自分の歯を長く使い続けるために
有用なインプラント治療を
てらい歯科クリニック
(茨木市/南茨木駅)
最終更新日:2025/03/05


- 自由診療
病気やケガで歯を失ったときに、治療選択肢の1つに挙がるインプラント。周囲の歯に負荷をかけずしっかりと噛めるといったメリットが期待でき、見た目の美しさも特徴だ。ただ治療結果に対するネガティブなイメージや費用面から、歯を失っても「自分には関係ない」と避けてしまう人も多いのだという。「てらい歯科クリニック」の寺井浩之院長は、インプラントや歯周病が専門で、難症例や先進の治療を行うクリニックで腕を磨いたスペシャリスト。インプラントの強みをよく知るだけに「残ったご自身の歯を守るためにも、インプラントについて知ってほしい」と話す。患者の人生に寄り添いながら、口腔や全身の健康を支えるインプラント治療をめざす寺井院長に、インプラントの特徴や口腔内で期待できる役割、同院の治療方針などを詳しく聞いた。
(取材日2024年1月23日)
目次
次々に歯を失うリスクを回避するために、年齢を問わず1本欠損の時点でもインプラント治療の検討を
- Qインプラント治療にはどういった特徴があるのでしょうか。
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A
▲インプラントは見た目だけでなく機能面にも優れている
虫歯や歯周病、あるいはケガなどで失った歯の代わりとして使われるのが、部分入れ歯やブリッジ、そしてインプラントです。部分入れ歯では歯茎や周囲の歯に留め具をかけますし、ブリッジでは失った歯と周囲の歯をつなげるかぶせ物をつくり、周囲の歯を削って固定します。これに対してインプラントでは失った歯の下にある顎の骨に人工の土台を埋め込み、そこへ人工歯を取りつけます。このため部分入れ歯やブリッジのような周囲への影響が少なく、土台があるのでしっかりとした噛み心地が期待できますし、見た目も天然の歯のようにすっきりとしています。骨や歯茎が不足していても、それを補うための治療によって治療ができる可能性もあります。
- Qでは、インプラントが向いているのはどのような人ですか?
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A
▲安心・安全な治療を届けられるよう尽力している
1つは、失ってしまった歯がある方です。複数の歯がない場合はもちろんですが、特に奥から2本目の歯が1本だけないという場合には、ぜひインプラントを検討してほしいと思います。なぜなら、その歯を抜くことになった原因が残ったまま、ブリッジや部分入れ歯で周囲の歯に負荷をかけ続けると、数年後にはそれらも失ってしまう可能性が高まるからです。ドミノ倒しのように歯を失う連鎖を何とか食い止めるために、1本目の欠損をインプラントで補うことをめざすことには、非常に大きなメリットがあると思います。また、治療を繰り返している歯があったり部分入れ歯に満足していない方も、インプラントを検討するメリットは非常に大きいと思います。
- Q先生はインプラント治療と歯周病がご専門だそうですね。
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A
▲経験豊富な院長が、患者一人ひとりに合わせて丁寧に治療を行う
もともと歯周病治療に関心がありましたが、開業前の6年間は、歯科医師のスタディーグループを主宰する瀧野裕行先生のクリニックで勤務。インプラントや歯周病などの難症例と向き合い、手術経験を重ねて先進の技術や手技を習得しました。ですから開業にあたっても、同様の治療ができる手術室やマイクロスコープなどの設備をそろえ、ここで検診から複雑な手術まで行えるようにしています。一方で歯周病の治療経験から、患者さんご自身の歯を残すことの重要性も切実に感じています。ですのでインプラント希望で受診された患者さんでも、まずはご自身の歯を残すための治療法を模索し、その上で他の歯を守れるようなインプラント治療を提案します。
- Qインプラント治療を受けるクリニック選びのポイントは?
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A
▲患者の負担を軽減できるよう、デジタル技術も活用
インプラントでは、顎の骨や歯茎に及ぶ大がかりな処置が必要です。また、ご自身の歯と同じように噛むためには、適切な噛み合わせや歯並びに関する知識も欠かせません。ですから、「歯を補う」ことをめざすだけでなく、インプラントが必要となるに至った口腔内の問題点に目を向け、骨や歯茎に関する知識と技術、診療実績のあるクリニックで、治療を受けてほしいですね。また最近では、高齢の患者さんでインプラントのメンテナンスが十分にできなくなるといった問題も指摘されています。患者さんのライフステージに寄り添った治療方針を立て、施術後も定期的なメンテナンスなどで長くサポートしてもらえることが、より望ましいと思います。
- Q貴院のインプラント治療の特徴を教えてください。
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A
▲患者が理解、納得して治療を行えるよう、丁寧な説明を行う
私は患者さんご自身の歯をできるだけ残したいと考えています。なので「他院で抜歯とインプラントを勧められた」という患者さんでも改めて検査を行いますし、実際に歯を残せることも考えられます。最初からインプラントありきではなく、ご自身の歯を長く使うことを目標に、インプラントはなるべく少ない本数を効果的に埋入していきたいですね。このような姿勢で診療を行いますので、治療方針のご提案までにはやや時間を要しますし、「なぜインプラントが必要になってしまったか」というところまでさかのぼり、長い時間かけて説明を行います。「インプラント治療をすれば解決」ではなく、将来のお口のトラブルを減らすインプラント治療が目標です。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/40万円~、骨造成/5万5000円~
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。