障のない状態をめざすことです。まずは、画像検査をはじめ適切な検査による正しい診断を受け、生活習慣の改善や予防的な薬の服用、注射で生活の質を上げていきましょう。

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