医師・スタッフ・患者が
ともに取り組むリハビリテーション
OKP with Life クリニック
(さいたま市北区/大宮駅)
最終更新日:2025/07/01


- 保険診療
リハビリには、機器を用いて痛みの緩和をめざしたり、自主トレーニングを行ったり、理学療法士や作業療法士といったリハビリスタッフが関節可動域訓練を行ったりと、さまざまな形がある。「OKP with Life クリニック」がリハビリの目的としているのは、「患者が自分で動かせるようになること」だ。リハビリスタッフがマンツーマンでしっかりと体を動かし、今後の生活で取り入れられるようなアドバイスを提供。医師とリハビリスタッフは都度情報共有を行い、患者の意見も聞きながら、5ヵ月後にできるだけ痛みや動きが改善することをめざして治療を進めていく。「当院のスタッフは優しくて丁寧。宿題を出しながら、一歩一歩患者さんとともにゴールをめざしているんです」と話す岡野良知院長に、同院のリハビリの流れや特徴について聞いた。
(取材日2025年5月30日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qリハビリの目的を教えてください。
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A
当院では「患者さんが自分で動かせるようになること」を目的としてリハビリを提供しています。治療機器を用いて痛みの緩和を図ることも大切ですが、理学療法士や作業療法士といったリハビリスタッフが患者さんの体をしっかりと動かし、患者さん自身にもその動きをマスターしてもらって、自主的にリハビリに取り組んでほしいという考えです。リハビリを受けるに至る理由はさまざまですし、年齢も生活背景も異なりますが、いずれにしても動かしにくい状態になっています。リハビリスタッフから動かし方や注意点をお伝えし、それを患者さんの生活に取り入れていただくことで、できるだけ以前のように動かせる状態をめざします。
- Qリハビリの内容はどのように決まるのですか?
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A
まずは整形外科でエックス線や超音波などで検査を行い、痛みの原因を探ります。「リハビリが必要」と医師が判断した場合に理学療法士・作業療法士にリハビリをオーダーし、リハビリを開始することになります。痛みの原因や部位、患者さんの年齢や背景によってリハビリ内容は変わります。例えば学生さんなら、できるだけ部活を休まずにできる内容を考えたり、あまり体を動かせないご高齢の方は無理のない動きを取り入れるような形です。期間は5ヵ月が一つの目安となり、オーダーをもとにリハビリスタッフは5ヵ月後に痛みや動きが改善されるようにプログラムを立案。定期的に医師が状態を確認し、適宜情報を共有し、調整しながら進めていきます。
- Qこちらのリハビリの環境を教えてください。
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A
筋力を鍛えたり、関節可動域訓練を行ったり、伸び伸びと運動ができるようリハビリ室は広々とした造りです。ベッドは十分な数を用意しており、トレーニング用のリハビリ機器も各種そろえています。自然と体を動かす習慣を身につけられるよう、リハビリスタッフから宿題を出すこともあるんですよ。また通院が困難な方に対しては、訪問診療や訪問リハビリで対応。起き上がりや立ち上がりなど日常生活を送る上で必要となる動作の練習、また身体機能維持や改善のためのリハビリを提供しています。治療後に訪問リハビリを利用し、通院できるようになったら通所リハビリテーションに切り替えるということも可能です。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1医師による問診・ヒアリング
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まずは整形外科の医師の診察を受ける。同院の整形外科は月曜から土曜まで受診可能だ。問診では痛みの起こる箇所や、どのようなときに、どの程度痛むかなどを医師が確認。症状により日常生活に支障を来していることがあれば、それも医師に伝えておこう。
- 2検査と診断
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エックス線や超音波などを用いた検査を行い、問診の内容と併せて痛みの原因を探る。整形外科の疾患では必ずしもリハビリが必要になるとは限らない。薬だけで治療を進めるか、リハビリも取り入れていくかなど、医師の診断に基づいて治療方針が決まる。
- 3リハビリプログラムの決定
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診断の結果「リハビリが必要」と医師が判断した場合に、所見をもとにリハビリの処方箋が発行される。理学療法士や作業療法士といったリハビリスタッフが、その処方箋をもとにプログラムを立案。患者への説明後にリハビリ開始となる。
- 4リハビリの開始
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同院には広々としたリハビリ室が用意されている。フリースペースで歩行練習をしたり、リハビリ機器を使って自主トレーニングをしたりと、年齢や症状に合わせたリハビリが可能だ。ベッドも十分な数が用意されており、リハビリスタッフがマンツーマンで関節可動域訓練などしっかりと体を動かし、自宅でも取り入れられるような運動のアドバイスも行う。
- 5定期的な診察と状態の確認
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その後も定期的に整形外科を受診し、薬やリハビリの効果を医師に確認してもらう。リハビリの期間は5ヵ月が一つの目安。医師とリハビリスタッフは都度情報共有を行い、患者の意見も聞きながら、5ヵ月後にできるだけ痛みや動きが改善することをめざして治療を進めていく。