清水 真 院長、田中 宏茂 先生の独自取材記事
整形外科星田クリニック
(交野市/星田駅)
最終更新日:2026/08/12
「整形外科星田クリニック」は、学研都市線星田駅から徒歩5分、レストランやスポーツジムなどが並ぶショッピングモールの2階に、2023年に開業した。白とオレンジの温かな色調の待合を抜けると、壁2面を全面窓とした開放的なリハビリテーション室が広がり、広々とした空間に13台のベットが並んでいる。開院より院長を務めるベテラン医師の清水真先生と、2026年に入職した若手医師の田中宏茂先生が二診制で診察を担当している。診察と同じ場所でリハビリを行うのが同クリニックの特徴だ。「星田の穏やかな土地柄や訪れる患者さんの温かさにほれ込んでいるんです」と、話す清水院長と田中先生。クリニックの強みやスタッフのチームワーク、これからめざしたい医療について、2人に話を聞いた。
(取材日2026年6月30日)
外来リハビリができる整形外科クリニック
お二人のご経歴と入職された経緯を教えてください。

【清水院長】医学部を卒業後、いくつかの総合病院に整形外科医として勤務し、さまざまな経験を積んできました。運動器に関する幅広い知識を修得した後は大学病院でリウマチの研究に関わっています。その後、舞鶴の整形外科単科病院に18年間勤務。2023年に当クリニックの法人である友広会が星田に新しくできた駅近くのモールに当クリニックを開設するのに合わせて入職しました。以来、当クリニックの院長を務めています。
【田中先生】友広会の理事長が医学部の大先輩であり、その縁で医療法人の活動内容や当クリニックについて興味を持ったのが入職のきっかけです。これまでに東京、京都、大阪の総合病院など複数の病院で整形外科医として勤務しておりました。友広会が複数のクリニックを展開していること、そして星田クリニックがリハビリ施設として充実した機能を持っていることに惹かれて入職し、2026年4月から勤務しています。
クリニックの特徴をお聞かせください。
【清水院長】田中先生がおっしゃるとおり、リハビリ施設の機能が充実しているところですね。総合病院では入院中に院内でリハビリができますが、町のクリニックの外来でリハビリを行っているところがこの近辺には少ないんです。また、当クリニックには理学療法士や柔道整復師が十数人在籍しています。こうした規模で運営しているクリニックは少ないと思います。
【田中先生】診察で超音波検査を積極的に使用しているところも特徴ですね。肉離れや捻挫などのケガや、肩が動かない、腕が回らない、というような主訴に対してもエコー検査を行います。医師や理学療法士の目とともに「第3の目」として超音波検査を活用して診断や治療方針の決定に用いています。
クリニック内でリハビリまで行えることのメリットは何でしょうか?

【清水院長】やはり医師の診断が迅速にリハビリチームに伝わり、施術がスムーズなところでしょうか。私たち医師とリハビリ専門職者間でコミュニケーションがとれるように心がけ、情報共有をするようにしています。私の経験上、大きな総合病院などでは整形外科医がリハビリ担当者の名前や顔を知らないことも多いので、現在は私としてもとてもやりやすいですね。常にスタッフ全体のチームワークを大切にしています。
【田中先生】リハビリに携わるスタッフから質問や相談を受けることがよくあります。どんな症状か、その患者さんはどんな手術をしたのか、リハビリ上で患者さんにできること、逆にしてはいけないことなど……皆さんすごく具体的に質問されます。治療に対するとても前向きな情熱を感じることができ、私も良い影響を受けています。
穏やかな地域で2人の医師の強みを生かして
星田駅周辺の印象はいかがですか?

【清水院長】いろいろな地域で働いてきましたが、これまでで一番気に入っているエリアです(笑)。自然が豊かで雰囲気も落ち着いていますし、何より来院してくださる患者さんたちの人柄がすごく温かい。開業の際に、入職するスタッフの面接に携わったのですが、面接に来られた人が「この辺りはとても穏やかでいい所です」と、教えてくれました。実際に院長としてこの町で働き始めて、それが本当だったことを実感する日々です。
【田中先生】それは私も感じています。環境がとてもいいですし、患者さんはもちろん、スタッフの人たちも含めてこの町の雰囲気に合った穏やかで優しい人が多いですね。昼間来院される患者さんはご高齢の方が中心ですが、夕方などにはスポーツで体を痛めた学生さんなど若い患者さんも来られますね。
清水先生が医師をめざされた理由を教えてください。
【清水院長】高校時代は理系だったのですが、どちらかといえば工学系や物理学系よりも生物学系が好きだった、というのがありますね。また、職業として考えたときに研究者よりも医師のほうが自分に合っていると感じたんです。ここで働くまでにさまざまな病院に勤務してきましたが、患者さんの近くでそのお人柄にふれて働き、自分も患者さんから学んできたことが多いので、この仕事を選んだのは正しかったと思っています。
医師として、それぞれどんなところを尊敬していますか?

【清水院長】田中先生はまだまだ若いのにとてもしっかりした考えをお持ちです。患者さんへの話し方も丁寧かつ的確で、どんな患者さんにも分け隔てなく対応されています。これまで医師は私一人だったので繁忙時などには対応に追われ困っていたのですが、二診制になったことで余裕が持て、頼りになる相棒ができたのでとても安心して働けています。
【田中先生】清水院長にはベテランの風格があり、院内で予想外のことが起きても常に冷静に対処されます。三十数年以上の経験を持つ大先輩と二診制で働けるというこの環境はとても貴重なもので、画像所見や治療方針に関してはいつも相談し、ご意見をいただいています。私こそ安心して働くことができています。
地域密着の医療・リハビリ拠点としていつまでも
先生方が診療の際に心がけていることは何でしょうか?

【清水院長】来院いただいたからには、ベストを尽くして診断する。それがこれまでの医師人生でずっと心がけてきたことです。診療ではできる限りのことをして、患者さんにはちゃんとご納得いただいて帰っていただく。自分で診断できない部分は正直にお伝えして、他の医療機関へつなぐ。医師がそういう態度を見せることで、患者さんに「またこのクリニックに来よう」と、思っていただく……そんな診療を続けていきたいですね。
【田中先生】患者さんの訴えることに真摯に耳を傾け、「主訴に向き合う姿勢」を大切にしています。外来でリハビリに来られている方の診療などは、他科で診療を受けられている病気や不調にも注意していますね。また、患者さんの年齢に関わらず一定の礼節を忘れないことも心がけています。
今後の展望を教えてください。
【清水院長】新たな取り組みとして、2026年の5月2日より訪問リハビリを始めました。先ほども申し上げたとおり、患者さんにはご高齢の方も多いため、外来でのリハビリが難しくなっている方もいらっしゃいます。地域のケアマネジャーなどとも連携を図り、より地域に密着したクリニックの活動として、訪問リハビリを積極的に行っていきたいと思います。この活動に備えてリハビリスタッフともミーティングを重ね、さらなるチームワークの強化に努めています。
読者にメッセージをお願いします。

【清水院長】今後は田中先生をはじめ、若いスタッフに当クリニックの未来を託していきたいと思っています。当クリニックが地域の皆さんに愛され続けていくことはもちろん、「この地域にあって当然」「なくてはならない存在」として、人々の暮らしにもっと溶け込んでいきたいです。そのために努力を続けていきます。
【田中先生】「同様の医療機関がこの近辺にないから」ではなく、「星田クリニックだからこそ、ぜひ行きたい」と、思ってもらえるようになりたいですね。地域の一員として、さらに愛されるクリニックをめざしていきたいと思います。

