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竹元 暁 院長の独自取材記事

たけもと整形外科

(一宮市/新木曽川駅)

最終更新日:2024/01/29

竹元暁院長 たけもと整形外科 main

西尾張中央道沿い、飲食店が立ち並ぶにぎやかなエリアにあるのが「たけもと整形外科」だ。ゆったりとした敷地には、クリニックや薬局などが軒を連ね、医療モールさながらの利便性を備えている。竹元暁院長は、北海道や神奈川などさまざまな地域で勤務医として研鑽を積み、一宮西病院での診療経験も持つ医師。「手術が必要になる前にできる治療がある」と考え、2023年6月に開業した。またリハビリテーション室を大きく設け、リハビリの充実にも力を入れている。「適切な診断にこだわり、わかりやすい説明で応えたい」と語る院長に、注力する治療や今後の展望について聞いた。

(取材日2023年7月6日)

手術が必要になる前に、できる治療がきっとある

ご出身は北海道とお聞きしました。

竹元暁院長 たけもと整形外科1

はい。大学も北海道で医学部卒業後は麻酔科に進み3年間勤務しましたが、整形外科医としては神奈川で診療経験を積みました。その後、ご縁があって一宮で働くことになり、そのままこの地に開業しました。私はいろいろな地域に暮らしてきましたが、その中でも、一宮は本当に暮らしやすい場所ですね。名古屋にも近いですし、緑も多いです。北海道育ちの私には、自然が近くにあるこの環境が、落ち着くのかもしれません。この場所は幹線道路沿いで飲食店も多く、アクセスもしやすいのではと思います。同時期にお隣の内科クリニックも開業したので、薬局と合わせて医療モールのように活用していただけたらと思います。

整形外科医を志されたきっかけを教えてください。

大学卒業後、麻酔科の初期研修で、手外科で知られる先生の再接着術を見たのがきっかけです。切断された手指をつなぎ直す手術なのですが、顕微鏡を覗き血管や神経を冷静に縫合していく先生を見て、自分もこんな治療ができるようになりたい、と思うようになりました。人の体は、もちろんどの部位も大切ですが、特に手は細かい作業をするために重要な部位です。手の細かな解剖や多様な疾患を学び、適切な治療ができれば人の役に立てるはず、と思いました。整形外科では、まず四肢外傷や人工関節手術などについて経験を積みました。その後は浜松で手の治療が盛んに行われている病院へ毎週手術見学に行くなど、手外科についての勉強を重ねました。勤務医の間は多種多様な手術を担当しましたが、「回復して元の生活に戻っていく患者さんの姿が見たい」という気持ちが原動力になったと思います。

開業された理由についても教えてください。

竹元暁院長 たけもと整形外科2

勤務医時代は、手術・治療を繰り返す日々でした。ただ、総合病院を受診しても手術を受けるほどではない患者さんも多くいらっしゃいました。実際、整形外科の患者さんの全体数から見ると、手術に至る方はそこまで多くはないです。なぜなら、手術が必要になる前に、薬やリハビリといった適切な治療やケアが受けられれば、多くの症状は改善が見込めるからです。つまり、症状が悪化する前に、より多くの患者さんを治療することが大切だと思うようになりました。開業したのは、そうした需要に応えるためでした。当院では、リハビリ室を広く設け、超音波治療器、低周波治療器、自動間欠けん引装置、温熱用パックなど設備を充実させ、リハビリに力を入れています。「ちょっと違和感がある」「少し痛い」「気になっている症状がある」という患者さんにも気兼ねなく来院いただき、より早く治療を始めたいですね。

「手の治療」の専門家として、適切な治療・診断に注力

院長のモットーを教えてください。

竹元暁院長 たけもと整形外科3

適切な診断と、わかりやすい説明を心がけることです。持てる知見を生かしてきちんと診断するのは当然ですが、患者さんが理解し、納得できることも大切です。整形外科は子どもから大人まで幅広い年齢の方がいらっしゃるので、それぞれの理解度に応じて言葉を選んでお話ししています。そうすると、やはり時間がかかるので、後に続く方をお待たせしてしまうこともあります。時間が読みきれない部分もあるので、ウェブでの予約は順番予約にしています。また、お待ちの患者さんに向けて、待合室のモニターに手の疾患についての動画を流したり、自由に見ていただけるパンフレットを置いています。丁寧な説明と待ち時間の短縮を両立させることはなかなか難しいですが、少しでも快適に過ごしていただけるように工夫をしつつ、一人ひとりの患者さんと向き合っていきたいですね。

手の疾患というと、患者さんはどのような症状で来院されますか?

最近はインターネットで検索して、「手」をキーワードに訪ねてくださる患者さんもいてありがたいのですが、手の疾患と聞いてもピンとこない方は多いかもしれませんね。一番身近なものといえば、腱鞘炎でしょうか。昨今は特に、スマホやパソコンを長時間使われる方が増えているので、手を痛めてしまうケースが少なくないんですよ。何とか生活はできるけれど、痛みがひどかったり、動かしづらかったりが続くとQOL(生活の質)が低下します。その他にも特殊な病気の場合があるので、手が痛い、動かしづらい時には自己判断で済ませずに、ぜひ一度ご来院いただきたいですね。

手を専門とされている先生なら、患者さんも安心して相談できそうですね。

竹元暁院長 たけもと整形外科4

手というのは、他の人体の部位と比べて小さな部位ではありますが、腱や骨、神経、血管などさまざまな組織が入り組んだ複雑な構造をしています。そのため、治療が難しい側面があり、患者さんからのニーズはあるものの、手を専門として診ている医師は少ないと思います。私は、大学病院やその他複数の関連病院、一宮西病院などで長年、手外科治療に携わり、その経験を生かした適切な診断、治療に努めてきました。ですので、手術が必要な状況かしっかりと見極め、必要に応じて病院をご紹介することもできると思います。手の痛みや変形などにお困りで、どこを受診すればよいかわからないという方は、まずご相談ください。

高齢者に多い骨粗しょう症には、早めの介入が肝心

骨粗しょう症の治療にも力を入れていると伺いました。

竹元暁院長 たけもと整形外科5

高齢化が進み、骨粗しょう症は今や身近な病気になりました。これは運動不足や加齢、閉経などによって骨が脆くなり、骨折しやすくなる病気です。高齢の方が骨折をして入院すると、そのまま寝たきりになることもあれば、身体機能が衰え亡くなってしまう例もあります。「年を取れば骨が脆くなるのは当然」と思わず、骨粗しょう症を疑って積極的に治療を受けてほしいと思います。骨粗しょう症はなかなか自覚症状が出にくいですので、検査をしなければ発見が難しい病気だと考えます。50代以降の方は年に1回は検査を受けてほしいですね。一般的に簡易的なスクリーニング検査を行う際は手やかかとの骨を調べますが、当院では背骨や脚の付け根の部分の骨密度を測定し診断します。必要に応じて血液検査も行います。人間の骨は部分によって骨密度にばらつきがありますので、きちんと検査・診断することが重要です。

骨粗しょう症の検査や治療についても教えてください。

当院にある骨密度計はエックス線検査装置の一種であり、予約なしで当日すぐに検査できます。他の症状の治療で来院された患者さんが、ついでに検査を希望することも多いですよ。時間も短く、負担も抑えた検査なので、半年から年に1度は受けて、継続して経過を見守れると良いですね。検査の結果、骨粗しょう症だった場合には治療をしますが、軽度であれば食事や運動習慣の改善から試みます。また、薬が必要な場合は飲み薬や注射での治療を行います。こうした治療で骨密度の改善がある程度見込めますから、ぜひ早めに治療を始めていただけたらと思います。骨が折れてから気づくのではなく、先手先手で症状の改善に努め、年を取っても骨折のリスクが少ない状態を保ってほしいです。

地域の方へのメッセージをお願いします。

竹元暁院長 たけもと整形外科6

整形外科の診療範囲は全身に及びます。「こんな症状で相談しても良いのか」と悩まず、違和感や痛み、不安があれば、気軽に訪ねてください。発達が気になる子どもから、スポーツをされる小中高生や大人、体の痛みや動かしづらさに悩んでいる方、そして高齢の方まで、老若男女のお悩みにお応えしたいですね。理学療法士と作業療法士を配置して、リハビリにも注力していますので、ぜひご活用ください。また、高齢の方は骨密度の検査を定期的に受けて、骨粗しょう症の予防・改善に取り組んでいきましょう。骨密度が年齢とともに低下するのは自然ですが、その変化を毎年観察することで治療方針が見えてきますし、然るべきタイミングで治療もできます。ご来院の際は、骨密度検査も「ついでに」受けていただきたいです。

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