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長谷川 博亮 院長の独自取材記事

春日井デンタルクリニック

(春日井市/春日井駅)

最終更新日:2023/10/19

長谷川博亮院長 春日井デンタルクリニック main

県道508号沿い「総合福祉センター前」バス停の目の前に、長谷川博亮院長が2023年8月に開業した「春日井デンタルクリニック」。シックな建物に映えるスモーキーピンクのロゴは春日井市の市花・桜がモチーフで、花びらの1枚はインプラントをかたどったものだ。長谷川院長は、大学病院などで歯科口腔外科を専門にしてきた経験を生かし、虫歯や歯周病などから、インプラント治療や嚢胞・腫瘍の切除などの専門性の高い治療まで、幅広い歯科医療を提供する。患者自身に能動的に治療を選択してもらうことを何より大切にし、診察時には、患者が何を悩み、どのような点を重視しているか、丁寧に聞き出していくそうだ。今回のインタビューでもこちらの思いを察知し、明快に回答してくれた。

(取材日2023年9月19日)

幅広い診療に対応し、インプラント治療に力を入れる

歯科医師としての歩みをお聞かせください。

長谷川博亮院長 春日井デンタルクリニック1

父は、この近くで歯科医院を開業していました。特に子どもの頃から「後を継げ」などと言われたことはありませんでしたが、高校卒業後の進路について父に相談したことをきっかけに、歯科医師の道へ。愛知高校から系列の愛知学院大学歯学部に進みました。歯科の領域で生命に携わってみたいと考えて、歯科口腔外科を専門に決め、卒業後は名古屋掖済会病院や母校の付属病院で口腔がんの治療に携わるなどしてきました。さらに、一般歯科治療や小児、矯正歯科と幅広い内容にも対応できるように研鑽を積みました。当院を開業したのは、父が歯科医院を閉院するタイミングでしたが、新しく自分で歯科医院をつくり上げたかったので、引き継ぐのではなく、場所も変えて名称も新たに開業したのです。

どのような診療に対応していますか。

虫歯、根管治療、歯周病、入れ歯(義歯)、矯正歯科、審美歯科、ホワイトニング、マウスピース製作などの幅広い診療を実施し、特にインプラント治療に力を入れています。また、専門分野である歯科口腔外科にも対応しています。例えば、親知らず抜歯やお口の中のできものである嚢胞や腫瘍の切除、お口の粘膜の病気の治療、顎関節症の手術なども行います。より複雑な口腔内の手術を必要とする場合や緊急性の高い症状の場合、全身と密接に関わる重症度の高い歯科疾患や全身疾患があって加療が必要な場合などには、地域の総合病院や大学病院などの高度医療機関と連携しています。

注力するインプラント治療について教えてください。

長谷川博亮院長 春日井デンタルクリニック2

インプラントは、歯を失った顎の骨に人工の歯根を埋め込み、骨と結合してからセラミックなどの素材でできた人工歯を装着する治療法です。失った歯を補う治療法として、入れ歯やブリッジもありますが、インプラントは顎の骨に固定するので天然歯に近い噛み心地が期待できる上、ブリッジのように健康な歯を削る必要もないため、周りの歯にかかる負担が少なくて済みます。さらに、適切なメンテナンスを行えば長期にわたる使用が見込め、見た目も自然です。当院では、歯科用CTにより、顎の骨の状態や神経、血管の位置などの詳細なお口の状態を把握して、精密な診断・治療を行い、型採りは、お口の中にカメラを向けるだけで高精度の歯型のデータを採取できる口腔内3Dスキャナーで患者さんの負担を軽減します。インプラントを埋め込む際は、専用のオペ室にて、全身状態を管理しながら安全性に細心の注意を払って行います。

安全・快適な環境で高度な医療を提供したい

クリニックの設計でこだわった点は?

長谷川博亮院長 春日井デンタルクリニック3

自分で図面を書いて設計士さんにお願いしました。建物の構造から検査機器やチェアの位置までイメージどおりにしたかったんです。2階構造で1階部分の駐車場からエレベーターで待合室にアクセスでき、雨でも濡れません。バリアフリーはもちろん、ご高齢の方や体の不自由な方がぶつからないよう、壁から飛び出た部分がない設計です。また、待合室は診療スペースと分厚いスライドドアで隔てられ、消毒薬などの臭いが流れてきません。診療スペースは全面ガラス張りで外光を取り込み、スライドドアやパーティションもすりガラスなので、明るく広々と感じられます。プライバシーに配慮し、個室のカウンセリングルームを用意し、診療室はパーティションで仕切った半個室。将来的に診察ユニットの数を増やしても増築せずに済むよう、ゆとりをもたせています。また、業者さんやスタッフの入り口と患者さんの入り口を分けて、動線がぶつからないように工夫しました。

インテリアもすっきりして、清潔感が際立っていますね。

院内には余計な物を置かないようにしています。待合室には雑誌はもちろんパンフレットの類も置いていません。その代わり、壁面のモニターで情報を流しています。同様に、キッズスペースにもおもちゃや絵本は用意せず、モニターでアニメなどを見られるようにしています。衛生面には特に気を配り、口腔外バキュームや滅菌器、空気清浄機などの機器を設置するほか、院内の清掃は徹底していますね。開業当初、僕自身が率先して掃除に励む姿から学び取り、スタッフは暇さえあれば清掃してくれています。

検査や治療に使用する機器は、どのようなものがありますか。

長谷川博亮院長 春日井デンタルクリニック4

精度を高めたり、迅速な検査・治療で患者さんの負担を軽減したりするために、先進の機器を導入しました。歯科用CTは、歯や顎の骨、神経、血管の位置などを立体的に撮影し、顎の骨の厚みや高さなども把握することができるため、平面画像で撮影するエックス線検査と比べて、より詳細な情報を得られます。根管治療やインプラント、親知らずの抜歯などの精密な治療に欠かせない機器です。口腔内3Dスキャナーは、小型の光学カメラで口腔内をスキャンすることで歯の形状を精密に再現でき、印象材を使用した型採りに比べて、患者さんの負担の軽減や時間短縮が可能です。レーザー治療器は光エネルギーを利用して、虫歯や歯周病の治療、根管治療、歯茎や粘膜の切開などを行う機器です。治療時の痛み・腫れを抑えた治療が可能で、これも患者さんの負担軽減に有用です。嫌な音や振動もないので、歯科治療に恐怖心がある方も抵抗が少ないのではないでしょうか。

患者自身が能動的に選択し、納得の治療を受けるために

診療方針をお聞かせください。

長谷川博亮院長 春日井デンタルクリニック5

当院のキャッチフレーズは「自分らしく」「なりたい私に」。患者さんとのコミュニケーションを通じて、患者さんが何を望んでいるかを探り、それに基づいた選択肢から患者さんご自身で選び取っていただき、納得の上で治療を受けていただきます。人は自ら能動的に選んだことは全うしたいもの。ただ「歯科医師に言われたから」というのではなく、自分で選んだ治療なら中断せず、治療後も大切にしようという意識が高まると思うのです。それから、医療の適正化・透明化にも配慮しています。例えば、抜歯する際に、隣の歯も将来的に抜くことになりそうだと判断したら「隣の歯も抜くことになるかもしれないけれど、今回インプラントにしたらブリッジには使えないから、隣の歯もインプラントにするしかないですよ」と、その先のことまでお伝えします。そうしないと、もしも経済的に次回はインプラントは厳しいとなったときに、困ってしまいますよね。

問診や説明の際は、どのような点に気をつけていますか。

患者さんが能動的に自らの意見を言いやすいように接しています。例えば、抜歯をすることになったら、こちらから「インプラントにしますか?」などと質問しません。まずは、見た目を気にするのか、機能にこだわるのか、コスト最優先なのかなど、患者さんが何を望んでいるかを探り、そこで初めて「インプラントが良いのではないですか」「この金額に抑えたいなら、この義歯は目立たなくて良いと思いますよ」などと、選択肢を示して、患者さんご自身に選んでいただきます。症状や治療法の説明には、診療ユニットに設置した大画面のモニターや模型を活用し、視覚的にわかりやすく丁寧な説明を心がけています。口腔内カメラやCT画像などを映し出せば、お口の中の状況も一目瞭然です。

読者の方へのメッセージをお願いします。

長谷川博亮院長 春日井デンタルクリニック6

当院では、患者さんのご希望にしっかり耳を傾け、患者さんご自身に選択していただき、納得の上で治療を受けていただきたいと考えています。ですから、「なんでもいいや」というのではなく「なりたい自分」がある方にいらしていただきたいですね。患者さんが治療の結果「なりたい自分」になって帰っていただけることが、何よりの喜びなんです。さまざまなお口のお悩みに対応していますが、特にインプラントや歯科口腔外科など専門性を求める方は、ぜひ相談にいらしてください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/77万円〜、セラミックを用いた補綴治療/9万9000円~、ホワイトニング/2万7500円〜、インプラント(診査診断料込み)/33万円〜

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