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目のかゆみや充血、目やに
「アレルギー性結膜炎」との付き合い方

はた眼科

(飯塚市/飯塚駅)

最終更新日:2026/07/28

はた眼科 目のかゆみや充血、目やに 「アレルギー性結膜炎」との付き合い方 はた眼科 目のかゆみや充血、目やに 「アレルギー性結膜炎」との付き合い方
  • 保険診療

毎年この季節になると目がかゆくなる、赤くなる、市販の目薬でしのいでいるものの、なかなかすっきりしない……。そんな悩みを抱えながらも、忙しい日々の中でつい眼科の受診を後回しにしている人も多いだろう。「その症状、アレルギー性結膜炎かもしれません。原因をはっきりさせて、それを除去・回避する生活を送り、医療機関で治療を受ける。それが快適な毎日への近道です」と早期受診を呼びかけるのは、ショッピングセンター「ゆめタウン飯塚」内にあり、土・日・祝日も診療している「はた眼科」の秦俊尚院長。現代人にとって身近な「アレルギー性結膜炎」の正体と適切な対処法、そして30分でアレルギーの原因物質が判明する検査について、秦院長に詳しく聞いた。

(取材日2026年6月16日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qアレルギー性結膜炎とはどのような病気ですか?
A

アレルギー反応を引き起こす物質が目の表面に付着して、まぶたの裏側と白目部分を覆っている結膜に炎症を起こす病気です。大きく分けて、春はスギやヒノキ、秋はブタクサなどの花粉が原因で、特定の季節にのみ症状が現れる「季節性アレルギー性結膜炎」と、ダニやほこりが原因で一年中症状が見られる「通年性アレルギー性結膜炎」があります。最大の特徴は、目の強烈なかゆみ。目が赤くなる、涙が出るなど症状の出方はさまざまですが、かゆみを一番に訴える方がほとんどです。患者層は就学前の子どもから50~60代までと幅広く、高齢になるにつれ症状が出にくくなる傾向にあります。感染性ではないため、人にうつることはありません。

Qどういった治療法があるのでしょうか?
A

中心となるのは抗アレルギー作用が見込める点眼薬で、症状が重い場合は弱いステロイド点眼薬を併用することもあります。近年注目されているのが、まぶたの上に塗る眼瞼クリームです。これはまぶたの上に薄く塗るだけで、まぶたのかゆみの緩和を図りながら目の表面にまで薬の成分が浸透するというもので、1日1回の使用で済むため、目薬を嫌がる子どもや点眼が難しい人にも使いやすいです。コンタクトレンズを装着したまま使える点眼薬もありますよ。眼科で処方する点眼薬と市販の目薬では成分濃度に大きな違いがあり、点眼薬のほうが比較的早い改善が見込めます。早くしっかり症状を抑えたい方は眼科を受診されたほうが良いでしょう。

Qこちらのクリニックで受けられる検査について教えてください。
A

アレルギー反応の原因を探る方法として、当院では先進のアレルギー検査機器を用います。手の指先から1滴だけ採血して院内の検査機器で測定すると、30分後には41項目ものアレルギーを引き起こす物質、つまりアレルゲンに対する反応の度合いが判明します。原因を特定して、それを除去・回避して生活することが治療の第一歩。検査は、チクッとする程度で痛みが少ないので0歳児でも検査可能です。41項目の中にはさまざまな花粉、ダニやほこり、カビのほか、鶏卵や牛乳、小麦など食べ物の項目も含まれますが、結果が陽性であっても必ずアレルギー症状が出るわけではありません。特に食べ物について自己判断で除去しないようにしてください。

検診・治療START!ステップで紹介します

1問診を受ける
はた眼科 問診を受ける

来院後まず問診票に記入する。症状の内容、いつ頃から始まったか、毎年同じ時期に繰り返すかどうかなど、できるだけ詳しく書くことが診断の精度を高める。医師による問診では、症状の特徴や生活環境について詳しく確認される。かゆみなどの症状が長期間にわたり繰り返されているならアレルギー性結膜炎、目やにや充血などの症状が突発的に起こったのであれば感染性結膜炎の可能性が考えられる。

2必要な検査を受ける
はた眼科 必要な検査を受ける

スリットランプと呼ばれる細隙灯(さいげきとう)顕微鏡を使って目の状態を詳細に観察し、必要に応じて、採取した血液から約40種類のアレルギーがわかる検査装置を使ったアレルゲン検査も実施される。子どもの頃に検査を受けてアレルギーがなかったとしても、成長とともに新たなアレルギーが発症することは珍しくなく、「自分はアレルギーがない」という思い込みは禁物。症状が気になったときには改めて検査を受けよう。

3診断を受ける
はた眼科 診断を受ける

アレルギー性結膜炎の中には、スギやヒノキなどの花粉が原因の季節性アレルギー性結膜炎と、ダニやハウスダストが原因の通年性アレルギー性結膜炎のほか、子どもに多く重症化しやすい「春季カタル」、ソフトコンタクトレンズを長期間使用している人に起こりやすい「巨大乳頭結膜炎」などがある。春季カタルや巨大乳頭結膜炎は進行すると、目の表面に傷がつき視神経に影響を及ぼす恐れがあるため、早期受診が求められる。

4治療を進める
はた眼科 治療を進める

診断が確定したら、症状の程度に応じた治療薬、例えば抗アレルギー点眼薬、弱いステロイド点眼薬、まぶたの上に塗る眼瞼クリームなどが処方される。アレルゲンにさらされる期間中は症状が出るので長期的な処方を行い、くしゃみや鼻水など目以外の症状がある場合は、飲み薬を追加することも可能。同時に、アレルギーの原因となっている物質を除去・回避する生活を心がけることも重要だ。

5経過観察
はた眼科 経過観察

定期的に経過を確認しながら、薬の種類や量を調整していく。症状が落ち着いていれば現在の治療を継続し、まだかゆみが残るようであればステロイドや飲み薬を追加するなど、個々の状態に合わせた対応が行われる。季節性アレルギー性結膜炎の場合は、花粉が飛散し始める約2週間前から点眼薬を使うと、本格的な花粉シーズンに症状をぐっと抑えることが期待できるため、翌年の花粉に備えて適切な時期に再受診するよう案内される。

ドクターからのメッセージ

秦 俊尚院長

アレルギー性結膜炎は、適切な治療を受ければ症状をコントロールすることが見込めます。早めに眼科を受診して、自分のアレルゲンを把握した上で適切な治療を始めることが、快適な日常生活を取り戻すためには重要な方法だといえるでしょう。アレルゲンが特定され、例えばスギ花粉などによる季節性アレルギー性結膜炎だった場合は、飛散開始の約2週間前から抗アレルギー点眼薬を使い始めます。一方、通年性アレルギー性結膜炎であれば、ダニ・ほこり対策として掃除の徹底や寝具の天日干し、カーペットからフローリングへの変更といった環境整備が有用です。目のかゆみや充血が気になり始めたら、早めに眼科にご相談ください。

秦 俊尚院長 はた眼科